マンガ「mono」と調理パン食べ歩きのはなし・その7 | MODELと日々の徒然と

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 アニメ化がめでたいので今回も「mono」絡みの総菜パンのツアーネタから。
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 今回の甲府行きで最後に立ち寄ったのが甲府市の南部にある「PO〇O」(作中では「ボーノ」と呼称)です。

 実はこの店は出かける前からわたしが一番期待していたベーカリーでした。
 何しろ作中で「あまりの旨さに思わず白目になる」という、ミスター味っ子の味皇様顔負けの描写があった「LV100のクリームパン」を売っている店でしたからw
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 (芳文社「まんがタイムきららCarat」2024年4月号 61Pより画像引用)

 こんなの見させられたら、そりゃどうしたって期待するじゃないですか(笑)
 で、「これはぜひ行かずばなるまい」とばかりに平日休の早朝、甲府に向かうあほなおっさんのわたしが居ます。

 (なお、この店は土日定休、先日紹介の「TIME BA〇E」は日曜定休なので平日休でないと買えません)
 勇躍家族の分までクリームパンを買い込み、作中でもう一人が白目をむいた「クロワッサン・オ・ザマンド」と他に「アボガドドッグ」とピザも買い込んで帰途に就きました。
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 帰宅後、さっそく口にするクリームパンは

 まさに 「うまままままままままま!!」の味。
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 もともとわたし自身カスタードクリーム系のお菓子はかの「萩の月」をはじめ、目がない方なのですが、それだけにこれまで凡庸な風味のカスタード系に当たる事も多くて素直に「旨い!」と言えるものにはなかなか当たりません。

 その点ではこのクリームパンはかなりの高得点です。
 クリームの風味が良いのに加えて皮すれすれまでクリームがみっちり詰まった凝縮感と量感(なので下手に持つと型崩れしそうなのが難点ですが)は最後のひと口迄カスタードクリーム好きを魅了してやみません(爆笑)


 その意味ではこのクリームパンは今回の甲府行きの最大の収穫と言っても良いかもしれません(笑)
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(芳文社「まんがタイムきららCarat」2024年4月号 62Pより画像引用)
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 クリームパンのインパクトが強すぎてこの後に食べた「クロワッサン・オ・ザマンド」は聊か分が悪かったのは否めませんが、こちらもこれ単体だったらかなり美味しく感じたと思います
 (クロワッサンにアーモンドをまぶし中にアーモンドペースト餡が練り込まれている模様)
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 総菜パンの「アボガドドッグ」はアボガドとカレーのペーストの真ん中にソーセージを挟んだ豪華版。
 いろいろ詰め込まれているだけにこれを2個も食べれば夕飯が済ませられそうなバラエティ溢れる(それでいて味に統一感がある)満足感が味わえます。
 ピザパイの方も「パン屋さんのピザ」の中ではかなり美味しい方ではないでしょうか。

 総じて期待に違わぬ満足感を感じたのがこの店でしたが、上述の様に土日にやっていないのが遠出してゆくにはハンデではあります。

 そういえば前に「オフィス系」「山の手系」「下町系」とパン屋さんを3通りに分類しましたが、今回のル〇ンとPO〇Oはそのどれとも違う第4の系統と思います。
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 つまりここ2,30年の間に急速に宅地化が進んだ郊外に飛び地の様に店を出している「新興住宅地系」とでも言いましょうか。
 周囲の世帯の平均年齢が比較的低く、食にある程度こだわりを持つ層を相手にした店、と言った趣です。
 そういえば現住地で家内がよく出かけていたのもこの系統のベーカリーでしたw