投資目的の生命保険契約、いくら損するか知っていますか? | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

 

1053号目

 

 

 

悪徳税理士に騙されて、

節税のためと言われ、

必要ない保険に入っている

会社のお話の続きです。

 

 

 

 

生命保険契約について、

続きますが、

本日で最後です。

 

 

 

 

この会社は、数年前に、

全額損金の生命保険契約を

特定の保険会社で、

12件契約しています。

 

 

 

 

でも、どれも、

必要な理由が分かりません。

 

 

 

保険会社に、

こんなことを言ってみました。

『この会社に必要な保険は一つもないので、

 全部解約を考えています・・・。』

 

 

 

 

そうすると、

こんなことを言われました。

 

 

『今解約すると、

 全額損金の適用が受けれなくなりますよ!』

 

 

 

 

 

今まで支払った保険料が、

損金として認められなくなる

可能性があると、

言っています。

理由は割愛します。

 

 

『だから、解約するな!』

そんなふうに聞こえます。

 

 

全額損金が、

そんなにいいんでしょうかね。

 

 

 

 

これら12件の生命保険契約は、

すべて退職金支給目的です。

いわゆる、投資目的で、

加入していたつもりですが、

浪費になっています。

 

 

 

 

損金にならなかったとしたら、

その分の税金を払うだけで済みます。

 

 

 

 

 

 

具体的には、1年間の保険料は2億円です。

税率30%として、

6,000万円の税金を払うだけです。

 

 

 

 

もし、

これらの生命保険契約を

社長が退職するまでの25年間

継続したとすると、

2億円×25年間トータルで

50億円の保険料を支払います。

 

 

 

解約するときの返戻率は、

たったの50%なので、

25億円しか戻ってきません。

 

 

 

ということは、

25億円(=50億円‐25億円)損します。

 

 

この損失により節税効果があります。

30%(7.5億円)の税金の負担が減るので、

実質17億5000万円の損失となります。

 

 

 

 

全額損金が否認になり6,000万円の納付と

そもそも返ってこないことによる

17億5000万円の損失と、

どっちが損なのか?

考えるまでもありません。

 

 

 

生命保険契約を知らないって、

恐ろしいですね。 

 

 

 

 

投資のポイントは、これです。

『期間全体での収支は

 どうなるのか?』

 

 

 

都度都度の支払いによる

節税なんか、どうでもいいんです。

 

 

 

期間全体で、投資した金額に対して、

いくら戻るのか?

 

 

 

そんな視点で見ないと、

とんでもなく損をします。

 

 

 

みなさんが契約している

投資目的の生命保険契約は、

いくら損するか分かってますか?

 

 

 

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