以前から疑問に思っていたことがある。

「リムハイトによって巡行や加速にどういう影響があるのか」だ。

 

ここで既に得ている知識はこんな感じ

◎リムハイトが高い

・巡行速度が高い場合に速度の維持が楽

・横風にあおられやすい

・横風が吹いた方が帆船効果で前に進む。

 

◎リムハイトが低い

・風にあおられにくい。あおられると失速する事もある。

・リム重量が軽いので加速感がよい

・風で前に進まない。

 

◎ハブの重量が重い

・堅牢に作られているのでホイール重量が重くなる

・変形が少ないので回転性能が良い。

 

こんなことは中級以上のサイクリストならだれでも知っていると思う。

具体的に気になる事はこれ。

 

◎リムハイトが高くて軽いホイールとリムハイトが低くて重いホイールを比較するとどうなるのか。具体例として以下2種類を比較した感想

 

①shimano wh-r9170 c40

 

②roval clx50

 

まずは諸元。

リムハイトが低い①C40の方が重いところがポイント。

 

①shimano c40

重量 1590g

リムハイト 37mm

リム内寸法 19mm

ラチェット 爪方式

 

②roval clx50

重量 1420g

リムハイト50mm

リム内寸法 21mm

ラチェット スターラチェット

 

●加速感

乗り出しは鈍感な私でもハッキリわかるほど①C40の方が掛かりが良く加速感がよい。

手でホイールを回したときに軽さや回転性能も①が優れている。

実際の重量差以上に①が圧倒的に手で回した回転は軽い。

 

シマノはネット情報などでハブ重量が重いがリム重量は軽いとある。

実際にリムの軽さからくるものと、リムとハブの強度が高く変形に対して強いことがある。

この特性から低速からの加速が多いクリテリウムや急坂アタックのあるコースには①C40が向いているだろう。

あとスターラチェットは掛かりが良く爪式は一歩劣ると聞くが、体感では全く感じない。

 

●巡行性

チームの練習会でC40を使用すると40km/hを超えると維持が辛く感じる。

やはり高速域ではリムやハブの重量は影響は少なく、重くても軽くてもリムハイトが正義のようだ。

それと②CLXはリムの形状がいわゆる「どら焼き型」なのもあるだろう。リム105%の法則は本当なのだろう。

そしてリムがワイドなことより振動吸収が良いのは鈍い私にも感じられる。

路面の悪い荒川CRではワイドリムで空気圧を下げ振動吸収を良くする方がより結果として速いだろう。

 

 

●登坂

これはコースや走り方にもよる。

斜度の違いから急にダンシングが必要なシーンやアタックでライバルを引き離すシーン。

相手のアタックを追うシーンでは堅牢に作られたホイールが威力を発揮するだろう。

一踏み目が遅れると差がみるみる開くものだ。

 

だが走りにおいてC-40に利点があるのはそれくらいで他は②にメリットを感じる

たんたんとシッティングで回すシーンではリムハイトが高い事も有利に働くだろう。

 

リムが細く軽い①C40は軽快感が強い。実際の総重量が170gも重たいのでTPUチューブや軽量タイヤを組み合わせると車両総重量を抑えられるのでクライミングに向くかもしれない。平地より速度が落ちるのでタイヤを軽量にした時の転がり抵抗ロスが少ない事もこのセッティングに合理性を与える。

なのでトップを争うマスドレースで着に絡む展開できる人は堅牢なホイールも選択肢。

でもロードレースの上りならワイドリムで下りコーナーの安定するディープリムホイールの方が結論として速い。

 

一般ピーポーは去年の自分が相手になると思うので、リムハイトが高くて軽い②CLX50が妥当でしょう。

各地のヒルクライムイベントにベストタイムを狙いにいくならリムハイトが高くて軽いホイール一択。

 

●空気圧

リム幅が違うので空気圧についても触れておこう。

私の使用しているバイクはspecialized roubaix でフロントにサスが付いている。

なので前輪は通常より0.3BARくらい高くても乗り心地は良い。

roval clxは5.0/5.3BARで快適な乗り心地。

wh-R9170は5.5/5.5BARで快適になる。

ここから考えられるのは路面が綺麗なコースではリムが細い事による転がり抵抗の悪化は少ないだろう。

実際に乗ってみるとどうか。サス搭載にも関わらず荒れた路面ではリムが細いと空気量が減って跳ねるように感じる。

路面が綺麗ならサスが付いてるメリットってなんなの?ってなるだろう。

高速走行においてはサスの得られるメリットよりディープリムで得られるメリットが大きいと思う。

長時間走行でより効果が得られると感じたのは、メーカーのコンセプト通りじゃないか!!

なるほどそういうことか。

 

 

 

結論

Wh-r9170 c40がレースで有利に使えるシーンの方が少ないと思う。

しかしカップ&コーンのベアリングなどメンテナンス性が優れている。強固に作られている。

部品が調達しやすい。などを考慮すると普段から使える高級ホイールとして優秀な性能である。

一本を使い倒すなら補修に有利でオールマイティなシマノは優秀だろう。

尖った成績が欲しいなら②やその他のメーカーのハイエンドディープリムホイールが選択肢になる。

wh-r9270系のデュラエースはどう変化しているのかわからないので一度試してみたい気持ちがある。

 

結論としては、世に言われている通りの感想だった。なんとも無念。

風が強くてあおられるような日でも注意してディープリムを使った方が速いと思う。

しかし危険を冒せないのが普通の人だから速さの為に安全を犠牲にしてはいけない風が吹いたら素直にディープリムはやめておこう。

 

 

 

昨年骨折した際に埋め込んだボルトを抜く抜釘手術をしました。

ボルトを埋め込んだのが2022年の11月。 

2023年の富士ヒルで90分を切ってブロンズを取るというリハビリ目標を立てるも40秒足りず失敗。

 

そして今回の抜釘手術。あのときより明らかに状態はマシである。

目標を新たに設定します。

富士ヒル80分を切る! です。

 

そのためには車重と体重を下げてかつ昨年よりウェイトレシオを上げる。しかない。

2年連続でリハビリからスタートというのは中々心が折れるのです。

よって新しい機材を購入してモチベーションを上げることにしました。

 

車体はほとんどイジルところないのでホイールの軽量化を考えてみる。

候補ホイールの選定用としてエクセルで表を作成してみた。

ホイール重量リスト

 

お金が許すならCADEX42ってのが欲しいな。

あ!!これ、相当高い。。。。

 

そして数カ月間、ヤフオクを眺め続けついに気に入って購入に至った商品はこちら。

 

roval CLX50

 

ターボコットンと中身のターボチューブは初期装備のままで摩耗も少ない。

以前、同車両を吊り秤で計った重量は

SPECIALIZED ROUBAIX 56サイズ

購入時   8.97kg 

カスタム後 8.1kg 手持ちのULTEGRAパーツの組み込みとホイール関連がメイン

 

でした。それからコツコツチタンボルトにしたり、vengeに取り付けられている

duraパーツと交換したりと細かい部品を交換したのです。

そして今回のホイール交換後の重量はこちら!!

 

おー。当たり前っちゃ当たり前だけど8kg切れたヽ(^o^)丿

タイヤが26Cで260gあるから決戦タイヤに変更すれば前後で140g軽量化可能だ。

ってことは7560gまでいける!ってことです。

C

 

しかしケチなわたくしはこちらの決戦ホイールはいつでも売れるように温存する予定。

レースは基本あまり出ないつもりなのに決戦ホイールを買うのも謎だが。

普段はWH-R9170を使おう。それでも7.9kg弱にはなってるし、なによりタイヤ(ターボコットン)は高価なのですり減らしたくない笑

 

ご無沙汰しております。

ながらく更新が停滞しておりましたので最近の出来事をまとめて報告します。

 

10月8日 定峰峠ヒルクライム

チームメンバーが運営を務めている関係もあり第一回大会に参加しました。

プレ大会も参加しておりまして、それに比べてもすごく良い大会になっていました。

UtGさんと二人で参加しましたが、UtGさんは惜しくも4秒足りず目標ステッカー獲得ならず(笑)

こちらの大会では目標に合わせてゴールド、シルバー、ブロンズのステッカーが獲得できます。基準は某有名ヒルクライムのリングに近くなるように設定されていますので、力試しに是非ご参加ください。2024年も開催予定との事です!!

 

 

10月14日 ジャパンカップオープンレース 応援

someyaさんの応援。応援した甲斐もありまして19位完走。

オープンレースはアマチュアレースではかなり格式の高い大会です。

過去の選出基準であれば20位以内は全日本選手権出場枠内でした。

すばらしい。

 

 

11月18日 日産スタジアムサイクルパークフェス

 

 年に一度のチームエンデューロに今年も参加。

ユニフォーム忘れる人がいたり、体調不良であったりトラブルはありましたがチームとしては見事カテゴリー優勝しました。3時間全体でも2位でした。うちのエースが第1走者で2位に1ラップしてきたので99%そのおかげです。ちなみにリアルスタート後のファーストアタックで4人になってました。

 

 

当練習会に参加してくれているメンバーの入賞報告です。

普段から練習会に参加していただいているのでブログ掲載させていただきます。

 

 

JBCF南魚沼ロードレース 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ

クラスタ E2 6位入賞

染谷さん

 

 

 

信州高山ヒルクライム

3位表彰台  千野さん

 

秩父宮杯における入賞リザルトです。

 

【初級クラス】第6位

森下さん

 

本人のSNSより

 

kuriharaさんも今回大変な激戦クラスであるマスターズクラスにおいて

シングルリザルト 8位でフィニッシュしました。

 

今後の活躍が期待されます!