昨年12月の始めに引き取っています。
当初は毛玉だらけで、センターでも全身状態の把握が困難だったようです。
引取後に前足の異変に気づきました。
足を床につかないのです。
おそらく脱臼だろうと、入院中に整復の処置の準備をしていました。
痛い整復です。
麻酔下での処置となります。
私は特段心配もせずに終了の連絡を待っていました。
病院の先生から、かなり困難なレアケースで脱臼では無いと電話が掛かってきました。
とにかく複雑なので、病院に来て欲しいとのことで出向きました。
私が行くと、じゅりちゃんは既に麻酔から覚醒していました。
先生からの説明によると、じゅりちゃんの前足は
脱臼の整復をしましたが、整復は直診では出来ないレベルだったそうです。
レントゲン写真です。
↑赤丸のところが本来の肩関節正常な左です。
しかし右肩関節は受ける側の骨が無く、いつも滑っている感じだそうです。
この肩関節が足に負担をかけていて、肘関節が本来の脱臼なら、横側に滑っているのに、反転してしまっているそう。
⬇︎下の写真の赤丸が反転してしまっている右側の肩関節です。
⬇︎そしてここが肘関節だそうです
骨が複雑に入り込んでいます
おそらく肩関節は先天的で、それに付随して肘関節が反転。
じゅりちゃん自体はその状況に慣れてしまっている状況だと。
でも将来的には足自体に血流がうまくいかずに細くなり、麻痺して断脚になるでしょうとの事。
はあ?
聞いていても頭が追いつきません。
このままだと将来的に断脚になります…
で、どんな手術になるかと言うと
「肩関節固定術」と言う特殊な手術になるそうです。
セラミックのようなずっと体内にあっても問題無い器具を入れて、固定するそうです。
⬇︎のレントゲン写真はじゅりちゃんと同じ症例の子の手術後のレントゲン写真です。
このようか手術になりますと説明を受けました。
私は黙り込んでしまいました。
もちろん、しない選択もあります。
里親さんが付くのなら、将来的にはこのような手術が必要になると前提して、このままにするもありです。
でも若いウチに手術した方がいいと。
特殊な器具、器材を介しての難しい手術で大学病院の先生を招致してのものとお聞きしました。
小梅 「リスクと費用は?」
そりゃ、難しい手術になるけど、このまま放っておけば、前足は萎えてどんどん細くなり、断脚です。その前に使えるようにしてあげる方がいいと。
この状況は胚葉萎縮と言うそうです。
費用は70万から80万ほどと言われました。
高額な手術です。
命に関わるようなものなら、すぐに選択は出来たと思います。
しかし今は無邪気なじゅりちゃんを目の前にすぐに選択する事は出来ませんでした。
協力病院の先生やあんなさんやカコさん、預かりのぷーたままとも話し合い、どの選択がじゅりちゃんに一番なのか悩みました。
都内の外科の得意な経験豊富な先生に相談する事にしました。
2/10に検査に行きます。
その先生の見解も聞いて、じゅりちゃんにベストな選択をしたいと思っています。
ぷーたママ宅で日々元気を取り戻しているじゅりちゃん。
みなさんが応援してくれていますよ。
がんばろうね。