先日HOスケールのミニカーを入手できたルノーカラベルを紹介します。
1960年代の日本で「オープンのスポーツカー」として意外に目立っていたのがルノーのカラベルフロリードでした。
RRのレイアウトゆえにラジエーターグリルのない独特なフロント周りを持つスペシャリティカーでしたが、あの頃の日本ではサイズ的に手頃でフランス車らしい小洒落た雰囲気を感じさせる1台。
テレビドラマなんかでの露出も比較的多かったですから、車名は知らなくても写真でも見せれば「そうそう、こんなクルマ見た事がある!」と言い出す1960年代小僧は多いと思います(笑)
今回入手したのはノレブから出ていたクローズドクーペのカラベルですが全体の雰囲気はコンバーチブルとほぼ同じ。強いて言えばクーペの方が若干速そうに見える位でしょうか。
全体のフォルムはこの後に出た日野コンテッサのクーペにごく近い雰囲気があります。
で、このミニカーでまず驚いているのがこれが43分の1でもなければ64分の1でもない「鉄道模型のHOゲージ準拠の87分の1モデル」である点です。
というか前記の国際スケールのミニカーでカラベル自体、中々ミニカー(の出物)を見なかったのです。
前にも書きましたがこのスケールは基本「HOゲージのレイアウト用品」として認識されている事が多く、ヴィキングやヘルパ、プライザーなどの専門メーカーもあるジャンルですが、ノレブがフランス車中心にこのスケールのミニカーをシリーズ化しているとは思いませんでした。
精密ジオラマ用のパーツゆえか造形の細密感では、より大きなスケールのモデルに劣るところはなくむしろ独特の凝縮感を感じさせてなかなか楽しいジャンルでもあります。
そのラインナップの中には思わずほしくなる車種もいくつかあったので、そろそろわたし的にフランス車旋風が吹き荒れそうな予感が(汗)
因みにこのカラベルは先日のグランシップでもこっそりとモジュールに紛れ込ませていましたが、流石に気付く人はいなかった様です。
(上の写真の手前の道路の真ん中辺を走っていますw)