去年の11月。
私はセンターからお電話をもらいました。
後肢が麻痺のトイプーさんとのことでした。
麻痺の程度がわかりません。
先天性のものか?後天性のものなのか?
彼女の肢は不自然に跛行して、歩行はなんとか出来るもののメカニズムとして判断が付きかねるものでした。
引取りしました。
預かりのkeiさんがくるみちゃんと名付けてくれました。
診断の結果は最重度パテラ。
グレードは最も高く、このまま放置していればいずれは足としての機能は無くなり断脚とのことでした。
小さな子です。
このまま歩けなくなるも仕方の無いこととも思いました。
今は車椅子も発展しています。
障害は個性と割り切るも選択のひとつでありました。
でも、このままだと他の機能もダメになる。
前足も・・・と聞き、悩みました。
それだけでなく寝たきりにもなると言われました。
若いこの子の将来も考えないとなりません。
預かりママのkeiさん、あんなさんと悩みに悩みました。
セカンドオピニオンの病院では整形の専門の病院を紹介されました。
片足70万、両足で140万。
もろもろで手術が終わるまでに200万弱の費用が掛かると言われました。
とても悩みました。
どうしても答えが出なかった。
スタッフ共通の思いはとても楽しそうにしているこのくるみちゃんの笑顔が持続すること。
歩くたびに激痛、そのうち寝たきりではどうにも切ないと思いました。
もう1件、サードオピニオンを受けよう。
そっぽを向いた膝関節。
湾曲した骨。
先生もびっくりするほどの状態でした。
お膝のお皿なんて、どっか行っちゃってます、汗。
でも、先生は言いました。
「歩けるようにしてやるよ」
私はその場にいたkeiさん、カコさんと顔を見合わせました。
・・・・・・・・
このチャンスに賭けよう。
無事に手術が済めば、後はリハビリです。
歩けるようになるかもです。
いや、歩けると信じて私は先生に手術をお願いしました。
カコさんが言いました。
しなk後悔とする後悔なら、する後悔がいいって。
後悔?
手術に絶対は無いから、後悔になるかも知れません。
でも私達はくるみの楽しそうな毎日を継続させてあげたいのです。
動きたい、歩きたい衝動を叶えさせてあげたい。
先生は私達協力団体に見合う手術の費用をご提示くださいました。
決して安いものではありませんが、この費用ではまず他の病院では無理。
そもそもこの手術を出来る先生は日本には数人しかいない。
ようやく決心がつきました。
悩みに悩みました。
ニコラス院長、どうぞよろしくお願いします。
明日の手術の為にkeiさんはくるみちゃんをトリミングに連れて行き、体毛を剃ってきてくださいました。
夕方にkeiさんに会いましたが、もう今から緊張しているようでした。
この手術を受けられるも皆さまの応援、ご支援のお蔭です。
どうか無事を祈ってください。
明日、午後より執刀です。
神様、どうぞくるみちゃんをお守りください。
手術を決断くださったT病院の先生方、スタッフさんにお礼申し上げます。
どうかどうかくるみをよろしくお願いします。
keiさん、いつもありがとうございます!
明日、よろしくお願いします。
くるみちゃん、頑張って!