5月5日
朝5時すぎ、リスボンのバスターミナルに到着。
予定より1時間早く到着したものの、交通機関は走っておらず、チェックインする宿も時間外というありがた迷惑な状況だ。
しかも気温は低く、15度くらいか。

リスボンはポルトガルの首都で人口約55万人。セビーリャとの時差は1時間。言語はポルトガル語で、リスボンはLisboaと書くらしい。

ターミナルで始発のメトロを待って、宿にチェックイン。
荷物は置かせてくれたけど、やはり部屋には入れず。

宿近くで朝食を取りながら、当初諦めていたユーラシア大陸の最西端、ロカ岬に行くことを決める。

午前8時過ぎの電車に乗り込み、40分でバスに乗り換えるシントラに着く。
それと同時に去年買い換えた携帯(N904iμ)がつながることに気づく。
手続きなしで切り替わることに驚くとともに、もはやどこでも連絡をたつことが出来ないくらいグローバル化していることを痛感する。

シントラは小さな町だが、緑と別荘が多く町の景観が世界遺産になっている。1時間あまりだったが、町を回る。

その後、バスに乗ること約30分、ロカ岬に到着。
沢木耕太郎は著書「深夜特急」の最後に、同じくユーラシア大陸の最南端、ポルトガルのサグレス岬で、そこでの眺めを目に焼き付けて旅をやめようとしたが、ここロカ岬もそんなところなのだろうか。

眼前に大西洋が広がっているが、遥か先にはアメリカ大陸があるとはとても思え、ない。
それにしても「ユーラシア大陸の最西端まで来ちゃったんだ。」と感慨に耽った。行き着くとこまで来ちゃうと、世界って果てしなくはないと思わざるをえない。



ロカ岬を後にして、再び午後1時半、リスボン市内へ戻る。
シアード地区(Chiado)やバイシャ地区(Baixa)、コメルシオ広場を回り、オリエンテ駅(Oriente)まで行ってポルトガル唯一の国際建築家アルヴァロ・シザのポルトガル・パヴィリオンを見たりして宿に戻る。




夜はたまたまリスボン工科大学に留学している日本人の建築大学院生と会い、少し話す。
リスボンは建築のニーズがなく、かといってリノベーションのニーズもないらしい。
確かに、よく見ると町の中心部なので空き家になっているところが多い。
回っていると人口の割りに街が大きく、セビーリャと比べて街がスプロールしているような気がしたのもあながち正しいのかもしれない。

今後、人口が減少していく日本の街も特に地方都市はこれから廃墟になる可能性が否定できないので、他人事ではない。

5月6日
午前は宿近くをぷらぷら歩き、今回の旅行最後の半日を過ごす。

午後12時過ぎ、リスボン空港に到着。
モロッコから来たため出国手続きで「どうやってヨーロッパに来たの?」と詰問を受けあまり納得してもらえないながらも、なんとか14時45分発のロンドン行きのポルトガル航空の飛行機に乗り込む。

午後5時、ロンドン、ヒースロー空港に到着。
サンダルをはいてたにもかかわらず、乗り継ぎの荷物検査で裸足にさせられる。

午後7時25分、定刻どおりANAの日本行きが離陸。
日本時間の5月7日、午後3時半、成田空港到着。

今回は問題も発生したが、とても楽しい旅行だった。
誰かが「旅行は何にも代えられない刺激があるからやめられない。」と言ってたが、その通りだ。

また休みを取って体力のある20代のうちにいろんな所を見聞しようと思う。