子供部屋もいろいろ考えたい⑤ | 建築家との家創りって?

子供部屋もいろいろ考えたい⑤

昨日までは、子供部屋の広さについて
いろいろお話ししていました。

6帖あればいいよね。
なんて。。そうでもないかもしれません。

仮に、部屋を小さくするとしても、
予め、どんな暮らし方をしてもらうのか
しっかり考えておくといい。

どんなふうに小さくしたのか。
事例をいくつかご紹介しましたよね。
参考にしていただけたら幸いです。

今日は、子供部屋の話なのですが、
少し違う切り口でお話していきます。

突然ですけど。
2階がプライベートなスペースにするとして、
子供部屋を配置するとしたら。。

みなさんは、どの方位に配置しますか?

そりゃあ。
子供に一番いい場所で過ごしてほしいから
出来るだけ、南側がいいよね。

そうそう。
日当たりがよくない場所だったりすると、
寒そうだし、快適でなさそうだから、嫌かも。

例えば。
仮住まいのマンションを想像しながらだと、
北側の部屋を子供部屋って、考えにくいから。

なんてお話をよく聞きます。

もちろん、子供部屋を日当たりのいい南側へ。
それも一つの考え方としていいと思います。

北側の部屋って、なんだか寒い。
これって、冬のことだけ見てますよね。

逆に、夏であれば、直接日が差さない分
日射熱で部屋が暑くなるのを抑えることが
できますよね。

実は、北側=寒いっていう感覚って。。
しっかりと断熱気密がされた家では、
今ほど感じることはなくなると思います。

なので。
どちらかというと、夏の日射熱を考えて
想定しておく方がいいかもしれません。

そもそも、マンションの北側が暗くて、
寒い感じがするのって。。

北側に共用廊下があるので、光が入りにくく、
あまり断熱性が高くないこともあって、
どうしても、室温が下がりがちだからなんです。

なので。
ここ最近のしっかりと断熱した家であれば、
直接光が入らずとも、底冷えは感じないはず。

しかも。
北面にある窓を、共用廊下を介さず、
直接光が入ってくるようにするとしたら。。

実は、北側が、子供部屋として、
とてもいい条件になったりするんですよね。

特に。
北側の光って、間接光なので、直接光みたいに、
光に強弱がなくて、安定しているんです。

なので。勉強も集中できるでしょうね。

昔の工場で、ノコギリみたいな屋根の場合って、
北面から光を取り入れる仕組み。

だって。光が安定しているから。

あれ?
南じゃなくて、北なの??
それ以外はどうなの???

明日はその辺についてお話します。