「E353系 前面扉(開)パーツ あずさ・かいじ」 | MODELと日々の徒然と

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  先日予約品が届いたアイテムの紹介です。
  実はかねてこれのリリースを待ちかねていました。


  予備知識なしにこの写真だけを見て、これが何かとっさにわかる人はどれくらい居ますか。
  先日KATOから発売の「E353系 前面扉(開)パーツ」です。

 中央本線のE353系「あずさ」「かいじ」は9連の編成のほかに付属編成をつなげた12連があります。
 この編成を再現しようとする時には付属編成の先頭車同士を向かい合わせに繋げる訳ですが、リアルに再現しようとする時に必須なのが「開いた状態の前面扉」です。
 それを再現するのに不可欠のパーツが車両のリリースから4年目にしてようやく登場しました。

 扉と貫通幌の二つから成り、組み立てた(ただくっつけるだけなので「工作」と呼べますかどうか汗)のが上の写真です。
 この扉部分を「両面テープで先頭部に貼り付ける」ものです。
 さすがにこの状態だとE353とはいえども何か間の抜けた顔になりますが。


 こうして編成の真ん中に組み込んで初めて映えるパーツです。
 一見単純な構造ですが、前面扉が微妙にカーブしているため自作が意外に難しそうなパーツと思うのでリリースは有難いです。

 真横から見るフォルムも貫通幌の間隔が意外と狭いのでそこそこリアルに見えます。強いて欠点を挙げるなら、先頭車部のカプラーがやや頼りなげに左右に触れるのでこの状態での連結が意外に大変な事(一見ダミーに見える連結用カプラーを一度引っ張り出してから繋げなければならないため手間が煩雑になる)ですか汗
 もちろんこの時にはヘッドライトはオフにしなければなりません。

 思えばこの手の貫通扉の元祖だった583系や485系でも「先頭車同士を繋げて長編成化する」なんて真似は殆どなかった(ひょっとしたら一度もないかも)ものですが中央線ではE351系「スーパーあずさ」辺りから割と見慣れる光景になっています。
 本当ならこの手のパーツはE351系でやってほしい趣向だった(とか書いていたら京都のホビーセンターで出していると聞きました汗)のですが後継のE353でようやくそれが実現できたのは素直に嬉しいですね。