MODELと日々の徒然と

MODELと日々の徒然と

鉄道模型・ミニカーと日常のそのほか

 先月の韋駄天帰省の余禄から

 前回盛岡~仙台間の復路に高速バスを使った余禄のはなしです。
 バスは朝の9時前に仙台駅に着きましたが、帰路に仙台に立ち寄ったのにはもう一つの訳があります。

 先日長町から杜せきのしたに移転オープンした「某全国チェーンのテツドウモケイショップ」の開店セールを覗いてみたいというのもありまして、合わせて仙台空港鉄道にも乗ってみようかという不純極まりない目論見からです。
 仙台から電車に乗るなんて昭和の終わり頃に仙石線の103系に乗ってから以来ですし仙台以南で普通電車に乗るのも初めてですから何となく期待は高まります。


 ホームには今や仙台の顔になっているE721系やハイブリッドが売りの仙石東北ラインのHB-E210がそろい踏みして賑やかなこと!


 わたしのお目当ては仙台空港鉄道のSAT721系でしたが、やって来たのはJR仕様のE721系でした。まあ中身は同じ電車ですしJR仕様も一応独自の塗り分けにはなっていますが。
 乗った感じは701系よりも幾分スムーズで乗り心地が良いかなというところで特別に凄いところがある訳ではないのですが悪くもありません。


 名取から先は仙台空港鉄道の路線に入り、二つ目の「杜せきのした」で降車します。この路線は名取~仙台空港間の中間駅がふたつしかなく、距離も7.1キロに過ぎません。


 ホームに降りて驚いたのは「島式ホームなのに線路が一本だった」事。
 最初は行き違い線を撤去したのかと思ったのですが、実は将来線路を追加できるように最初からそうなっていたのだそうです(隣の美田園駅には行き違い線があります)
 この事からお分かりの様にこの線は結構な高さの高架線でありながら単線の構成で開業当初は結構赤字を出していたのですが、東日本大震災の復興がひと段落付いてからは黒字に転じて推移しているとの事です。


 杜せきのしたの駅は陸橋で向かい合わせのイオンモール名取に直結。買い物客の需要が大きい上に仙台空港鉄道の本社も併設されているので「線路が一本しかない駅とは思えない」くらい堂々とした外観が特徴ですw


 なにしろ「自社専門の鉄道むすめがいる」くらいですからw

 で、駅のホームで30分ほど粘りましたがお目当てのSAT721には出会えないまま、JRのE721で仙台に戻る事になります。

 さて、その某チェーン店での戦利品は。

 物は鉄コレの「仙台市交通局1000N系南北線4両セットB」
 仙台市営地下鉄のモデルは昨年にE721系が入線した辺りから「仙台の電車」の一環として妙に気になっていた存在でした。
が、既発売のAセットについてはどこを探しても出物にあたらず、Bセットも定価でAセットの1.5倍のお値段の上にこれまた出物がないという状態。
 「これはお膝元の仙台でもないと出物がないかも」とか思ってわずかに望みをかけていました(汗)
 で、イオンモール開店直後のフードコート、でないポ●ンデッタへ直行した訳ですが、
 定価で1万3千と聞いていたのに、店頭にあった出物がBセットで「1万6千円強」というのに一瞬萎えました。お膝元だけに地元ならではのプレミアでも付いていたのかと愕然としかけたのですが。
 よく見たら本体だけではなく動力ユニット、走行化セットふたつ、PG16パンタまで付いた「走行可能セット」のお値段でした。
 なるほどそれならまあ、今なら我慢できるお値段ではあります(5年前だったら絶対ぼったくり価格でしたが)

 走行化についてはまあ、追々手を付けるとして
 このモデルの最大の特徴(と言うか変な点)は先頭車を真横から見ると分かります。
 超ロングノーズというか「前方につんのめりそうな」フロントのオーバーハングの長さ!

 まるで「後から思い出して運転席を継ぎ足した様な」特異なプロポーションが面白い。ボディ自体は特徴のない十人並みのデザインですが、うっかりミニカーブでも曲がらせようものなら運転席が対抗してきた列車を直撃しかねないデンジャラスさを感じます(実物自体がそもそもそれほどの急カーブを想定していないはずw)


 皮肉にも、そのデザインが物を言ってこのモデルは地下鉄電車離れした伸びやかなプロポーションを持っていますし、そこが魅力とも言えますw
 以下、余談


 このチェーン店は秋葉原の本店を始め、八王子、新宿、静岡、松本なんかを覗いていますが面白い事にレンタルレイアウトがどれを見ても同じに見えてしまうのが特徴です。今回の店では自分の店舗の建物をターミナルの駅ビルに使用している辺りに個性を感じますが、これは他店でも見かけるパターンですので、一度「ポポン●ッタ駅ビル総選挙」でもやると面白いかもしれません。
 

 今年の後半は何度も帰省したりあちこちを飛び回ったりとひとところに落ち着かない半年でしたが、遠出が増えるという事は出先で朝食を食べる機会も増える訳で、現住地でも食べられるようなメニューでも不思議と新鮮に感じたりします。

 

 そんな訳で今回は出先で頂いた朝食から。

 先日の町田行きの折に中継地として立ち寄った高尾の駅で頂いた「とろろめし」

 野菜たっぷりの味噌汁に切り干し大根の煮つけが付いて見るからに田舎の朝食という趣ですが、これが「東京で頂く朝ごはん」なのが凄いと思います。

 ところで右奥のお茶を食後に頂いたら

 茶碗の底にひょっとこの意匠が付いているのが江戸らしい「粋」を感じさせたりして。

 これまた西八王子の駅前の吉野家で頂いた「ハムエッグ定食」

 実はこれを食べるまで吉野家でハムエッグを出しているなんて知らなかったのですが「納豆、みそ汁、ハムエッグ」は確かに朝ごはんの三種の神器ですから「朝ご飯を食べた」という実感を感じさせてくれました。

(と言うか、現住地の飲食店は何故朝の定食にハムエッグを付けてくれないのか)

 こちらは甲府の某喫茶店で出していたベーコンエッグのガレットとかいう奴。

 「どうせならいつもと違う贅沢な奴を」とばかりに選んだ代物ですが、ナイフとフォークで食べるよりもその場でくるくる巻にして口に運んだ方がぴったりくる感じがしました。

 ですが、いい年したおっさんがこれをやると周囲の目が怖い(汗)

 写真で見る限り「なんて事の無いざるそば」

 これが先日の帰省からの帰り、仙台駅の改札脇で食べた朝食だったりします(汗)

 

 高速バスから降り立ってS-PALにまで来ているのだから、もっと旨いものもありそうなものですが、その時はとにかく無性にざるそばが食べたかったもので(大汗)

 次に行くときはもう少し考えたい所です。

 

 町田のガチャでもう一つゲットしたのは偶然というかこちらもスズキのミニカーでした。

 ガチャミニカーの西の横綱、スタンドストーンズの「アルトラパン(初代)」
 8月リリースのモデルですが、スイフト同様に近所では見つけられなかったモデルなのでこれまた幸いと言えます。

 プロトタイプはHE21Sと呼ばれる初代モデル。現行の3代目(HE33S)は既に発売されていますが、歴代ラパンで最もデザインがすっきりしているのはやはり初代ではないかと思います。

 デザインモチーフが「弁当箱」と謙遜していますがここ最近のスズキの軽の中では非常にクリーンな造形で20世紀の軽自動車特有の「普通車コンプレックス」を感じさせないHBタイプの軽として事実上最初の成功例ではなかったかと思います。
 (同じスズキでもアルトワークスやセルボモードのゴテゴテ感と比べると如何に出色のデザインかがわかります)

 ミニカーの方はラパンのもうひとつの特徴である「パステルカラーのメタリック」をラインナップし、リアゲート開閉可能としています(ただゲートを閉じると段差が目立ってしまうのが惜しい)

 フロントグリルはユーザー取り付けですが、ここさえしくじらなければなかなかいい造形のミニカーになっていると思います。

 ところでスタンドストーンズ名物の「おまけの液体人間フィギュア」今回は物がラパンなだけに「液体ウサギ」まで付いてきているのが気が利いているというか、遊び心が過ぎるというかw
  (考えてみたら1/64スケールのウサギなんて他所じゃ出していないのではないでしょうかw)

 今回は中古ショップのジャンク品から。

 前のブログでも書きましたが、家族へのご機嫌取りという今回の上京の性質上わたし自身は町田でも八王子でも何かを買う事は全く考えていませんでした。
 その無欲さゆえか(爆笑)こういう時に限って面白いジャンクにあたったりするから世の中は分かりません。

 八王子駅ビルのポポンデッタのジャンク品にぶら下がっていたモデルは「見慣れない西武E851」
 パッケージの形状からマイクロエースの仕様の様でしたが、わたし自身はE851と言うとKATOのモデルしか知らなかったので少々意外でした。

 モデルの仕様はE852だそうです。
 さて、これがなぜ安いかというと「外箱欠落」に加えて「パンタグラフ破損」も見られるからの様です。

 試運転させた範囲では走行性は問題なさそうですしライトも頼りなげながらもどうにか点灯しています。
 ならばリペア次第でどうにか使えそうです(当鉄道ではKATOのE851は旧モデルを入線させているのでマイクロの仕様と使い分けが効く)

 E851のパンタはKP-63だそうですが形態はPS16に似ているらしいのでどこかのASSYが手に入ればリペアは比較的容易と見ました。
 幸い場所がポポンデッタなだけに少なくともTOMIXのパンタは豊富な様子。PS16をどうにか見つけ出しました。

 今回のモデルは補修して売りに出す訳でなし、あくまでリペアを愉しむ素材と考えているのであの安さはまあ適当だと思います。
 ですが

 どこに行ってもテツドウモケイから目を離せないわたしの性はいい加減大概ですねw

 このところよんどころない事情による帰省が重なったのに加えて、やれ伊豆だやれ川越だと「帰省以外にも個人的な遠出が重なった」のですが、そのせいで家族からの突き上げが凄い事になってしまいまして、先週は罪滅ぼしに久しぶりの「一家で上京」を強いられることになりました(大汗)
 

 とはいえ、遠出が重なっていて運転手のわたしもやや疲労気味なので車を使う行程を最小にして、あとは電車を最大限利用する、それも「なんとなく得した気分にさせる」事で家族の機嫌を取ろうかという目論見。

 日曜日の早朝笹子を出発し大月に車をぶち込んだ後「往路は京王ライナー、復路はE233のグリーン車」というデラックス(笑)な組み合わせで新宿へ。
 新宿からは小田急線で町田に向かい、そこから横浜線で八王子へ立ち寄って帰宅するという1日としては結構効率のよさげな組み合わせですw

 つまり、上京は上京でも都心から離れた周縁部ばかり巡るツアーです。

 日曜朝の京王ライナーは予想通りガラガラで割合ゆったり座れましたし、E233も八王子以西はガラガラなのでグリーン車でなくても眺望は悪くはありません。
 今回の上京で一番混んでいたのは小田急線の快速急行くらいなものです。家族はロマンスカーを希望しましたが「新宿~町田間の20分に特急料金を払いたくない」という親父のわがままを通しました(大汗)

 行先に町田と八王子を選んだのは「限られた時間でコンパクトに散策するなら繁華街があまり広くない(それでいて田舎者には「東京に行ってきた気分は味わえる」)のが重要に思えたからです。
 実際渋谷や新宿の様に「昼飯一つ食べるのに大行列、しかも高い割に味が十人並み」なんてリスクは負わずに済みましたし、特に最近の八王子駅前(というか大概の中央線ターミナル)はミニ副都心みたいな様相を呈していますからペデストリアンデッキをうろつくだけでも結構楽しめるようです。

 (八王子の駅前のタワマンは高さ150m超で静岡の葵タワーよりも高いくらい。周縁部とはいえ、大概の県庁所在地よりも都会らしいのです)

 それは町田でも同様で、コンパクトな繁華街は限られた時間で回りきれるので、下手な都心よりも充実感があったりします。

 

 おかげで家族もいつもと違う日曜日を堪能できたようなので、それはそれでよかったかなと。
 まあ、往路も復路も電車に乗っている間中うつらうつらしていたのはわたしだけでしたが(汗)

 

 先日の韋駄天帰省から。


 今回の様にタイトの極みみたいなスケジュールですと、ゆっくりおみやげなんかを買い物する暇は当然作れず、精々夜食を買いに行くくらいが関の山でした。

 もちろん本屋にも殆ど寄れなかった訳ですが、それらをカバーしたのが先々で手に入れるフリーペーパーでした。
 中には今回初めてまみえたものもありましたので、今回はそのネタで行きます。

 宿泊先の東横インの各部屋に必ず置いてある「たのやく」
 以前紹介した事のある「IN THE LIFE」誌に似たコンセプトで「セレクトされたホビー・グルメ・トラベル系単行本から数ページずつ切り出して組み合わせた」モザイク誌です。
 ですから私の嗜好に合わない記事ばかりにあたる事も多いのですが、今回はどうにかわたしでも楽しめる内容だったのが幸いでした。
 「公園遊具」のはなしとか「英国の古書街」とか「純喫茶の図解」なんて食指が動きませんか?(笑)
 で、面白かったら元ネタの単行本を買ってもらおうという深謀遠慮(笑)ですが、これは下手な作者インタビュー記事よりもよほどいいアイデアと思います。

 新幹線のシートバックに挟まっているJR東日本の「トランヴェール」
 これも電車の帰省の度に読んだり頂いてきたりする一誌なのですが、普段の本誌は東北~甲信越辺りのローカルなネタが中心で田舎者を辟易させる傾向があるのですが今回のは東京を舞台に「山手文士の住みたい沿線年代記」と題して山手線沿線在住の文豪たちの足跡をたどる内容。
 あらゆる文化が寄り集まる大都市東京だからこそ成立する題材。それだけにほかの田舎のネタに比べて「統一したテーマでモザイク的な記事を集積させる」内容はどこから読んでも楽しめるものでした。
 この雑誌は雰囲気的には「サライ」に近い物があるので大概は安心して読めます。


 今回の帰省で初めて乗った盛岡~仙台間の高速バス「アーバン」の背もたれに挟まっていた「みちのり」もちろん初読です。
 一応紀行記事が中心なのですがトランヴェール以上に地域の偏り加減が変な印象です(例えば福島の記事が多いのに山形、秋田の扱いがない、栃木のネタが多くて群馬、山梨がないといった具合)
 その理由は裏表紙を見て納得・
 「みちのり」というのはバス会社の団体名で、岩手、福島、茨城、栃木、神奈川、新潟の6県のバス会社が合同で出しているブックレット(季刊?)
 地域的な偏りが目立つという点で「読む東名阪ネット6」みたいな雑誌と思います。

 こんな感じの雑誌、他の高速バスでもやっていそうですね。調べてみたら結構面白そうな気がします。

 あとは盛岡への帰省で必ず買っている「街・もりおか」なんかも車内や喫茶コーナーで読むには好適な一冊です。

 今回の帰省ではこれらのフリーペーパーが随分と旅の無聊を慰めてくれたと思います。

 前回から紹介している韋駄天帰省ネタから


 今回は復路のはなしです。前日の朝5時半に大月発の特快に乗り込んだ翌日の同時間帯。
 今度は盛岡駅西口のバス乗り場に寒風をさらしている私がいたりします。
 これから乗るのは盛岡~仙台間を行き来する基幹高速バス「アーバン」

 朝6時から夜9時台まで1日15往復している路線ですが曜日や時間帯によってはすぐ満席になる人気路線らしいです。
 そのせいか運用にはJRバスを始め、岩手県交通、宮城交通などが参加していますが、今回私が乗るのは山田線の長距離乗客を根こそぎ奪った106急行でおなじみ(笑)の岩手県北バスの仕様です。

 盛岡~仙台間を片道3時間弱で結び料金は3500円。同じ距離を走る新幹線の3倍の時間ですがお値段は大体半額。
 これをどう評価するか、実際に乗って見なければわかりませんし、もし印象が良ければ今後もこの手を使う事も増えるでしょうから今回の初乗り挑戦となりました。


 朝6時10分、盛岡駅に入って来たアーバンに乗りこんだのはわたしも入れて10人弱程度。
 始発ゆえの閑散さですが、車内が確実に電車より狭い高速バスの場合、乗車率の高さは電車以上に苦痛に直結するのは中央高速バスで体験済みですから、この閑散さは先ず好印象です(笑)
 盛岡駅を出ると盛岡南ICの手前で一か所停まるだけで後は仙台まで事実上のノンストップ。

 このスケジュール設定も目的地までの直結感という点では好印象です。過去のクルマでの帰省でこの時間帯の東北道は殆ど車の行き来がないのはわかっているので実にのんびりした気分でリクライニングシートに身を委ねます。

 約1時間ちょっとでトイレ休憩地「中尊寺PA」に到着。
 ここでバスを降りて驚いたのは「周り一面の雪景色」!


 盛岡でさえ雪はちらつく程度だったのでこの落差には少なからず驚きました。否、わたしが盛岡に住んでいた時分でさえ、11月のこの時期にこれほどの積雪など滅多に目にしませんでした。
 ですが、これはこれでバス旅の思い出としてはよかったかもしれません。


 因みにここのPAはマイカー帰省の時にも時々立ち寄るところですが、本当にトイレ以外何もないところでして、夏場は蛇やハチが、最近では今を時めく熊さんも出現しかねない閑散さを売りにしておりますw


 そこから更に1時間半後、仙台宮城ICを降りてトンネルを抜けるとその先はもう仙台市街。
 朝8時半と言う事で道路はそれなりに渋滞していましたが定刻の数分遅れで仙台駅東口に到着しました。


 結論から言えば平日の始発に乗る限り「アーバン」の実力はなかなかのものだと思います。周りに客のいない環境でならシート周りのアメニティは最大限に堪能できますし、あの時間帯の高速走行には不快な要因は殆どありません。
 まあ、やたらな早起きが必要な事と事前予約ができない事からくる不安はありますが、前者は車内で寝れば済む事ですし。

 そんな訳で初めての東北道のバス旅はなかなかの好成績だったと思います。

 

 今回はガチャのミニカーから

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 この秋、わたしがリリースを心待ちにしていたアイテムはトイズキャビンの「スイフトスポーツ ファイナルエディション」でした。

 10月発売と聞いていたので先月来近所のガチャをローラー作戦で回ったのですが見つからず、帰省の折に盛岡や仙台、果ては川越やPAまでチェックしたのにやっぱり見つかりません。

 

 ひょっとしたら人気モデルで一気に捌けてしまったのではないかと少々不安を感じていたのですが。 

 これが意外にも先日訪れた町田の某所(それがまた意外な場所で)に残っていたのを発見、ようやく入手に成功しました。

 今回の上京は家族へのご機嫌取りが目的だったのでわたし自身何かをゲットする事は考えていなかったのですが、まあ望外のお土産になった訳です。

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 惜しまれつつ先日販売終了となったスイフトスポーツは和製ボーイズレーサー最後の孤塁を守っていた車だけに残念感も半端ありません。

 実際、免許取得直後の子供のエントリーカーとしてヴィッツ、デミオと並んで候補に入れていたクルマでした(1000㏄がなかったというセコイ理由でヴィッツになりましたが汗)

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 ガチャゆえに思うような色が選べなかったので「2台とも白」という組み合わせになりましたがノーマルの白と「ファイナルエディション仕様の黒ルーフ」という組み合わせになったのは幸いです。

 トイズキャビンの特徴のひとつである「ステアリング機構」はスイフトでも健在。ファイナルエディションは社外品仕様の10本スポークのホイールを履いているという拘りっぷりです。

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 造形もプラの質感以外は合格点。

 お値段は500円になりましたが、それでもトミカへのアドバンテージは保たれている感じはします。

 先日の伊豆行きで最大のサプライズだったのがこの一品です。
 レアものとか、そういう意味ではなく「こんなモデルがあったのか!?」という意味のサプライズですが。

 その昔日本の鉄道に「蒸気動車」と呼ばれる車両がありました。
 今の気動車の祖先に近い形状ですが、客車の端っこに小型蒸気機関車の機構を組み込み自走できるようにした物とでも言いましょうか。
 国鉄型に関する限りはエンジン部はピストンとシリンダー駆動で当然ロッドで動力を伝達する仕組みになっています。とにかく一度見たら忘れそうにない個性的な外見が今となっては魅力的な車両と言えます。

 とはいえ、そんな変わり種車両がNゲージでそうそう出ているとは思えませんし(実際にはワールド工芸からジハニ6055が出ています)出ていても恐らくわたしが手が出せるお値段とは思えないと思っていました。
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 ところが、伊豆からの帰路で立ち寄った中古ショップにこの蒸気動車によく似たモデルが並んでいるのを見つけたのです。
 物は日本車ではなくドイツのミニトリックスのモデル。

 片側台車にロッドが付いているので気動車なのは間違いありません。形態こそ蒸気動車に似ていますがロッド周りの機構はむしろED42の様にジャック軸を介してロッドに伝達するスコッチヨーク形式の様です。

 おそらく蒸機ではなく、ごく初期のディーゼルカーの一種ではないかと思われました。
 値付けは安くはなかったですが、それでも日本型Nゲージの電気機関車程度のお値段だったので衝動買いしてしまいました(汗)
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 帰宅後試運転してみると、予想通りロッド周りのアクションが楽しい!
 目の高さで走らせるとその魅力がよく伝わってきます。走行性も年代物の外国製Nゲージとしては良い方に属します。おそらく1980年代くらいのモデルではないかと思いますがヘッドライト、テールライトもきちんと点灯します。
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 何よりこの独特の異形感のあるデザインがわたしの琴線を刺激しました。
 台車周りに付いた2段ステップ(恐らくホームの無い場所で乗客が乗降するための物と思われます)もロッドと併せて個性的ですし。

 

 でも、今にして思えばこれで驚くのはまだ早かった!

 その件については近いうちに紹介します。
 

 今回の韋駄天帰省で盛岡滞在時での唯一の愉しみが「グルメ」でした。

 これはコロナ禍以降の帰省の特色でもあるのですが、実家で料理が出せなくなったがゆえに外食主体になった事に加え、駅前のビジホを拠点として活動する関係上、繁華街の老舗を回りやすくなったことも大いに関係しています。

 とか言いつつ今回は3食しか食べていませんが。

「冷麺」とくれば盛岡グルメの代表格ですが「焼肉屋併設」の老舗ばかりでなく普通の定食屋や冷麺専門店みたいなのまであってよりどりみどりの様相です。盛岡在住時には一種の家庭料理みたいに家で食べつけていた身からすれば浦島太郎みたいな気分でもあります。
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 今回食した冷麺は久太屋の「野菜冷麺」

 麺とほぼ同量の野菜がてんこ盛りの冷麺なんて他所ではそうそう見ない気がします。ローストビーフが申し訳程度についてきますがこれでは足りない気がしてローストビーフを追加した馬鹿はわたしですw
 野菜があまりにも多くて冷麺を食べる感じが希薄だったので付け話わせのカクテキをフルにぶち込んで辛味を付けるとどうにか冷麺らしい味になります。
 ですが、食べ終えた後の「なんだか健康にいいものを食べた気分」は他所の冷麺とは異なるベクトルの清々しさだったりします。
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 実は帰省の前にある方のブログ記事を読み「これだけは食べて帰りたい!」と思っていた一品を夕食に。
 エキチカのとんかつ屋で出している「昭和のカツ丼」なる一品。
 盛岡での小学生時代、わたしの一番のご馳走は何を隠そう「カツ丼」でした。一杯300円で味噌汁も漬物も付かなかったのですがこれを一気食いした時の満足感は今でも忘れませんw

 今回のカツ丼はみそ汁、漬物、キャベツ付きとはいえ当時の5倍以上のお値段ですが、脂身が適度に乗ったロースかつの風味は絶妙に昭和の味を再現しています。たれが若干濃いめの味ですがこの辺りも昭和らしいという事で。
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 あの頃は「カツ丼にはサイダー」でしたが、いい歳こいたおっさんと化したわたしは「ホワイトホースのハイボール」を組み合わせました。

 以下余談
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 帰りがけに立ち寄った仙台エスパル1階にて「遠野食肉センター」の店舗を見つけて気づいた事
 「しまった!まだ盛岡でジンギスカンを食っていない!!」


 これは次回の課題です(汗)
 帰路では仙台駅で「その日の晩飯用の駅弁」を見繕いました。


 なにしろ駅弁より先にエスパル1階で「藁焼ハンバーグランチ」なんてのを食べてしまったので(汗)


 新幹線ホームの売店で見つけたのが「伊達の牛たん本舗」の「通定食重」
 「駅弁なのに定食とはこれ如何に」と思いましたが、不揃いの牛タン切り落としを弁当化したものだそうです。

 確かに同じ売店では「厚切り牛タンの塩焼き」も売られていましたがボリュームも凄いがお値段も凄い(5,6切れ入り1パックが1800円以上!)ので手が出せなかったのです。
 が、こちらの方はご飯と厚焼き玉子も付いて980円と非常にリーズナブルです。

 上記の事情でこれを食べたのは現住地に帰宅後の夕食。
 付け合わせなんか「新宿駅メルヘンのサンドイッチ」という統一性に欠けるものですが「全国うまいもの大会」の気分には浸れます(笑)
 不揃いと謙遜していましたがご飯に載った牛タンの食べ応えはなかなかでボリューム予想以上。ご飯を崩しながら食べても上から牛タンが次々に零れ落ちて来ますし、風味も駅弁のレベルを越えた香ばしさとコリコリした食感が嬉しい。

 何より付け合わせの紫蘇巻みそとみそ南蛮もピリリとしたアクセントで食が進みます。

 以前も書きましたが、駅弁のご飯は他の弁当に比べてかなりの密度でぎちぎちに詰め込んでいる事が多いので、見た目以上のボリュームがあるのが普通なのですが、今回のも例外ではなく付け合わせのつもりで買ったサンドイッチになかなか手が出せません(汗)

 結局全部食べ切る迄いつもの夕食の倍近い時間が掛かりました(大汗)
 以下、余談


 仙台駅に降り立つこと自体が10年ぶりくらいなのですが、いつ見てもそのスケール感には圧倒されます。
 ペデストリアンデッキの本場と言いますか、あの広さの駅前の隅々までがデッキ構造で広場のどこにでも行けるというのは初めて見た時にも驚きましたが、その印象は今でも変わっていません。


 駅ビル自体も新幹線開業の5年前くらいの竣工だったのですが、後に当時操車場だったところが再開発区域になりそっちにもビルが立ち並ぶと東西の通路が新設され更にスケール感がアップした観があります。


 この20年くらいで地下鉄が通り仙石線が青葉通りまで延伸、仙台空港鉄道や仙石東北ラインなんてのまで登場していますから一気にターミナルの風格がアップしている印象でした。

 ところで「ラムハンバーグ」って盛岡でも食えるのでしょうか?