KATOのレーティッシュクロコダイルのはなし | MODELと日々の徒然と

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 新車入線のはなしですが、今回はいつもとはやや趣の異なる内容になります。
 多分に情緒的な記事ですがそこはご勘弁を。

 2025年最後の大物入線となったKATOのレーティッシュクロコダイルを仕事帰りに引き取ってきた夜のこと。

 その日は自室の窓から差し込んでくる月の光が殊の外明るく、妙に幻想的な気分になったものです。
 それを眺めているうちにふと思ったのは
 「レーティッシュクロコダイルにはこんな夜がふさわしい」という無意味にポエマーな気分でした(大汗)


 さっそく手持ちのカメラを動員して「月明かりのクロコダイル」をカメラに収めようとしたのですがこれがまた難しい。
 手持ちのコンデジでは夜景とマクロを両立させた画質で撮るのがなかなかできないのです。
 シャッタースピードを落とせば模型は細密に撮れるのですが、今度は外の景色が真昼みたいになり逆効果でした。


 で、結局一番まともに撮れたのがスマホの夜景モードだったのですが、車体全体にピントを合わせられなかったのが惜しかったです。

 どうにか写真を撮って翌日
 その夜が2025年最後のスーパームーンだった事を知り「なるほど」と納得すると同時に偶然の悪戯に感心する事しきりでした。

 そんな訳で上の写真はすべて「月の光だけを光源にして撮影」されたものです。
 わたしにとっては悪戦苦闘、レーティッシュクロコダイルにとっては予期せぬ月光浴になった訳で(笑)

 

 まあ、それはそれとして

改めて今回のモデルについて紹介したいと思います。

 実車は1921年に登場した古典機の一つですが、現在でもイベントや記念運転で活躍する事があるという「スイスのEF55」みたいな存在らしいです。


 普通「クロコダイル」と聞いてファンが連想するのは上の写真の様な大仰なものだと思いますが、
今回のモデルはクロコダイルの中でも小柄な方に属し、デザインもそれほどあくが強くないのが特徴。


 ですので日本型のレイアウトに紛れ込んでも意外と違和感がありません。車体の茶色もどこかの私鉄にでもありそうな地味さで好感が持てます。ボディは左右でルーバーの配置が異なるので一粒で二度おいしい楽しさもあります。


 しかもクロコダイルの特徴である凸型3連接車体という構造が物を言って、小径カーブに強くKATO最小径の150Rをクリア。
 その際の車体やロッドのアクションがなかなか楽しく、走らせると実にレイアウト映えするロコではないかと思います。

 さて、今回クロコダイルを入線させてわたしがまずやった事はカプラーの交換。
 客車とのセット込みならともかく単体だと専用のカプラーが装備されているので、当鉄道で使うならアーノルドへの換装は必須です。

 交換手順が他のモデルと少々異なりますので少々まごつきましたが。
 先ずスノープラウを外し、台車の下側の枠にカプラーポケットが付いているので次にドライバを使って下枠を外します。


 現れてくるのはこの機関車独特の動力機構。ジャック軸用のシャフトがあるのが目立ちますが動輪同士もロッドで連結されているので車軸も蒸気機関車の様な固定になっているのが目を惹きます。


 どうにかカプラーを交換し最初に牽かせたのが当鉄道諸般の事情から「西武のセメントホッパー貨物列車」
 凸型車体、スコッチヨークの電気機関車なので貨物列車も中々に似合います。特に鉱石やセメントホッパの様な重量級の列車なんかはぴったり。


 その走行性ですが、これまた驚くほどスローが効くのでスコッチヨーク特有のロッドのアクションを堪能できます。
 Nゲージのモデルとはいえ、殊このロコに関してはできる限り目の高さに足回りが来るようにして眺めないと折角の機構が楽しめません。


 その意味では上から見下ろすお座敷運転は不向きな部類に属します。
 あと、ロコのお値段がお値段なので個人的なアイデアのレベルですが、この足回りを使ってナローのゲテモノ機関車を仕上げるというのも結構楽しそうな気がします。