空の中 (角川文庫 あ 48-1)/有川 浩- ¥740
- Amazon.co.jp
ライトノベル界でデビューした有川浩さんがハードカバーで出した初めての作品です。
今回、文庫で出たので買いました。
いやぁ、めっちゃ、おもしろかったです。
アメリカのSF映画的なスケールのでかさ。
ストーリーの構成もいいし、登場するキャラもまたいい。
うーん、でも、内容についていろいろ書きすぎるとネタバレになりそうなので、裏表紙の解説を引用するにとどめておきます。
200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?
一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは - すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテイメント!!
とにかくどっぷりのめりこんで読めてしまう一冊です。
最後に付け加えられた特別書下ろし、「仁淀の神様」、これもまたいいんです。
本編に登場するキャラや背景がいいからこそ生まれる一編ですね。
哀愁たっぷりで、心地よい余韻を残します。