今期、我が家で預かっているペキニーズ♂のごんちゃんがサポートファミリーメンバーに入ります。
ごんちゃんのこと、いろいろとお話しさせてください。
引き取りしてから2年と半年になります。
最初にセンターにいた時に衝撃的だったのは左目からは涙のように血液が滴り落ちていました。
すぐに病院に入院させて検査をしました。
眼球は腫瘍化していて、放置したら間違いなく悪さをするものと言われました。
右目も小眼球になっていましたが、それは温存出来そうでした。
もちろんそんな状態なので全盲です。
全盲は別に気にしてません。
そんな子、今までわんさかいました。
犬は環境に順応してくれます。
目が見えなくとも生活に困る事なんて無いです。
人間が配慮してあげれば済む問題です。
痛みだけがどうにもかわいそうでした。
先生とも相談して、摘出をしました。
ここまでなるにはかなりの痛みを伴ったはずだと聞いて、とても悲しくなりました。
寂しがり屋で常に人に寄り添う子です。
痛いと訴えていたのに、捨てられたの?と。
しばらくすると突然発作を起こして倒れました。
発作の状態から心臓発作と言う事はすぐにわかりました。
おかしい…
心臓に雑音はなかったはずだ。
心臓発作を起こすとは考えにくいと。
すぐに検査をすると心臓は問題は無いのだが、心臓を動かす伝達が上手く行かない「洞不全症候群」だと言う事がわかった。
心臓の電気活動の大元を担う「洞結節」と呼ばれる部分のはたらきが鈍くなったり、洞結節から心房への電気刺激の伝わり方が悪くなったりすることから引き起こされる病気を指します。
脈が遅くなったり止まったりしてしまう危険性を伴う不整脈であり、徐脈性(脈が遅くなる)不整脈の一つです。

脈をあげるお薬を服用して、対処治療が始まりました。
根治を目指すならペースメーカーなのですが、犬にペースメーカーはまだまだ症例も少なくエビデンスも乏しい。
脾臓にも腫瘍があるが麻酔を掛けるにはリスクが大きく手術は出来ない。

本来ならこまめに皆さまにごんちゃんの日常をお知らせしなくてはならないのに、本当に申し訳なく思っています。
でもごんちゃんは皆さまのご支援にて医療を受けさせてもらっています。
そんなごんちゃんは今期より、サポートファミリーメンバーになります。
どうか皆さま、ごんちゃんのファミリーになってあげてください。
ごんちゃんは一生懸命生きています。
甘えん坊のごんちゃん。
苦しく無い治療が続けられるよう、お守りください。