先日のキャンプの帰りに、備前市のJR伊部駅前にある備前焼伝統産業会館 に備前焼を見に行きました。
ここには備前焼の窯元、陶芸作家の作品を一手に集め、備前焼の展示販売を行っている施設です。
やきものというのは、大抵1つの産地にいくつもの窯元があり、こういった窯元を訪ねて歩いて気に入った器を探すのが本来の楽しみ方なのでしょうが、はじめて訪れるやきものの産地の場合はどこへ行っていいものかよくわからないものです。
また、じっくり窯元を巡る時間もないこともあります。
そういうときにこういう施設があると便利でありがたいですね。
備前焼というのは、無地、無釉の非常にシンプルなやきもので、釉薬や絵付けを多用する他のやきもののような華やかさが全くありません。
それゆえに一般的には地味で面白みに欠けるという印象を持たれるのではないでしょうか。
(ビアカップにすると、きめ細やかな泡が立ちビールが美味しくなるという評価は別にして^^)
しかし、私はこういうやきものも結構好きです。
土の成分の違い、窯の中での器の置き方、炎の回り方などによって現れる様々な窯変が何ともいえない味わいを醸し出していて非常に魅力的に感じます。
今回買った珈琲カップも非常にシンプルなデザインですが、素朴な味わいがなかなかです。
使い込むほどに味が出てきそうな感じがします。
さて、これで全国各地のやきもの珈琲カップコレクションは2年ぶりに増えてようやく5個。
何かのついでで買ってくるだけではなかなか増えませんが、地道に集めよう^^;