新書365冊/宮崎 哲弥- ¥840
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私は本の中でも新書を好んで読んでいます。
手軽に知的好奇心を満たしてくれるところが新書の魅力ですが、最近は、各出版社も新書に力を入れているのか、装丁もおしゃれになり、とっつきやすいテーマのものも増え、より身近に楽しめるになりました。
ただ、それはそれでいいことなのですが、以前に比べると全般的な傾向として中身の質が低下しているような気がします。
このことについては、この本の最後で宮崎氏自身も指摘していますが、読む側にとって手軽になった分、書く側も手軽に書いているのでしょうか、読んでみてもとりたてて新たな発見もなく、ありきたりで浅い内容の本にも結構出くわします。
しかし、読む側としては、手軽とはいえ1冊700円前後するわけですし、読むために数時間を費やすわけですから、できるだけ外れは引きたくないものです。
ということで、なるべく衝動買いは避け、Amazonの書評などを参考にしながら選んでいるのですが、宮崎氏のこの新書書評集も今後の新書選びの一助になりそうです。
「Best」、「Better」、「Worst」とランク付けしているところがわかりやすくていいですね。
「Worst」に挙げられる著者はたまったもんじゃありませんが^^;