
トータルブランディングデザイナーのアーチ・コア多陀です。
ここ最近、コンサルでよくするお話しを。
あなたは、高級レストランで、
こんなことをしたことがありますか?
あなたは、フランス料理のそのレストランに前々から行きたい!と思って予約して行きました。
ようやく念願が叶ったわけです。
で、コースを頼み、次から次へと出てるくる食べ物に舌鼓を打っていました。
いよいよメインのお肉。

ここで、ある問題が。
そのメインの料理が、あなたが「思っていた味」とは違ったのです。
今まで食べたことのない、自分が想像していた味と違ったわけです。
■さて、ここであなたは、
「思っていた味」ではなかったからと言って、厨房へ行き、シェフに
「私の思っていた味がと違う!塩、コショウをもう少しきかせて!
私はマヨネーズが好きだから、それ入れて!」
と、
言ったことある人、います?
■もうひとつ、
最後のデザートが出てくる前に、
「いきなりの急用の電話が」
あなたは、自分の都合ですぐにお店を出なくてはいけないことに。
■そこであなたは、デザートを食べれなかったので、会計の時に、
「あ、すいません。デザート食べてないので、そのぶん代金から引いておいてください」
と、言ったことある人、います?
おそらく一般常識がある方であれば、しませんし、しかとこないですよね?
そんなに難しくはないと思いますが、
しかしながら、
「デザイン」では、
ごく
ごく
普通にあったりします(笑)
たとえば、
「色目をこれではなく、これにしてください」
「フォントを◯◯◯◯にしてください」
「写真はこれは嫌なので、違うものにしてください」
なかには、
「あ、途中で気が変わったので、これキャンセルしてください。なので払いません(もしくは金返してください)」
も。
デザインを今まで出されたことのない方は、
「え~~!? そんなこと言う人いてるんですか?ホントにそんなこと、あるんですか?」
と、思う方もおられると思います。
これ、ごく、ごく普通にあることなんです。
その逆、
「いやいや、お客なんだから、そんなことは当然だろ」
という方もおられると思います。
これは、どちらでも「ある」わけですが、
料理の話に戻ると、、
「あなたは、料理が自分の想像していた味と違ったら、『この味にしてください』と言うのか?
また、デザートを食べなければ、『金引いといて』というのか?
そんなことしたことありますか?」
という話。
それをふまえ、
「客がお金を払うのだから、同然だろう」
と思う方がいれば、
本当に厨房へ行って、味付けに注文する!
のであれば、それはその人の考え方として、正しいかどうかは別として、一貫性はありますが、、
これは、こちらの言うことを何が何でもきけ
という話をしているのではありません。
もちろん、決裁権はお客様にあるわけですから、それは大前提として、
大きな方向性や、気づくことは言えば(確認)いいわけです。
中華が食べたいのか、イタリアンが食べたいのか、
フランス料理か、和食か、そして行きたいお店も決められるわけです。
しかしながら、一旦その「お店」を決めたのであれば、
そのお店の味を一度、食べてから自由に判断すればいいわけです。
そのお店が気に入る人は、また足を運ぶでしょうし、
仮に、その味が違ったとすれば、今後一切そのお店には行かなければいいのです。
デザインの話で言うと、
もちろん、お客さんの好みや最終ゴールがあるので、
そこを踏まえつつ、いいクライアントさんは、必ずこんな感じで聞いてきてくれます。
「私は、ここをこういう感じがいいと思うのですが、
多陀さんはどう思われますか?」
これは、口出しをしているというのではなく、
あくまで、プロと認めていただいた上での「確認作業」なわけです。
で、ボクは「これこれこうですね。もし、こうしたいのであれば、
これこれこうですね。」と、自分の意見を伝えます。
以前、Facebookでも
「良い作品というのは、お客さんとの共同作業で生まれるもの」
ということを書いたことがあります。
まさにそうで、お客さんの理解と勇気ある選択(笑)があってこそ、
プロが考える「結果」に辿り着くのだと思います。
どんなことも、自己選択であり、自己責任。
あなたが、そのフランス料理店を選んだのは、あなたの選択です。
仮に「人に勧められた」としても、
最終的な決断は、あなたが決めたはずで、それがすべてです。
ただ、それだけ。
そして、己の選択力を高めればいいのです。
ですよね?
同じことを繰り返さぬよう、
自分の選択力、眼力を高めればいいだけですから。
全ては「自己責任」と考えている人と、
どんなことが起きても、他人、まわりの責任にする人、
あなたは、どちらの人生を歩きたいですか?
全ては、自己責任と、選択なのです。
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