1945年4月、ドイツへ侵攻する連合軍の米兵ウォーダディーは、自ら「フューリー」と命名したシャーマンM4中戦車に乗り、戦いを続けていた。ウォーダディーと3人の仲間に新兵のノーマンも加わり、5人となった部隊は絆を深めていくが、進軍中にドイツ軍の攻撃を受け、他部隊がほぼ全滅。なんとか生き残ったウォーダディーの部隊にも、過酷なミッションが下される。
こちらは2014年制作の アメリカ、イギリス の合作映画になります![カチンコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/281.gif)
![カチンコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/281.gif)
第二次世界大戦を描いた作品は数あれど、今作のように一台の戦車に乗り込む、兵士
のグループにスポットを当てた映画は、中々珍しいかも知れません この戦車、ティ
ーガ131 は可動して現存するのは、世界で一台だけだそうで、今作ではそれが使用
されたようです ![爆弾](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/352.png)
![爆弾](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/352.png)
この戦車の指揮官役をブラッド・ピット が演じておりまして、「イン グロリアル バ
スターズ」でも似たような立場の役を演じておられましたが、あちらでは、冷徹な役
柄でしたが、今作では人間味のあるリーダーを演じております
他の乗務員役の
![筋肉](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/372.png)
隊員、四人も、個性的な俳優陣を揃えておりまして、今回の作戦から、新兵が加わる
事になるのですが、この新兵と、ブラピ演じる ウォーダディ― との、師弟的な関係が
物語の軸になってストーリーが進んで行く事になります
幾つか、印象的なシーンがあるのですが、まず、この新兵、銃を撃った事も無いよう
な新人で 彼に、無理矢理、銃を握らせ、ドイツ兵を射殺させるというシーンがあり
ます
新兵はかなり抵抗するのですが、腕を掴んで、ウォーダディ―は彼に射殺
![銃](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/353.png)
させます 観ているこちらとしては、どちらの立場も分かる訳です、敵兵とはいえ、
人の命を奪うという行為に抵抗があり、拒否するのは当然です しかし、ここは戦場
そしてこれから同じ戦車で生死を共にしなければいけない者が、いざという時に、敵
を撃てなかったら仲間を守る事が出来ないわけですから、、、それを身をもって体験
させるというこのシーンは、戦争というものを象徴した印象深いシーンでありました
戦車の部隊が、ドイツの田舎町を進んで行くのですが、町の所々に、首にメッセージ
を提げられ死体の状態で、吊るされた遺体がさらされています ドイツ語の読める
ウォーダディーが読み上げます 「私は戦う事を拒否したため、殺されました」 と書
かれてあるのだと、、、ドイツの親衛隊の、非情さを思い知る光景です 同胞までも
命令に背くと殺される状況なのです![ナイフ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/354.png)
![ナイフ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/354.png)
そして途中、制圧したドイツの田舎町の、ある家で、女性二人で隠れていた部屋に入
り、食事を作ってもらい、敵味方を越え、交流するシーンがあります そこに出動命
令が入り、出発の準備をしていると敵の空爆に遭います 空爆が止むと、さっきまで
同じテーブルを囲んで、食事をしていた家が、吹き飛ばされているのでした 無論、
彼女達は自国の空爆によって犠牲となってしまった訳です、、、![星空](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/350.png)
![星空](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/350.png)
そして後半の見せ場になるのが、戦車部隊が、敵の攻撃によって、ほぼ壊滅状態にな
り、彼等の戦車だけになってしまうのですが、地雷に遭い身動きがとれない状態にな
ってしまうのですが、敵の部隊が、それを知らずに近づいて来ます 無線も壊れた状
態で、動けない戦車で敵300人と交戦する覚悟を決めた彼等ですが、いったいどう
なってしまうのか、、?という内容でありますラストのラスト、戦闘が終わり、戦車
を中心として、カメラが俯瞰で真上から戦場を映しますそこには無数の死体が転がっ
ているのであります![ドクロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/131.png)
![ドクロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/131.png)
なんとも言い難い、戦争という物の、空虚さを感じてしまいます 敵とはいえ、そこ
に転がっている遺体の一人一人には、家族が居るでしょうし、恋人や、子供がいるわ
けですから「色即是空 空即是色」 適切かは、分かりませんが(仏教ですし、彼等の多
くは、キリスト教かユダヤ教でしょうが) 何なんでしょうね、戦争って?![サイコロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/138.png)
![サイコロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/138.png)
そんな事を考えてしまう作品でありました そして、何だかんだ言っても、この映画の
中の ブラピ は、やはり魅力的で、説得力がありました スターパワー を嫌でも感じて
しまうのでありまする![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
女性は、戦争物はちょっと敬遠してしまう題材かも知れませんが、ブラピ 越しにで
も、戦争という非情な現場をご覧になってみてはいかがでしょう CGも、あまり使
われていない、泥臭い、男臭い、作品でござりまする
「ガールズ&パンツァ
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
ー」 好きにも、お勧め出来ますが、こちらでは死人が出ますですが、、、
では、また次回ですよ~! ![バイバイ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/128.png)
![バイバイ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/128.png)
エンドクレジットが凝っておりましたので、よろしければどうぞ、です ![炎](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/110.png)
![炎](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/110.png)