TOMIXのC58とSL銀河 | MODELと日々の徒然と

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 今年はKATOのEF55やらマイクロの富士山ビュー特急とか新車で大物の入線が多かったのですが(わたし的に)その最後にして最大の大物が先日入線しました。


 物はTOMIXの C58 239号機とSL銀河のキハ141系4連の組み合わせ。
 実車は言うまでもなく今年夏に引退した観光列車の組み合わせです。


 ついでに言うと数年前にわたしが乗った事もあった列車でもあり、Nゲージでの入線はわたし的に悲願でもありました(笑)


 この列車は運用の特殊性から牽引するのが普通の客車ではなく北海道仕様のオハフ51を動力化したキハ141系をブースターとして使用しているのが特徴です。
(なので岩手では珍しい二重窓の仕様になっていますが、そのせいか実際乗って見ても煤煙臭さのない車内でした)


 それゆえに「客車(と言うか気動車)が単体でも走行可能」で実際、これだけが盛岡〜花巻間を回送しているところも見た事があります。当然一つの編成で二つの動力車が走る事になる訳ですが、動力車のキハ141にはC58と走行をシンクロさせるための調整ネジが付いていまして、ここを回す事で走りを揃える事は可能です。
 ただし動力にゴムタイヤを使っていないのでうちのレイアウトの3%勾配ではやや息を切らし気味になります。


 イラストをさまざまにあしらい、グラデーションの付いたボディカラーは綺麗なもの。これを自作で塗装しようと思ったら、その手間暇を思うと正直身の毛がよだつ気もするので今回の製品化は有難いですw

 

 流石に単体で走らせると「ただのラッピング気動車の4連にしか見えない」という恨みはありますが(笑)


 C58の方はSL銀河に特化した特定番号機でダブルのシールドビームを装着した前面は普通のC58を見慣れた身には幾分違和感はあるかもしれません。

 プロポーションと細密度のバランスはわたしの手持ちのC58のどれよりも良くNゲージでありながら16番の天賞堂のプラ仕様機によく似た印象を持ちます。
 走行性は割合スローが効きますが、一定以上のスピードで妙にノイジーになるのは気になるところ(個体差であれば良いのですが)
 フロントのスノープラウは先日のC55と同様に「最近細密化の進行に伴ってNゲージでも目立つ様になってきたガニマタ感の緩和」に役立っている感じがします(笑)


 編成化して走らせてみるとどうにか二つの動力もシンクロし、この種の編成らしい適度に遅めのスピードでもスムーズに走ってくれました。


 今年の年越し運転の大トリに設定している編成なので客車には室内灯を組み込み、準備を整えて本番を目指します。