1215号目
昨日の続きです。
スタッフの一人から、
こんな言葉をもらいました。
『社長の言うことの意味が、
ようやく分かりました。』
これまでの道のりは大変でしたが、
一つの成果が出たので
大変うれしく感じています。
そのスタッフとは、
昨日のブログに書いたコンサル先の
中堅社員さんです。
とても真面目な方です。
仕事には熱心で、
新しいことにも興味を持ち、
何事も貪欲に吸収するので
成長のスピードが速く、
自分の仕事はミスなく完璧にこなします。
立派な社員さんですが、
一つだけ、困ったことがありました。
『興味がないことはしない・・・。』
どの会社にも、一人はいらっしゃいます。
我が強く、
社長や周りの同僚に言われても、
したくないことはしない。
それにより、
会社に大きな損害が生じても・・・、
お構いなしです。
狭い範囲では仕事はできるけど、
困った社員さんです。
その方の一番興味がないこととは、
『後輩の教育』です。
『なんで私がするの???』
後輩のことが嫌いじゃありません。
後輩よりも、自分の仕事が好きなので、
何でも、自分でやりたがります。
後輩が一人前になるように
教育することを期待されていますが、
興味がないので、ほとんど放置です。
この社員さんが教育できるようにならないと、
この企業に先はありません。
この先も拡大をするなら、
どんな人が入っても、
一人前に教育する仕組みが何より必要です。
その方が、教育担当とて
一番ふさわしいので、
社長さんなりに、指導してきたけども、
進歩しないということで、
その方の教育も、
私のミッションの一つになっていました。
『教育できる人に教育する。』
と言っても、
『どうやったらそんなことができるのか?』
私は答えを持っていません。
試行錯誤の一年でした。
私がしたことは、
その社員さんに考えてもらうだけ。
『教育とは?』なんて、指導はしません。
教育をする背景や、
教育することでの会社への影響、
後輩への影響、社会への影響
そして何より、その方への影響
会社から期待されていること
なぜ、自分が教えるのか?
様々な角度から、
考える機会を提供してきました。
社長と社員さんとの間には、
大きなギャップがあります。
経験も違います。
求めているものも違います。
見えているものも違います。
社長の言葉がそのまま伝わるのは奇跡です。
その橋渡しをするのが私達です。
人って、こうやって変わるんだ!
クライアント先の社員さんを通じて
私達の方が、大変よい経験をさせて頂きました。
後輩の指導を全くする気がなかった人が
喜んでするようになったのですから、
不思議ですね。
しかも、その社員さんからも、
感謝もされる。
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