こだわりと予算とのバランスについて② | 建築家との家創りって?

こだわりと予算とのバランスについて②


昨日から、こだわりと予算調整について
お話しています。

予算調整っていうと。。
なんとなくネガティブな印象を持つ方が
多いのですが、捉え方しだいなんです。

こだわりにしっかりと優先順位をつけて
財布と相談しながら進めていけば、
ポジティブにスムーズにバランスが
取れていきますよ。

当たり前な内容なんですけど、
意外とネガティブになって、うまくいかない
方もいるようなので、ご注意くださいね。

今日は、そもそもなんですけど。
予算を構成している、見積について
いくつかお話していこうと思います。

これまでに、いろんな見積書を見る
機会に恵まれてきました。

私が設計した内容で、工務店に作成して
もらう見積書だと、こんな感じ。

ザックリした言い方になりますが、
50-70枚くらいのヴォリューム。

全体の取りまとめた金額をスタートに
各種工事ごとに、分かれて金額が出ています。

さらに。
各々の中に、工事項目、その数量、単価があって
それを積み上げて合計金額を出しています。

どんな工事があるのか
どれくらいの規模なのか
いくらなのか

それがわかるようになっています。

見積書って。
単に、金額だけが大事なのではなくて、
その内容も大事なんです。

特に。
標準的な仕様があって、それをアレンジする
というのではなく、注文住宅として、
いろんなことを自由に決めていく場合には、
こういった詳細な内容があった方がよいです。

私の場合、見積を拝見したら、質疑をたくさん
出すのですが。。

その内容って、金額のことというよりも、
この工事をするなら、これってなくていい?とか
これって抜けていませんか?とか。
数量って、多く(少なく)ないですか?

そんなことばかりです。

見積で金額ばかりに目がいく設計士だと、
そういうことじゃなくて。。

他社や過去の見積と、単価を比較して、
単価が高くないかを確認したりするみたい。。

単価って、相場観はあるものの、
会社によって、違って当たり前ですし、
このインフレの時代に、過去と比較することって
あまり的を得ているとは思えません。

話が逸れてしまいましたが。
しっかりと工事が想像できるような見積書だと
こだわりとの調整する時にも役に立ちます。

でも。それ以外にあるの?
って思ったかもしれませんが、その辺は
明日に続きます。