MODELと日々の徒然と

MODELと日々の徒然と

鉄道模型・ミニカーと日常のそのほか

 


 

 今回も2月リリースのTLVーNEOから。

 わたしが初めて買ってもらったスカイラインのトミカは「銀色のハコスカHT」でした。
 あの頃はセダンに負けない勢いでHTも売れまくっていましたから、特別な感じこそ薄いものの「昭和40年代半ばの風景のひとつ」としてハコスカHTが定着していたと思います。

 トミカの方はフロント周りがやや厚ぼったいものの悪印象というほどにはならず、サイドのサーフラインのシャープさや、リアエンドの造形の良さが光る佳作モデルだったと思います。
 (同時期のローレルやギャランもいい造形でした)

 そこまでは良かったのですが、ハコスカHTはのちにレーシング仕様に仕切り直される際に金型改修でオーバーフェンダーやスポイラーの造形が追加されてしまい「普通のスカイライン」としての復刻が事実上不可能となってしまいました。
のちのトミカリミテッドでも「GTーR仕様」しか出ていません。

 小さいこととはいえ、長い事わたし的なフラストレーションの種だったのですが今回のTLVーNEOではその「普通のスカイラインGT」として2ドアHTがリリースされました。
 
 別パーツをふんだんに使ったフロントエンドはこれまでで最も「ハコスカのGTらしさ」を表現。加えて今回はエンジンフードの開閉機構を採用し、エンジンを除くことができるのみならず、フードを閉じた時の段差や隙間が感じられず、違和感を感じさせないところが凄いです。

 唯一難を挙げるなら、トミカ時代よりも幾分くすんだように見えるメタリックの塗装ですが、それとて一頃のTLVの様にメタリックの粒子の荒さが緩和されているので印象は悪くありません。

 

 今回は日常ネタから

 今年はことのほか桜の開花が早いと思っていたのですが、あちらこちらで新記録ものの速さで開花が進んでいます。
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 3月1日頃にはまだ梅の花がどうこう言っていたレベルだったのに、
 それからわずか2週間ほどで
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 枝に桜の花がちらほら付きはじめ、現住地でも開花宣言が出てしまいました。
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 ひとたび咲き始めるとあとはやたらに速い!
 先週の彼岸の入りの時にはまだちらほらだったのが、先日の墓参りでは5分か7分くらいになり
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 今日あたりは「満開一歩手前」みたいなノリです。
 他所もそうではないかと思うのですが、4月に入ると地域のお祭りがあちこちで催され、当然満開の桜を背景にお祭りが進行するという展開になるでしょうが、
 今年ばっかりはそれは期待できそうにありません。おそらくどこも葉桜を背景にしたお祭りになりそうな気配が濃厚です。

 いや、そもそも次の日曜日には満開から散りはじめではないかと思えるのですが、時期的に年度末でお花見どころではない状況になっている気が(汗)

  先ほど帰宅途中に見かける夜桜の光景!

 きれいな事はきれいですが、彼岸明けのまだ入学式も前だというのにこの咲きっぷり!

 

 これはやはり今のうちに花見をしていた方がいいかもしれません。


 ともあれ春分も過ぎて昼が徐々に長くなる時期ではあります。


 

 前回のKATO20周年記念のC50セットと同時に入手したのもまたまた記念モデルだったりします。


 2000年夏に第一回が開催された「国際鉄道模型コンベンション(JAM)」の記念モデルセット。
 店頭でパッケージを見た時には中身が類推できず(中身についての記述が一切なし)店員さんに出してもらい検品方々中身を見させてもらいました。

 ですが、このパッケージ、何か違和感が。
 外箱はもちろん中のスリーブも紙製で非常に華奢なパッケージの構造は鉄道模型というよりもお中元のタオルセット。
 中身は機関車1両と貨車2両の組み合わせです。
 EF65とコキとホキ8500ですが、よく見たらEF65はKATO、コキはTOMIX、ホキはGMという当時の3大Nゲージメーカーのコラボとなっていました。
 この頃のJAMは文字通り鉄道模型業界上げてのお祭りであったことを窺わせるセットともいえます。


 EF65は1059タイプJRFの試験塗装仕様。コキはJAMの記念コンテナを搭載、ホキ8500は市販仕様と異なるブラック仕様とそれぞれスペシャルモデルっぽく仕立ててあります。


 いずれも各メーカーの特色を反映したパッケージ(ホキなどは紙製ですが、確かに当時のGMのホキは紙パッケージでした)が施されているところも芸が細かいところです。

 これまた以前のわたしならまず手を出さなかったであろうモデルではありますが、昨年来お祭りみたいなイベントや入線が相次いでいたのでこれもその一環になった様な感じがします。
 

 この冬が殊の外遠出が多かった事は当ブログでも折に触れて取り上げていますが、前回(昨年12月)と同様に「外で朝食を食べる」事もそれなりに多かった(何しろ自宅を出るのが朝5時台で目的地に着くのが朝8時台なんてのがざらでしたから)ので今回はそのはなしをば。
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 上述の様に日曜日の朝8時台に新宿なんぞに到着すると「何を食べるか」に悩まされます。駅蕎麦の類は大概立ち食いかそれに近い環境でしかも他所に比べて決して旨くはない上に西口の駅前の食堂はほぼすべてがどこかのチェーン店と言って良く雰囲気に欠けます。
 そんな事を思いながら甲州街道をほっつき歩いていて「ルノアール」を見つけました。実は最初は看板にでかでかと「貸会議室」なんてあったので最初は喫茶店だと思わなかったのです(これだからカッペは汗)
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 モーニングメニューの上のサンドが200円台で売られていて「これは安い!コスパ最高!!」なんて喜んでいたら「セットのコーヒーが他店の倍の価格」でひっくり返りました(笑)
 トータルでは心持高い程度ですが、サンドのボリュームは満点。これなら次も行きたくなります。
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 ルノアールとは真逆の庶民性のある朝食(って、朝と言っても11時ですw)を頂いたのは中野サンモールのうどん屋さん。実は最初はそば屋を物色していたのですが以前出店していたそば屋さんがなくなっていて、代わりに見つけたものです。
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 とろろうどんでも海苔を乗せてくるところが江戸前という奴なのでしょうか(違うw)
 海苔の風味が強いものの、短時間でサラサラ食べられてその足でブロードウェイに直行できるのですから、利便性は抜群。
 「出発するホテル」ならぬ「出発するうどん屋」のノリですw
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 大宮の加茂宮も到着は昼近かったですが、朝飯を食べていなかったのでステラタウンのフードコートで食べる事にしたのですが
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 この時は何故か無性に天丼が食べたくなり、ざるそばのセットを頂きました。海なし県に来て天丼(汗)しかもカロリー爆弾みたいなのを朝食(大汗)
 ですが久しぶりに頂いただけに天丼は実に旨かったのも確かです。
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 カロリー爆弾といえば、先日甲府で頂いたモーニングのパンケーキセットも凄かった!
 ネーミングに「背徳」と付けるだけにバターのてんこ盛りに圧倒されます。「ここまでバターを乗せなくていいから普通のパンケーキを」と言ったってこの店のパンケーキがこれ一択なのだから何をかいわんや。
 結局バターは半分くらい残しました。正直こんな経験は初めてです。
 

 古本カラーブックスネタから

 前に「これまでカラーブックスで歴史系と寺院系は手を出さなかった」と書きましたが先日入手の古本カラーブックスの中にも寺院系は何冊か含まれています。
 その中には個々の寺を取り上げたネタもいくつかあるのですがいまのところ私には心理的に敷居が高くてなかなか読むところまで行っていません。
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 今回紹介するのは同じ寺院系でもエッセイ風に寺院を俯瞰した題材のものです。
 通巻113巻目の「京の寺」(岡部 伊都子 著)

 わたしの苦手な寺院系カラーブックスの中に合って本書は割合読み進められるものでした。

 というのも内容が観光ガイド的な寺院紹介ではなく「著者の目で眺めた京都の24ヶ寺のエッセイ」で構成されていたからです。
 ともすれば寺宝や伽藍の紹介に偏りがちな中、中身では無く印象で寺院やその周囲の雰囲気を感じさせる随筆はわたしにはとても取っ掛かりやすかったのです。

 おかげで最近は毎晩寝る前に本書の随筆を一項毎に読む様になりました。こういう時に読む寺院のはなしは精神安定剤としてよく機能してくれます。

 そして寺院系でもう一冊「高野山」(佐和 隆研・田村 隆照 共著)
 カラーブックスにはまっていた頃のかつてのわたしだったら、手を出していない題材のひとつ(笑)
 いや、今だってこういう機会でもなければ手に取って読む事もなかったかもしれません。
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 何しろ本書を読むまでわたしにとって「高野山」で真っ先にイメージしていたのが「南海のこうや号」という位ですから(汗)

 ですが、寝る前の枕頭の読書で手に取ってみるとこれはこれでなかなか安らげる内容と思います。

 内容は写真を交えた高野山の観光ガイドブック的なもので、南海の駅から大門を経て奥の院に至るまでに立ち並ぶ伽藍や施設、或いはその収蔵物を俯瞰で紹介したものです。
 今どきの観光ガイドに比べるとボリュームや突込みの点で物足りなく感じる向きもあるかもしれませんが、本書の初版は昭和38年。
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 高野山を登りきる有料道路が開通し、南海電車と併せて観光の対象としての高野山が認識され始めたタイミングでの出版です。
 ですから、内容もある程度総花的になるのも当然でしょうしあの頃ならむしろこれで十分だったのではないでしょうか。
 むしろ高野山の全体像をコンパクトな文庫サイズの納めているという点では、ずっと後でも役立ったと思われます。

 というのも、本書の表紙に「弘法大師 入定1150年」のステッカーが貼ってありますが、これを西暦に直すと1985年。
 事実本書も1984年に重版されたものです。
 最初、本書を読んでみると伽藍や宿坊などの写真に写っているクルマたちがむやみに古いのに違和感を感じたのですが、初版が22年前の物だったと知って納得しました(笑)

 ですが寺院をはじめとする施設の外見はおそらくあの頃と大差ないと思われるので、その意味では古さを感じないと言いますか、時代を超えた落ち着きを感じさせます。
 それゆえに枕頭の一書としては(わたし的に)とても安らげる一冊になっています。
 

 

 今回は2月リリースのTLVーNEOから。
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 トヨタのセルシオは初代が少し前にトミカプレミアムででていますが、TLVーNEOでは2代目をリリースしてきました。

 大ヒットだった初代の後を継いで登場した2代目ですがフロントエンドの印象が微妙に違うもののその他の点では完全に初代を踏襲しています。
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 流石に初代並みのバカ売れこそしていないようですが、レジェンドやインフィニティと異なり、2代目でがっちりと顧客を確保した辺りにセルシオの格の違いを実感することになったと思います。

 それゆえ、並べてみるとトミカプレミアムとの差異がもっとも出やすいモデルであるともいえますし、事実わたしの興味もそこに集中する形になりました。

 プレミアムの限定カラーに設定されていたホワイトのツートンは窓枠の色刺しが「ボディの肉厚を強調してしまい金壺眼になってしまう」弱点を持っていましたが、TLVは造形の段階から相当肉薄になっているためボディと窓ガラスの間の段差が最小限になり、質感や精密感が大きく向上しています。
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 インテリアの造形もインパネやアームレストへの色差しが効果的で大型のサンルーフを通して車内がよく見えるのも大きなメリット。
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 ホイールもメッキタイプを採用して高級感を出していますし、リフレクターの上からクリアのレンズを組み込んだヘッドライト周りもそつのない印象です。
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 今回のセルシオを見て感じましたが、リアルさや高級感の演出の点ではTLVーNEOのクオリティはプレミアムを圧倒しています。
 これなら3〜4倍の価格差もそれなりに納得できると思います。(と同時にプレミアムとは異なるTLVの存在意義もよく伝わってきます)

 昨年はKATOの60周年だった訳ですがその絡みで先日のアキバ行きでの戦利品の話をば。

 昨年の夏、松本のポポ⚫️デッタを覗いた折に60周年記念モデルのキハ20系を見つけたのですが、懐が不如意なもので(と言うか、他のジャンク品に予算を使ってしまったばっかりに)手を出せなかった事がありました。

 以来、その事をすっかり忘れていたのですが(実際、行きつけの店にこれが並ぶのを見なかった事もありますし、同じ時期に「横須賀色のキハ20」の中古を見つけた事も重なって)今年最初の秋葉行きの折、某中古ショップでその60周年モデルの出物を見つけました。

 50周年記念の時のC50のインパクトが大きかった事もあって相対的に影が薄い今回のキハ20系ですが、当時のパッケージ(スリーブ)を再現する事で記念モデルの体裁を整えています。

 今でも新品が買えるキハ20ですが、殊今回のモデルに関しては車両自体には記念モデルらしい所はありません。中古ですが記念モデル故のプレミア価格でも無かった(と言うか普通に「中古のキハ20のお値段」というところからお察しください)
 ですが、1970年代にNゲージをやったり始めたりしている人にとっては今でも独特のノスタルジーを感じさせるモデルではあると思います。

 この件については昨年夏にキハ20のことを書いた時に語り尽くした気もするので、この上付け加えることはあまりありません。

 まあ、強いて言うなら「まるで新車の様な色つやに感動した」くらいですが、わたし自身KATOのキハ20系はここ数十年、年代物の中古しか買っていないので余計新車っぽく見えるだけなのかもしれません(いや、間違いなくそう)
 ですから、今回のアイテムの特徴は記念スリーブとパッケージにあると言って良いでしょう。
 私が初めて入線させたキハユニ26のそれと同じ意匠を再現したスリーブは当時を彷彿とさせる懐かしさがあります。

 スリーブに掲載された当時のKATOのラインナップもその懐かしさの一つの要素なのですが「掲載されているD52とD62はいつ出るんだ!?」と、ついついツッコミを入れたくなるわたしがいます(汗)

 ・・・今回のスリーブ復刻の隠れた目的は、まさかD52製品化の前振りなのでは(?)
 なんて期待したりして(汗)
 

 今回は遅ればせながらに先日の大宮行きのお土産から。
 大宮駅の改札前に鉄道グッズショップが登場していたことは前回書きましたが、今回は実際に買ったお土産から。

 何しろ変わり種の鉄道グッズには事欠かなそうな店だけに「E5系塗装の赤べこ(って赤くないけど)」とか鉄道関連のTシャツとか、鉄道むすめのアクスタとか、見るからにお土産物屋さんらしいラインナップなのが目を引くショップ。

 わたしもここに来た以上は何か一品と物色していたのですが、手を出したのは「JR東日本品川駅のエコバッグ」だったりします。
 明治5年鉄道発祥の地として品川駅が開業したことをアピールするアイテムなのですが、
 絵柄は「八ッ山橋を見に来たおのぼりさん風情の初代ゴジラ」

 そういえば映画でもゴジラが東京に初上陸したのは品川駅でした。
 鉄オタと怪獣マニアのどちらにもアピールできるなかなか嬉しいアイテムです。
 (エコバッグとしては中途半端なサイズ。TOMIXのブックケースを3つも入れれば満杯ですがw)

 他には同じ絵柄の巾着とかもありましたが、意外なことにこのゴジラ関連グッズをわたしの前に女性客ばかり2組が連続して買っていったのには驚きました。
 赤べことかじゃだめですかw
 まあ、わたしも帰りにブックケースをこのバッグに入れて埼京線の電車に乗り込みましたけれど汗

 この冬の甘味ネタです。

 先日LINEに登録した某有名ドーナツチェーンの特別クーポンが当たったりしていた事もあって、この冬の甘味の主役は事実上ドーナツばっかりでした(汗)

 近所のドーナツ屋ばっかりだったらともかく、遠出をしてもドーナツを買って帰る事が多かったので以前パンケーキブームの時と同様に一種ドーナツブームの様相です。
 まあ、ケーキと違って冬場はそこそこ保存も効きますし、珈琲のアテにはぴったりなのも物を言っていますが。
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 先日やたら豪華な弁当を買って帰った渋谷のフードショーでもデザートはドーナツだったりします。
 地下の弁当売り場の中にあった「JACKIN THE DONUTS」というところのですがレジ前がそこそこ並んでいたので好奇心もあって買ってしまいました(田舎者はこれだから汗)
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 某チェーン店よりも見た目が幾分高級ぽいですが、帰宅後、デザートに頂いたら予想以上にどっしり感があり、味もナチュラルに甘い。
 流石渋谷のドーナツは違うと感心しましたがお値段の高さにも渋谷を感じたりします(汗)
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 これまた先日甲府に行った折に買ってきたドーナツですが製造元は長野です(笑)
 ネーミングは駄洒落系ですがブルーベリー系のトッピングがハード系ドーナツには似合うと思いました。

 こちらも某チェーン店の倍くらいのお値段でしたが。
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 冬場のデザートで、ドーナツを食べないときは大概アップルパイが代役を務めていたのもこの冬の特徴です。
 それこそスーパー、コンビニからベーカリー系ケーキ屋系と、出自や店の規模によってピンキリなのですが、極端に不味いものに当たらないのでおやつとしてはまあ、安全パイの方でしょう。

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 自分でも不思議に思うのですが、他のケーキやらパイの時だったら、珈琲を飲むにもミルクを入れるのが普通なのですが、殊ドーナツを家で頂くときはブラックコーヒーにする事が多いです。

 ハード系ドーナツやバームクーヘンはブラックコーヒーの風味が似合うのかもしれません。
 その意味ではここ数年味がよくなっているコンビニのコーヒーを持って帰って来てドーナツと頂くのは夕食ちょっと前のデザートとしては似合います。

 

 今日はあの日から15年目の3月11日。
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 津波被災地ほどではなかったとはいえ、現住地でも町内の石灯篭は軒並み倒れ、ブロック塀は道路に向かって倒壊(車か通行人がいたら大事故になっていた筈)菩提寺は山門が傾き、井戸からは砂が噴き出すという騒ぎでした。
 怪我人が出なかったのが不思議なくらいでしたが、本震の12時間後の真夜中に長野でもM6の地震が発生しまるで挟み撃ちの気分だったのが思い出されます。

 実家が岩手だったので当然向こうの心配も気が気でないレベル(電話も何もかも不通)でしたが、何よりも当日夜のTVで物凄い津波が襲った事を知った時の衝撃も忘れられません。

 後になって知った事ですが、それらの衝撃的な映像を「停電のため当の被災地に住む住人の殆どがTVで観られななかった」という事実。むしろ被災地から離れていた地域の方があの災害の規模と状況を(おぼろげながらも)いち早くつかんでいたという情報のギャップも強い印象を残します。
 (地震が早朝だたっため在阪キー局の多くが情報自体を把握できなかった阪神大震災とは対照的に感じます)

 震災後暫くしてから帰省の度に被災区域の新聞社や放送局が上梓した書籍やDVDを買い入れているのですが、特にDVDでは震災当日のスタジオや中継カメラの緊迫した状況が数多く収録されており、震災の規模や特異性(特に異様なほどの長さの本震の時間)を、つい昨日の事の様な迫真感で感じさせます。
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 また「地震や停電で号外どころか新聞も出せなくなった新聞社」「取材のヘリまでが被災し取材活動が不可能になったテレビ局」
「TVもネットも寸断され唯一AMラジオだけが情報源となった被災地」など、過去にあり得ないほどの情報喪失状態に陥った地元の報道の苦闘が際立ったのもこの震災の大きな特徴だったと思います。
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 それらの書籍の一部も毎年この時期になると読み返すのですが、平時からのセーフティネット構築の重要性やコミュニティ単位の互助の必要性(他に比べてリスク管理が比較的しっかりしている筈の報道系ですら機能崩壊一歩手前だった)は特に強く感じるところです。

 数年前にはコロナ禍、そしてここ3年ほどは海外での戦争などが重なり「3・11」も時代の変化によって感じられる意味合いも変わりつつあると思いますが、それでもあの日の衝撃とその後の様々な影響は大きな存在感を持っています。