このあいだから友人に借りた「涼宮ハルヒの憂鬱
」に始まる「涼宮ハルヒシリーズ」を読んでいます。
コミックじゃありませんよ、小説の方です^^
(何の言い訳でしょう...)
この「涼宮ハルヒシリーズ」は、普通の高校生”キョン”(本名不詳)が、高校入学早々、「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」というぶっ飛んだ自己紹介をかました少女”涼宮ハルヒ”に出会うところから始まるドタバタ学園ストーリーです。
で、ストーリーはまずおいといて、その舞台設定ですが...
作者の谷川流氏が西宮北高校出身ということもあって、仮名にこそしているものの、西宮北高校を始め、西宮北口駅周辺、甲陽園駅周辺など、西宮を中心にしているのです。
小説では文章中の風景の描写から想像することしかできないのですが、昨年放送されたテレビアニメのほうでは実際の風景を忠実に再現していたようで、それを舞台巡りなどと称してマニアが熱心に捜し歩いた成果がネットでたくさん公開されています。
ということで、私も高校こそ違うものの西宮で学生生活を送ってきたため郷愁を感じながら楽しめるのではと思って読み始めたのですが...
その程度の予備知識しか持たずに手をつけるというのも迂闊というか何というか...
この小説、「ライトノベル」というジャンルに属するものなんです。
その定義はあいまいなものらしいのですが、大雑把に言うとアニメ調のイラストなどを多用しながら軽いタッチで描かれる若者向けの小説ということのようです。
ということで、カバーからアニメ調なわけですが、小説の中のキャラ設定もやはりアニメ調なんです。
しかも、完全無欠の”萌えキャラ”が登場します^^;
ハルヒ自身に「基本的にね、何かおかしな事件が起こるような物語にはこういう萌えでロリっぽいキャラが一人はいるものなのよ。」と言わせ、身包み剥いでバニーやメイドなどのコスプレを強要させるという、A-Boy達のハートを鷲掴みにするあからさまに萌え萌えなキャラ設定と演出です。
別にそっち方面には興味のない私でさえ、不覚にも「萌え~」な心地になってしまいます。
いやはや、参りました...
10代の頃に出会っていたら、アキバ系まっしぐらだったかもしれません(笑)
とまぁ、そういう演出もあって、そちら方面で人気を博している作品のようなのですが、そこに目を瞑れば(いや、まぁ...それなりに楽しんでもいいのですが)、ストーリーそのものもかなりぶっ飛んだSFチックな妄想ワールドが展開されており、なかなか楽しめます。
たまにはこういう小説もいいかもしれません。