3月6日 ~初体験~

朝7時過ぎ、チェックアウトしてベルゲン空港行きのバスに乗る。8時、空港に到着、とても小さい空港だ。

10時前に搭乗が始まるが、今度の飛行機は約50人乗りの小型機だ。

小型機に乗るときは、なぜかいつも落ちまいかと思い、恐怖感が増幅する。

11時半、再びコペンハーゲン・カストラップ国際空港に到着するも、荷物の受け取りに待たされる。

13時すぎの電車に乗ろうとしていたので、急いで乗車券売り場まで向かいハンブルク行きの乗車券を購入するも、次の便は15時38分だと言われる。

ただ、事前調査では1人1万円以上の出費を覚悟していたのに、“Special Offer”だとかで149DEK、約3000円で行けることになった。嬉しい誤算。乗車まで3時間近くあるので、予定を変更して帰国直前にも回るコペンハーゲン市内に出かける。

15時38分発車、車内は大変きれいで音もかなり静かだ。乗車率は6割程度か。

途中でデンマークとドイツの海で挟まれた国境に差し掛かると、なんと電車ごと船に乗り込み、気がついたら船の中にいた。どのようにして船に乗ったのかはよくわからないが、こんな体験は初めてなので興奮した。


20時10分すぎ、ハンブルク中央駅に到着。

ハンブルクはドイツ第二の都市、人口170万人。





9時頃、次の宿Schanzensternにチェックイン。

今回の旅行でこの宿だけはユースではなく、ゲストハウス。ドミトリーで1泊あたり19ユーロ。4人部屋だが、今夜は他に誰もいない。

その後、近くのスポーツバーに入り、チャンピオンズリーグを観戦。なんと4次元中継をしていたが、メインは“チェルシー対ポルト”と“リバプール対バルセロナ”。ドイツ人バラックが決勝点を決めても歓喜は上がらない。逆に、リバプールの勝利が決まると皆いっせいに歓喜の声を上げる。どういうことだ。

空腹のままビール瓶を2本空けたせいか、酔いが回る。店を出て軽食を食べながら宿に戻り、そのまま就寝。


3月7日 ~中世の面影~

朝7時半起床、朝食ビュッフェを食べて9時過ぎ出発。

今日は、まずハンブルクから電車で50分に位置するリューベックに向かう。

11時前、リューベック中央駅に到着。

リューベックは人口21万人の街で、中世のハンザ同盟が栄えた時代に、その中心として最も繁栄を極めたのだそうだ。

駅から歩いていくと、川に囲まれて切り取られたかのように当時栄えた場所が、周囲と明らかに異なる景観を呈している。当時を再現した模型をみると、典型的な城壁都市で星型に張り巡らされていたようだ。




午後3時すぎ、電車に乗って再びハンブルク中央駅へ向かう。

到着して、港湾部を散策していると雨で地面が濡れた後があるが、それが僕には街を幻想的に浮かび上がらせているように思えた。建物が川に背を向けないで、逆にその恩恵を授かって建物が活き活きしている。

夕食はドイツ料理をとり、その後ジャズハウスに入る。今夜は、素人らしい20~60代の7人による演奏だ。

僕はジャズのことは詳しくないが、音が外れていたり演奏ミスがいくつか聞き取れた。

でも、外国という場所にいるといつもと気分が異なるせいか、そんなことも許せてしまう。

ジャズハウスを出た後、昨日に引き続き、スポーツバーでチャンピオンズリーグの観戦。

今夜は“バイエルンミュンヘン対レアルマドリード”の試合をずっと中継していた。バイエルンの勝利に店内が沸く。

宿に戻ると、今夜はドイツ人の若者が1人いた。彼女に会うためハノーファーから来たそうだ。

それならこのようなドミトリーに泊まる必要がないのでは、と思ったりしながら24時過ぎ、就寝。


3月8日 ~飾り窓~

朝7時半に起床し、9時出発。聖ミヒャエル教会に行き、高さ80m余りの塔を登り、ハンブルク市内を一望する。市内観光する前に一望すると、地図以上に地理関係が把握でき場所のイメージがしやすくなる。

その後、2人別行動を取り、倉庫街に向かう。港町で19世紀につくられた赤レンガ倉庫と聞いていたから、横浜のようなこじんまりした光景を想像していたが、予想以上に広大だった。

続いて市庁舎へ。市庁舎前広場を歩いていると「コン・ニチハ!コン・ニチハ!」という声が聞こえる。振り返ると小学生20人くらいが僕の方に向かって叫んでいた。僕以外に日本人とおぼしき人が見当たらなかったので、手を振って答えると、彼らは大喜びの様子。

この街で日本人はまだ全く見かけていないが、それにもかかわらず日本語が小学生にまで浸透しているということなのだろうか。

午後、ハンブルクの歓楽街レーパー・バーンに行ってみる。

アムステルダムで見たような飾り窓地帯があるとのことで、興味本位で覗いてみたがショーウインドー越しに見える艶めかしい格好をした女性は中年や有色人種が多く、商売が成り立っているのか疑わしく思えた。




夕食は、宿周辺のレストランに入る。昨夜、おいしいと思ったAlsterwasserというビールを再び口にする。

ビールと言っても、あるジュースと割ったもの。作っているのを間近でることができたので、ぜひ日本でも試そう。

今夜は、いずれもドイツに住んでいる女性2人と一緒だ。

男女混同の相部屋ってのは了解しているが、やはり気を使い、2人の就寝に合わせて僕らも眠りにつく。明日はいよいよ最後の滞在先、コペンハーゲンだ。