スタディーコーナーどうする?④ | 建築家との家創りって?

スタディーコーナーどうする?④

昨日は、スタディコーナー周りについて。

カウンターの奥行や正面壁の使い方、
どんな照明がいいのかといったこと。

単にカウンターを付ければいい。
そんなことでもないんですよ。
そんなお話しでした。

今日は。
ダイニングスペースの一角にカウンター
といったカタチではないスタディスペースの
お話しをしておきたいと思います。

スタディコーナーがここ最近大きく
変化しました。

なんとなく、みなさんにも想像がつきますよね?

そうそう。
コロナの影響による変化なんです。

コロナによって、大きく変化したこととして、
在宅でのリモートワークが増えた方が多いはず。
(今では少なくなってきているようですが)

リモートで会議等をするとなると、
時間帯にもよりますが、ダイニング脇の
スタディコーナーでは、落ち着いてできません。
(全員がそうという意味ではないですよ)

そこで。
もう少し囲われた感じのスペースが好まれる
ようになって、こんな感じのスペースを
望まれる方が増えていきました。

どこかのスペースの一角ではなくて、
スタディスペースとしてある程度独立している。

ただ。
完全に切り離された印象ではなくて、
リビングやダイニングに向かって室内窓で
ゆるくつながっています。

音はある程度遮断しながら、気配は感じる。
そんなことをイメージしているわけです。

とはいえ。
室内窓があると、しっかり音を遮断はしにくいので、
ある程度しっかり遮音したい方は、窓なしで、
完全独立タイプのスタディールームにするケースが
多かったです。

ここまで広く確保できないけど、リモートは必要。
ということで、よくあったのは。。

主寝室の一角に、スタディコーナーを設けるカタチ。
ここまでくると、書斎コーナーといった方が
適切かもしれませんが。
 

いや、そこまで囲わなくていい。
そんな場合だと、LDKではなくて、
プライベートスペースをつなぐ廊下を広めにして、
その一角を共用のスタディコーナーにする。
という方もいました。

親が勉強を監視する(笑)
という目的は果たせませんが、スペースの有効活用
という意味では、なかなかよいかもしれませんね。

ただ。
廊下で勉強するなら、各自の部屋で勉強でも
いいのでは?と思ったりもしますね。


ということで。
いろんなスタディコーナーをご紹介しました。

そもそも、そういうスペースが必要なのか。
もし必要ならどこが便利なのか。
どんな造りこみが必要なのか。

その辺も考えながら、計画できると、
物置きにならずに済みそうです(笑)