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先日、打ち合わせをしていると、その方が

多陀さん。これちょっと、仕事とは全く関係ないのですが、
こんなことってお願いできるものでしょうか。。。


と、聞かれまして、内容を聞いてみると、


その方のお母様が認知症で施設に入ってるらしいのですが、
普段のお世話をしているなかで、



とてもいい表情をする時があるんです!

この表情(今)をどうにかカタチに残しておけないなかなぁ、
と、考えるようになって、

ずっとそんな写真を撮って下さるカメラマンの方を
探していたんです。



と、お話ししてくださいました。


これは、ボクからすれば
断る理由もないので、快く引き受けさせていただきました。


とはいえ、そういう施設での撮影はボク自身も初体験でしたので、

どんな感じなのか、どういう風に撮影できるのか、
というのは未知だったのですが、

でも、いつもどおりに「自然な姿勢」で
挑めばいいか。

と思い、撮影してきました。


この日はお父様もお見えになっていました。

3人での撮影をしていたのですが、

撮影をしていて、
びっくりしたことが。


この方がなんとも言えない表情で
お母様をお世話しているんですね。
とてもお母さんを「愛おしい」と思いながら、
お世話されているのがわかるのですね。

ボクのような経験のない者からすると、
肉体的にも精神的にも(こちらの方が大きく)大変な影響があると思うのですが、

とても明るく、楽しんでおられるんです。

撮影という仕事でおじゃまさせていただいたのですが、
逆に自分の子どもに接するかのように、
そのお世話をしている姿に見ているこちらが癒される感じでした。

とてもいい経験をさせていただきました。

写真もどれもとてもいい写真が撮れました。

あまりに素晴らしいその表情に掲載させていただきました。


久保原さん。ありがとうございました。



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