
アーチ・コア多陀です。
先日、インターンシップの事後報告(インターが終わって1ヵ月後くらいに送られてきます)が届きました。
ボクは、このインターン生からの事後報告を毎回楽しみにしています。
インターンが終わり、学生生活にもどった学生さんたちに
インターを通してどんな発見や気づきがあり、
その後のどんな変化に繋がったか?
というのがわかります。
ボクにとって、
彼等のこの事後レポートをいただくことは、
多大なエネルギーになっていることは言うまでもありません。
今回は、学生さんに特別に承諾を得て、
この彼等の素晴らしい事後レポートを見て頂きたいと思います。
まずは、お一人目の齊藤さんです。
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【インターンシップで学んだこと】
情報デザイン学科 イラストレーションコース 齊藤美和
私はこの夏に、アーチコアさんの所でインターンシップという貴重な体験をさせていただきました。私がインターンシップを希望したのは、デザイン会社を知りたいと思った事と、自分にまだまだ足りていないコミュニケーション能力等を身に付けたいと思ったからです。
私は10日間、アーチコアさんの所でお世話になり、行く前と行った後では、知識も増え、身についたものがあったと思います。実際にデザインを描かせていただいたり、キャラクターを作らせていただいたり、フォトショップ講座を生で見させていただいたり、撮影のお手伝いをさせていただいたり、多陀さんのお知り合いのデザイナーさんの事務所にも連れて行ってもらえて、すごく勉強になりました。
インターンシップに行かせてもらっていなかったら、貴重な体験もしないまま、だらだらと夏休みを過ごしてしまうところでした。時間さえあれば、実習中に学んでメモしていたクロッキー帳を何度も見返しています。
最初、自由にしていいと言われたとき、私は何をしようか、したいことがありすぎて取り掛かるのが遅く、最終日になるにつれ「ああああ!!完成するのかな・・・!!」な状態でした。でも、取り掛かる順番を間違えてしまっただけで、やりたかったことはしたので満足しています。
私が課題としていたコミュニケーションを身に付ける事については、タダ塾を受けさせてもらい、理解しました。コミュニケーションはみんな下手で、上手そうに見えるのは他の人(色んな年齢の)と会話をして練習をしているから。だから大学生でコミュニケーションの事は深く考えなくていいと教えてもらいました。
デザインの仕事は、依頼された事以上の事をしてあげたら、相手は凄く喜んでくれて、次の仕事に繋がることを学びました。100%の事に対して、100%で仕事をしたらやって当たり前だけど、100%に対して150%でしてあげると、相手は50%も得をした気持ちになり、またここのデザイン会社に任せようという気持ちになるという事を教えていただきました。『ギブ アンド テイク』『先にとるのではなく、先に与える。』自分が好きで、それをお客さんに喜んでもらう、好きでやっている事がプラスになったら嬉しいし、相手も嬉しくなるから自分にとっても相手にとってもいいことだらけになる。デザイナーさんにとったら自分が好きでしていることが仕事になってお客さんに喜んでもらえたら、凄くやりがいもあるし、嬉しいだろうなと思いました。
今回のインターンシップでは、デザインについて学ぶのと同時に、人間の真理についても一緒に学べて、勉強になりました。
インターンシップを経験している人としていない人とでは、している人の方が断然いい。1と0では全然違う事。不安になることはしょうがない事で、不安になるというのは『知らない』から不安になる。不安なのなら知ればいい。マイナス思考についても、みっちり教えていただきました。自分でもなんとなく「こういうことかな?」とあやふやに思っていた事に、補足をしてもらえ、それに分かりやすく説明もしてもらえたので、大分すっきりしました。
日本人はお金に弱いことも知りました。仕事をする上で、お金の事をあやふやにする人は、スムーズに仕事が進まなく、最初にお金のことについてしっかり話す人はスムーズに仕事が進む事も学びました。確かに、お金の話を最初にしたら「やらしいかな?」と思ってしまいがちだけれど、最初にはっきりとお金の話をしていたほうが仕事をスムーズに進められるのなら「やらしいかな?」と思う必要性はないので、将来、自分が仕事の依頼をする、されるの立場になった時は、しっかりとお金の話からして、トラブルも無く仕事をしたいと思いました。
多陀さんと藤原さんには、沢山の為になるアドバイスやありがたいお話をしていただきました。自分に足りないもの、考え方など、自分では気づかないところまで見てくれて、それを教えてくれて嬉しかったです。他にもお世話になった神社さんや平山さんのお話も、しっかりと受け止めて、日々、自分磨きや、デザインの勉強の参考にさせていただいています。
インターンシップ初日、自由な会社とはいえ凄く緊張していました。「大丈夫かな?怖いな」とずっと考えていました。1日目は緊張したけれど、2日目から段々溶け込めて行って、最終日に次の子に会社の鍵を渡す時、分かっていたはずなのに「あ・・・今日でとうとう最後なんだな」と思ってしまうくらい居心地がよくて、正直な話、鍵をちょっとだけ渡したくないなと思ってしまうほどでした。
10日間という短い間でしたが毎日がとても充実していて、思っていた以上に学べて凄く楽しかったです。また、自分の新しい作品が出来たら、多陀さんと藤原さんのいるアーチコアさんの所に行きたいと思います。
デザインの社会の情報と、他から見た私の事等、教えてくださりありがとうございました。
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齊藤さん、ありがとうございました!