海外の景観について考えてみたいとおもいます。
2005年の2月のヨーロッパ旅行はウィーン、プラハ、ベルリンに行ったのですがど、そのときにふとおもったことがありました。
「どうしてこの景観を美しいとおもうのだろう?」
例えば写真はプラハとベルリンのものですが、プラハの景観を友達も「すごい!」といってたのに、ベルリンのときは、自分も含め特に感想を抱きませんでした。
おそらく、こうした西欧の街並みをみて感動するのは、
1、高さや屋根の色の統一された建物が整然と並び、それを日本ではなかなか目にできないこと
2、何百年も昔の建物と近代の建物が一緒に共存していること
3、街を流れる川とその川沿いの建物群がお互いの存在を引き立てるように視界が開けたりしていること
が要因なのかなーとおもっています。だとしたら、日本の街並み(渋谷駅前と新宿の高層ビル群)は醜いのか?個人的にはそうおもいません。
日本(というかアジア)の場合は街を歩いても先の建物がどんなのか予測できないスリリングさがあって、これはある程度行き先の建物(高さ・色)を予想できる西欧にはない楽しみであるからです。
では、日本の街並みを今後どう評価していけばよいのでしょうか?
というのも昨年「景観法」が制定され、これから建設する建物に周囲の景観を配慮するような規制がかかるようになる一方で、現在ある建物群をどうマネジメントしていくか、という問題があるからです。どの建物を保存してどの建物を壊すか、あるいは保存するならどういった基準で保存対象の建物を選定するのか、など。
近年「景観」という抽象的な言葉を耳にする中で、様々な疑問が出てきているこの頃です。


