アーチ・コア多陀です。


iPadに「Retina」画面が採用されるようになり、
デジタル界では、
ひそかにデジタルにおける常識が変わる?
と思っています。


というのも、
少し専門的な話になりますが、

同じデザインでも、 ウェブ(ネット)とグラフィック(印刷)では
全く概念が異なります。

まずは、カラーにモード設定があるのですが、
今、このブログ役得ネットでは、
「RGB」という、光の3原色(Red, Green, Blue)で構成、

雑誌や印刷のグラフィックの世界は
「CMYK」(シアン, マゼンタ, イエロー, ブラック)で構成。

というように異なります。


実は「解像度」も全然違うのです。


■印刷は解像度が「350dpi」という風に言われてます。

■ウェブは、「72dpi」。


ここで、「何故ウェブの方がそんなに低いの?」
という疑問が出てくると思うのですが、

基本パソコンやモニタの画面で観ますよね。

実は、モニタの解像度自体が「72dpi」なので、
いくら高解像度の画像を貼り付けても、
「72dpi」より高解像度で表示されることはなかったのですが、



前置きが長くなりましたが、

さぁ、ここで「iPad」。




「Retina」画面が搭載されたことで、
モニタ画面のクオリティが確実にあがっています。


iPhoneもRetinaも搭載されていましたが、
これはまだ「携帯」という認識が強く、
それほど意識はしていなかったのですが、

今回のiPadは、
ほぼモニタ画面という認識で人は観ます。

なので、解像度の概念が確実に変わり、
通常の72dpiで作成すると、
今のiPadで観ると、

画像が荒く見えてしまう???

これはいけません。

せっかく綺麗に魅せるために
デザインしていても、
見た目の印象が悪くなっては逆効果?


デザインやDTP業界以外の人は、
こんな専門的な事は知らないのですが、

人は「感性」の生き物ですから、
すぐに荒いのはわかってしまいます。


なので、
これからのデザインは変わっていくと思いますよ。

すでにこの記事の画像は、
「新しいiPad対応」です(笑)


no title
■通常モードでの表示


■新しいiPad対応(アップルのサイトと同じやり方)


新しいiPadだと、おそらく綺麗に見えるはずです。
(※通常のPC、スマートフォンからはお分かり頂けません。)

もし、綺麗に見えてなかったら、苦情ください(笑)