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ぽんずの建築ブログ

建築についてあれこれ

翌日、引き続きの雨の中

富山県の「福岡」駅に降り立ちました。



目当てはこちら↓。安藤忠雄の「ミュゼふくおかカメラ館」です。


ぽんずの建築ブログ-ミュゼ福岡カメラ館1



素材は扇型屋根のドブづけとコンクリートだけ。


円弧の柔らかさが、ボリューム感軽減にも効いており

周囲を住宅に囲まれていても、

違和感ないスケールに感じられます。



そして・・・樋の2本そろえも見られます。

それだけでやっぱり、「ただの壁」がかっこいいにひひ





ぽんずの建築ブログ-ミュゼ福岡カメラ館2
↑エントランス(メインの軸線に、もうひとつの軸が貫入する。)


扇と直線の取り合いなんかは、

「これぞ立体の組み合わせ」という場面です。

(近くで見ると若干、目地部分のずれが気にならないわけではない・・・)



空間としても

安藤忠雄の場合


基本的に平面が幾何学の組み合わせでできているため、

巨大な建物になると、

形と形の取り合い部分(つなぎ目)に「無駄」を感じることもありますが、


この規模の建物はそれが見られず、

逆に、プランの上手さを感じます。

それに、建築だけでなく

展示の写真やカメラも見れてよかったよかった。

(それが普通か・・シラー



小ぶりながら、かなり見所のある建築でした。




この軸がああなってこうなって・・・。


ご見学の際は、平面プランを想像しながら楽しんでください。。


新潟市内(北部)から始まった旅は、

一気に富山よりの糸魚川まで飛びまして・・・


本日は、谷村美術館を紹介します。



言わずと知れた、村野藤吾晩年の作品!!

もっとも彫像的なものといっても良いかと思います。



美術館なのに、寺や神社のような・・・


なんだか近寄りがたい

それでいて、妙に神秘性のある建物です。


内部に展示されている仏像との相性がばっちりすぎて逆に怖い・・。



また、目地の無い吹付けの粗面仕上げは

建物というよりも、雨によって削られた岩のような印象です。



なんか知らんけど、鬼太郎の「ぬりかべ」を思い出しますアメーバ



ディテールは、徹底的に吹き付けを塗り回し、滑らかに一体に。


他の村野建築でも見られる

地面との取り合いを滑らかにアールでつなげる手法も

ここでは、より大胆に用いられていました。



当日は、終了時間ぎりぎりに到着しましたが

親切にもご案内いただき

新築時の模型や図面も見ることができましたにひひ


村野さんの当時の試行錯誤の後が見られて

建築好きは、必見の代物です。。


ぽんずの建築ブログ-谷村美術館

「良いデザイナー=強弱のつけ方がうまい」

とはよく言われます。

ふと、そんなことを感じる建物を紹介。


豊栄駅から徒歩10分。


豊栄図書館。

安藤忠雄の作品です。
ぽんずの建築ブログ-豊栄図書館


コンクリート打ち放しと、幾何学的形状に特徴がある安藤忠雄ですが、

ここでも存分に発揮されています。


それに、どこもかしこもかっこいい。


だけでなく、利用している人も多い。

見た目の特徴。

そして、その特徴が受け入れられるか。


それが両立してこそ、みんなに好かれる建築(建築家)に。

そして、安藤忠雄の大きな発信力につながるのです。(多分)



さて、

そんなどこをみてもかっこいい安藤建築で


個人的に好きなPOINTは・・・


ぽんずの建築ブログ-豊栄図書館2


この写真を見ても分かるとおり

設備・スリットなどを

「2つずつ揃える」ところです。


これは、どの安藤建築でも見られて、


均等に並べるのではなく、「強弱」をつけることで

緊張感を生んでいます。


なんか設計者の残存した思いが

「デザインしました。」と訴えかけてくるようで

思わずニヤリとしてしまうのです。



そこらの安藤建築で、怪しげな男性が

壁を見つめてニヤリとしていても


決して怪しい者ではありません。


どうぞ、暖かく見守ってやって下さいにひひ