【フリーランスの家】フリーランスにおすすめの金融機関3タイプ
フリーランスにとって、住宅ローンの「どの銀行で申し込むか」は非常に大きなポイントです。
同じ収入・同じ物件でも、金融機関によって審査の通りやすさが大きく違うからです。
ただし注意しておきたいのは、銀行の審査基準や金利は日々変動し、「絶対にここが有利」という銀行は存在しないこと。
あくまで、“一般的な傾向”として相性が良いと言われる3タイプをご紹介します。
① フラット35系(公的支援型)――“数字の安定性”を評価
フリーランスにとってまず検討したいのが、長期固定金利で知られる フラット35。
雇用形態に左右されにくく、“確定申告書の数字”を中心に審査される点が魅力です。
メリット
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全期間固定で返済が安定
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雇用形態よりも所得の安定性を重視
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勤務先規模を問わない
注意点
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金利は金融機関ごとに異なる。初期金利がやや高めになる場合もある
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物件の技術基準に適合する必要がある
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審査には3年分の申告書など、提出書類が多め
フラット35は「フリーランスだから不利」という判断が入りにくい一方で、金利条件は“どの金融機関で申し込むか”で大きく変わることを知っておきましょう。
② 地方銀行・信用金庫(地域密着型)――“対話による評価”の余地あり
地方銀行や信用金庫は、地域密着で個別の事情を丁寧に見てくれる傾向があります。
フリーランスでも、事業内容や収入の背景を説明することで、前向きに検討してもらえるケースがあります。
メリット
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書類だけでなく事業の実態も見てもらえることがある
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担当者との信頼関係が築きやすい
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相談しやすい距離感
注意点
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“担当者次第”の要素が強く、誰に当たるかで結果が変わる
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金利や団信条件が大手より不利になる可能性も
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審査が柔軟なわけではなく、慎重な行内も多い
特に大切なのは、複数の金融機関に相談し、相性の良い担当者に出会うこと。
“地域の目線”が働くことで有利になることもあれば、慎重に扱われることもあります。
③ ネット銀行・新興系(効率重視型)――“コストと速度”は魅力だが…
金利の低さとオンライン完結が魅力のネット銀行。
働きながら家づくりを進めたいフリーランスにとって、手軽さは大きなメリットです。
メリット
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金利が低い傾向
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手数料が安い
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手続きが早い、オンラインで完結
注意点
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審査はとても厳格。数字のブレがある人は不利
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対面相談が基本的にできない
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融資実行まで時間がかかることがある
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質問・交渉がしづらい
ネット銀行は、「確定申告の数字が安定している人」には最適ですが、
数字にバラつきがあるフリーランスの場合は、落ちる可能性が高めです。
まとめ:3タイプの特徴を理解し、“自分に合う銀行”を選ぶ
フリーランスにとって、銀行選びは「運」ではなく「戦略」です。
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数字の安定性を評価してほしい → フラット35
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人と対話しながら進めたい → 地方銀行・信用金庫
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最低金利と効率を重視したい → ネット銀行
ただし、いずれの金融機関も審査基準や金利は日々変わるため、最新情報を必ず確認することが大前提です。
フリーランスだからこそ、家づくりには“戦略”が必要です。
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