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工務店通信 ~住まいの結婚相談所

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こんにちは。

マーケティングドクターの若松です。


 

前回は、話には順番があると言う話でした。

 

つかみ

主題

聞くメリット

自説

背景

本題

結論

初めの1歩

 

ぜひ、実践で使ってくださいね。


 

さて、今日は、初期接客には素人が向いているという話です。

 

あなたは驚くかもしれませんが、初期面談は素人のほうがが良いんです。

建物のことは知らない方が良いということです。

何故でしょうか?

 

それは、建物のことを知らないと、建物の質問をされた時に答えられないからです。

知ってたら答えますが、知らなければ答えようがありません。

だから、建物の話にならないんです。

 

でも、それでは心配ですよね。

お客さんが建物について質問しているのに、答えられない。

 

そこで、もし建物について質問されたら、次のように答えます。

「その点については後ほど詳しくご説明しますが、

 どうして○○さんはそれが気になるんでしょうか?」

質問に対して質問で返します。

 

なぜなら、建物の質問に答えると、その人の置かれている状況がわからないからです。

また、その質問自体がどれほど重要かも、本人に聞かないとわかりません。

 

ですから、何故それが聞きたいのか、その理由を聞かなければいけないんです。

 

と言うのも、私も以前、相談を受けた時は全部答えていました。

でも、

「あ~、そうですか」

と言う返事が多かったですね。

要は、そんなに関心があるわけではなく、単なる興味本位の質問だったんです。

 

また、専門的な質問に答えれば、更に分からないことが出てくる。

と言うこともありますよね。

そうなると、もう泥沼です。

本題になかなか入れず、結果も良くありませんでした。

だから、どうしてそれが気になるかを聞くことにしたんです。

 

見込み客の質問は、氷山で言うと水面上の見えている部分です。

全体は見えていないんです。

だから、それに対して答えると、相手が望んだ答えではないわけです。

 

でも、その質問が出るという事はその背景があるわけですよね。

水面下に隠れている部分。

それを聞き出さないと、相手が望んでいる本当の答えにならないんです。

 

例えば、構造について聞かれたとしましょう。

「おたくはどういう構造なんですか?」

もし、

「うちは~構造です」

と答えてしまうと、氷山の見えてるところを答えているにすぎません。

 

でも、

「どうして構造が気になるんですか?」

と聞くなら、

「○○ホームで□□工法が良いって言われたんですけど・・・」

「本で、△△工法が良いって読んだんですけど・・・」

「とにかく地震が心配なんで・・・」

など、色んな答えが返ってきます。

だから、本当の意図が分かると適切な答えも出せるわけです。

 

でも、見込み客は素人ですから、専門的なことを言われても理解できていません。

「あ~、そうなんですか」

で終わってしまいます。

 

そこで、

「じゃそれは、その時期になったらまた詳しくご説明しますが、ところで・・・」

と。

 

ちなみに、この「ところで」と言う言葉は非常に便利なんです。

話をそこで打ち切って、全然違う話に持っていくことができます。

 

でも、質問にちゃんと答えないのは失礼だと思っていませんか?

「その点については後ほど詳しくご説明します」

これが、一応答えなんです。

 

そして、理由がわかる質問をしてあげることで見込み客も納得します。

 

さて、「ところで」と言って、過去の話に話題を変えます。

住まいづくりのスタート地点を聞きだします。

「ところで、本気で家づくりを考え始めたのはいつのことですか?」

と、これは、過去の話の時に詳しく説明します。

 

建物の質問をされた時、大事なのはストレートに答えないこと。

それは、質問は全体の一部でしかないからです。

ですから、ストレートに答えると的外れになる場合が多いんです。

それで、見込み客を理解するために、スタート地点から話を聞苦必要があるわけです。

 

ただ、過去の話、未来の話を聞いている時、どうしても建物の質問がでます。

だって家を建てたいと思っているわけですからね。

 

頭の中は建物でいっぱいなんです。

だから気になったら、

「これはどうなんですか?」

って、その都度質問してくるんです。

 

しかし、間違ってもその質問に答えてはいけません。

もし、答えるなら話が前に進まなくなります。

 

と言うことなので、質問をされたら、

「その点については後ほど詳しくご説明しますが、

 どうして、それが気になるんですか?」

と、全体を知る質問をしてください。

そうしないと、本当に大事なことがわからないままプラン提案になります。

 

建物の質問ですが、問題はタイミングですね。

早すぎたらダメ。

遅すぎてもダメ。

ちょうどいいタイミングで答えなければいけません。

 

学校がそうですよね。

算数から数学と、だんだん難しくなる。

小学校1年生から数学の質問がでたとしたら、答えても理解できないでしょう。

だから、相手の状況がどの程度かがわからないうちには答えないことです。

これが、建物の話をしない理由です。

 

でも、本当に難しいんです。

どうしても、そういう質問に惑わされます。

知識があればあるほど、そのワナにかかりやすいんです。

つい、反射的に答えてしまう。

 

ですから、そういう質問をされたら指をつねるかなんかしてでも、

そこへ引きずり込まれないようにして下さい。

 

その点、素人であれば答えたくても答えられない。

だから、素人が向いているわけなんです。

 

野球でいうと先発です。

最後まで投げきれと言っているわけじゃないんです。

最初の役割だけ果たしてくれれば良いんです。

専門的なことは、知識を持った人が必要になったときに答えればいいんです。

 

先発の役目は、見込み客が置かれている状況、価値観、好みなどを知ることです。

また、ライバルの動向を聞き取ることなんです。

だから、建物の話は必要ないんですね。

 

今日は、初期接客には素人が向いていると言う話でした。

プロはどうしても建物の話になってしまうからです。

建物の話をしている限り、相手の状況を理解することはできません。

 

だから、ライバルを出し抜く満足いくプランが提案できないんです。

「その点については後ほど説明しますが、どうしてそれが気になるんですか?」

「ところで」

この2つで建物の質問をかわしてください。

 

次回は、初期面談には営業経験もないほうが良いと言う話です。


 

では、また。







 

追伸 「違い」

 

私たちが、他人とは違うという権利を失ったら、自由になる特権を失ってしまいます。

 

あるアメリカの心理学者によると

私たちは99.9%の時間、

「自分の意見、考えを防衛することを考えている」

そうです。

 

自分とは違う意見、考え、外見。

違うものに対しては、受け入れたくない感情が芽生えるのが私たち人間です。

 

しかし、自然や世の中をよく観察してみると、違いがあるからこそ、個が生きてくる。

もっと言えば存在することがわかります。

 

たとえば、もし、

世の中、すべての人が自分と同じ顔、肌の色、考え、すべてが全く同じだったら。

人類、社会、文化、何も存在しなくなりますよね。

まず思考も行動もすべてストップしてしまいます。

 

肌も、髪の色も、考えも違うからこそ、私たちの社会、文化が成り立っているのです。

色の白が生きるのは、黒や他の色が存在するからです。

男性が生きるのは、女性がいるからです。

明るさが生きるのは、暗さがあるからです。

 

そう観察していくと、自分と違う考え、自分と違う外見。

すべてウェルカムじゃないですか?

 

すべてを受け入れる。

容認する能力というのはその人の「器」です。

 

そして、すべてを少しでも受け入れる「器」が備わってくると、

ストレスを感じることが少なくなってきます。

 

自分と違う人がいるからこそ、今の自分が光るんだ。

そう考えたいですよね。

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   アーキプロジェクト株式会社 代表取締役 若松敏弘

 

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