肩関節の重度脱臼、肘関節の異常反転に関する都内の外科の先生への受診に預かりママのぷーたままさん、あんなさん、カコさんで受診検査に行ってきました。

手術が難しいのはわかっています。

でもこの状況でじゅりちゃんは痛み無く生活しているんだろうか?

今後も生活していけるのだろうか?

治してあげることができるのであろうか?

 

私は車を運転しながら、皆さんの意見も聞いていました。

いろんな結果を想定しながら、私達は一番にじゅりちゃんにベストな決断をしてあげないとと。

じゅりちゃんの事を皆さまにお知らせしてから、「じゅりちゃんのベストな事を!」と応援もいただきました。

 ぺこちゃんのママ様、キャパリンリン様、ありがとうございますm(_ _)m。



問診の次はレントゲンです。

レントゲン室ではじゅりちゃんの悲鳴がとどろきます。

ぷーたままさんは不安な様子で私に「大丈夫でしょうか?」と涙目です。

 



先生は開口一番。

「これは酷いな・・・」

経験豊かな先生はこの状態にどうなって至ったかを説明くださいました。

交通事故や叩き落とされたような感じで外部からとても強い力で肩関節は外れ、肘は反転しました。

こうなった時は非常にいやとてつもない痛みが出たはずだと。

でも、このまま長い時間放置されたことで筋肉が固まってしまい、ズレた骨は使えない状態でここまでになったと。

先天性ではなく、人為的?なものでの後天性であること。

「痛いけど、どうにもならないような状態だ」

 

方法は無いんでしょうか?

 

「元には戻らない。でも今後の為に痛みを取る手術はしてあげた方がいい」

 

元には戻らない・・・

治らないなら、このまま温存の選択もあるのかとも思いました。

でも先生は

「痛いよ。かなり痛いはずだ」

 

さっきのレントゲン室でのじゅりちゃんの悲鳴を思い出しました。

 

じゅりちゃんには他にも心配な事がありました。



部分癲癇のような発作がこの2ヶ月で4回起きました。

その件も先生に診てもらうことになっていました。

午前11時に預けて、午後6時に迎えに行くことになっていました。

その件も含め、お迎え時に相談させていただくことで一旦病院を後にしました。

 

その病院にはARChのHP担当のhanachobyさんも保護猫さんを連れてきていました。



待ち時間にカコさんのお店でHPの打ち合わせをすることになっています。

場所をカコさんのサロンに移動しました。

hanachobyさんの猫さんも困難な症例を背負っていますが、hanachobyさんはクールに淡々と受け止めています。

お世話は大変なはず。

でも縁だからね!ってそんな風に笑顔でいられる事にさすがだなって思ってしまいます。


がんばれ、サンちゃん!


HPの打ち合わせをしていたら、近所にお住まいのいぶきくんのママさんがいらっしゃいました。

いぶき君はぷーたままさんの預かりでした。

久しぶりに会ういぶき君はとても男前になっていた♪。



いぶき君のママさまはじゅりちゃんにとご寄付もくださいました。

私達には美味しいものを・・・(^^)。

久しぶりにお会い出来て、嬉しかったです。

そしてご支援に感謝します。



 

夕方になりました。

また皆で病院へ。

 

部分癲癇については脳の重大な異常とかではなく、真性癲癇。

つまり軽度な部分癲癇です。

これはエクセグランを使ってコントロールしていけば済む問題です。

脳腫瘍や水頭症を心配していましたが、そうではありませんでした。

これこそ、よく言う病気も個性にあてはまります。

きちんとコントロールできれば、寿命をしっかりと全うできます。

まあ、投薬で発作も起きなくなるでしょうしね。

 

で、問題の右肩関節と肘です。

先生は先生としての見解をお話しくださいました。

 

「手術した方がいい。朝にも言ったが元にもどるかはわからない。

でも、筋肉を持ってきて固定することで痛みはなくなる。

肘に関しても同じように固定することで痛みはなくなる」

 

費用の相談をしました。

我々がボランティア団体であること、カコさんがパワーを発揮して値段交渉してくださった事もあり、こちらの予算内まで値引いてくださいました。

ここの先生は外科に長けていますが、本当に保護犬猫たちには優しい。

怖い印象の先生はクスっと笑い、「手術してやれ!」と私達に言いました。

 

帰路、車のブルートゥースも利用して、皆で協議しました。

今後の生活のQOLをあげてあげる為にもやってあげようと意見が一致しました。

 

こうやって決心出来たもも応援くださった皆さまのお陰です。

元には戻れないかもですが、少なくとも痛みは取れます。

そして断脚の可能性も除外できました。

これから未来の里親様に引き継ぐ為にも決心をしました。

 

帰宅後、犬達のお世話をして、バタンキュー。

でもよく眠れました。