9月2日
朝6時半、起床。
前日の酒が頭に残りながらも準備をして8時発のアウシュビッツツアーのバスに乗り込む。
乗客は約40人、僕ともう一人以外は欧米人。
クラクフ市内からアウシュビッツまでの1時間半余り、バスの中でアウシュビッツに関するビデオを見る。
そして、今回のガイドの語学力に驚嘆する。
どうみてもその辺にいる若い兄ちゃんなのだが、英語だけでなくスペイン語、ドイツ語を操って質問に答えていた。
9時半、オシフィエンチムに到着。
最初にアウシュビッツ強制収容所に入る。
朝早いのにもかかわらず、見学者でごった返していてポーランド人の中高生と思われる集団もたくさんいる。
“ARBEIT MACHT FREI”(働けば自由になる)とかかれた門をくぐると3階建ての囚人棟が規則正しく並んでいた。
ガイドに連れられて、主だった囚人棟に入って説明を受ける。
内部には強制連行され剃髪された何千人もの頭髪が部屋一杯に飾られている光景には言葉を失った。
これらは頭髪でカーペットを織るのに使用されたそうだ。
他にも何千何万という人々の靴やカバン、食器などが展示されていて、いかに多くの人々が連行されてきたのかを物語っていた。
そしてそういった展示する棟の廊下には連行されてきた人々の写真が壁を覆いつくすように並べられていいた。
もちろん悲惨さをあえて見せているのもあるかもしれないが、この場所で約150万人もの命が奪われたことに変わりはない。
他にも銃殺に使われた壁やチクロンBという劇薬を使ってガス殺人に使われた地下室を見学。
引き続きアウシュビッツから約2km離れたビルケナウ強制収容所にいく。
ここでは当時の囚人施設が保存されていて劣悪な環境での生活を送っていたことを示していた。
ビルケナウの見学後、バスで再びクラクフに戻ったのは午後1時半。
その後、市バスに乗り『シンドラーのリスト』の舞台にもなったカジミエーシュ地区に向かう。
ここはかつてユダヤ人のゲットーがあった場所で、シナゴーグや共同墓地などユダヤ人コミュニティの面影を感じることができる。
ただ、戦争でユダヤ人が減ったこともあり、地区の中央市は活気がなく、ひっそりとしている。
その後、旧市街まであてもなく歩き、街の雰囲気を味わう。
夜は洗濯や宿にあるプレイステーションに興じて過ごす。




