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娘の式には出させてもらえずだったが私は諦めきれず息子とオットに隠れてブーケを作っていた。
ある日、息子の部屋を掃除していた時に結婚式の引き出物らしい包み紙をゴミ箱の中に見つけた時、娘の式は終わったんだなと思った。
息子との関係はすでに崩れてた。
息子との関係はすでに崩れてた。
娘には連絡するなと言われていたからもちろん、私から連絡する事はなかった。
息子は学校でバイト禁止だったが(見つかれば退学)コンビニでバイトを始めた。
コンビニの給料を振込んでもらうための銀行口座を作りたいというので一緒に銀行に行った。
バイトまで時間があるからと一緒にランチをした。
久しぶりの息子とのランチで私は嬉しくて嬉しくて仕方なかった。
いろいろ話した。
このまま時間が止まって欲しいと心の底からそう思った。
次に2人で食事できるのはいつかなぁ・・・。
そう思いながらパスタを食べていたがこのお店でのランチが息子と一緒に食べた最後の食事になった。
息子と2人暮らしだった頃からよく「友達が来るから〇時までは帰ってこないで」という事がよくあった。
息子と2人暮らしだった頃からよく「友達が来るから〇時までは帰ってこないで」という事がよくあった。
高校に行きだしてからあまりなかったのだがオットと外出している時に「今日、友達くるから9時までは帰らないでね」とメールがきた。
私は普通にそうなんだと思って「わかったよ」と返信した。
私たちは9時過ぎに帰宅すると入れ替わりで息子は「泊まりに行ってくるね」と出ていった。
翌日、いつものように朝帰宅し朝ごはんを食べて弁当を持って登校して行った。
洗濯をしようと息子の部屋に行きバイトの制服や散らかった服を集めているとずっと置いてあった棚がなくなっているのに気づいた。
不思議に思って息子が帰宅してから聞いたら友達にあげたと言った。
疑わない私はその言葉を信じていた。
「来週の日曜日も友達来るから9時までは帰らないでね。」と言われ「絶対だよ!」と念押しされた。
その日曜日、息子は朝からバイトで支度して出て行くのを「いってらっしゃい。がんばってね。」と手を振って見送った。
息子も手をふり返した。
いつもと変わらない同じ光景だった。
これが息子との最後になった。
オットに絶対に9時すぎまで帰るなと言われたからと伝えて少し遠くまででかけて息子に言われた通り9時すぎて帰宅した。
玄関に入るとリビングのテーブルに以前まだ息子と出かけていた頃に息子が欲しいと言って買った天使の人形が置いてあったのが見えた。
ずっと息子の部屋にあったものだったので私は違和感を感じ、すぐ息子の部屋に行った。
もぬけの殻だった。
クローゼットを開けるとあるはずの息子の服が全て無くなっていた。
勉強机とピアノは置きっぱなしで細かいものが散乱し空き巣に入られたようになっていた。
このためだったんだとやっと気づいた。
下に降りてオットにあの子出ていったと言ったらオットが慌てて息子の部屋に行った。
テーブルの上の天使の人形の下に私宛の手紙があった。
私が嫌だったとかオットが嫌だったとかではなく、この家に自分の居場所がなかった。これからはお父さんと暮らす、など・・・・・・と書いてあった。
こんな事、息子1人で出来ることではない。
助長し手助けしたのも誰だかわかっていた。
「出るなら出るできちんと話をするべきだ!こんなやり方はきたない!」とオットが激怒した。
すぐに子供たちや前夫や娘婿にも何度も電話したが全員出ない。
全員結託し今回の事をしたからだった。
今までの生活はなんだったの?
私はなんだったの?
私は家族じゃなかったの?
私だけがつまはじき?
私が何をした?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで!!!
言葉にならない叫びが頭の中をぐるぐるしていた。
息子の手紙を読み返す。
『居場所がなかった』
ここが嫌だからって、居場所ないからって、出ていく場所がある息子。
私は他に行く所はない。
居場所がないから、今いるとこが嫌だからって出て行ける居場所があれるだけ息子は幸せだと思えばいいのか。
そんな事を思うどこか冷静な私がいた。
涙すら出なかった。
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今日は1日雨。
ひたすら掃除していました。
魔王くん。
いつも玄関でうちを守ってくれています。
さすがにドリンクバーの券は4枚使えないね(笑)
じゃまたねーヾ(*´∀`*)ノ