高額のスポンサーを受けたいけど、支配されたくないときは・・・ | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

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ハワイから来られた方がいます。

友人と共同で法人を作りたい。

そんな相談です。

 

 

 

 

 

 

 

友人というのが、

ヨーロピアンですが、コロナの影響を受け、

現在、ベトナムで足止めをくらっています。

 

 

 

 

 

 

外国人や外国法人が株主となる

法人を作るため、

メールでのやりとりとなり、

難航していますが、

優秀な司法書士のおかげで

ゴールは見えつつあります。

 

 

 

 

共同で法人をつくるとき、

気を付ける点の一つに

『出資のありかた』があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

共同で事業をするといっても、

①  立場が対等である場合、

②  役割が違う場合、

③お金だけ出す人がいる場合、

様々です。

 

 

 

 

責任の所在が不明確なので、

①  の対等が一番失敗します。

 

 

 

さて、

今回は、③に近い形です。

メインで事業をされる方がいて、

スポンサーがいる場合です。

 

 

ハワイアンにとって、

『スポンサーから

 資金をどう受け入れるか?』

は、悩ましいところです。

 

 

 

資金の受け入れ方としては、

一般的には3つあります。

 

出資

借入

寄付

 

 

今回は、A出資で受け入れたいという。

であるならば、

できるだけ多くの資金を

受け入れたいと思うもの。

 

 

 

しかし、

多くの資金を『出資』として受け入れると、

受け入れた金額に応じ、

多くの株式を交付することになります。

 

 

 

スポンサーに多くの株式を交付すると、

スポンサーに会社が支配されるので、

避けたいと思うもの・・・。

 

 

スポンサーには資金を沢山出してほしいが、

株式は沢山渡したくはないのが本音です。

 

 

 

ハワイアンは、

1,000万円の資本金を集めるにあたり、

このような集め方を考えています。

 

 

ハワイアンである自分は、

100万円出資して、900株交付する。

 

スポンサーは、

900万円出資して100株交付する。

 

 

合計で1,000万円になりますが・・・、

金額と交付株数のバランスが

なんか、変に感じます。

 

 

 

出資割合は1割ですが、

株式の所有割合は9割になっています。

 

 

ハワイアンにとっては、

これが理想的ですが、

ちょっと問題が出てきます。

 

 

 

 

 

 

 

この形だと、ハワイアンに対して

贈与税がかかります。

 

 

 

 

900の株式を取得するには、

本来900万円出資する必要がありますが、

100万円しか出していません。

 

 

差額の800万円は、

ヨーロピアンから

贈与を受けたことになります。

 

 

贈与税は、151万円!

=(800万円-110万円)×40%-125万円

 

 

 

小さくはない金額。

自分で出さない分、お得ですが、

負担はそれなりにズッシリきます。

 

贈与税が高いから、『ダメ!』とは言いません。

 

 

高額の出資を負担するヨーロピアンも、

贈与税を負担するハワイアンも、

納得出来たら、

これもありですね。

 

 

 

 

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