自殺するために青木ヶ原へやって来たアメリカ人男性が、そこで出会った日本人男性との交流を通じて再生していく姿を描く。人生に絶望して自殺を決意したアーサーは、富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を訪れる。磁石が狂い携帯電話も通じない森の中で、出口を求めてさまよう日本人男性タクミと遭遇したアーサーは、怪我を負っているタクミを放っておけず一緒に出口を探すことに。過酷な状況に立たされる中、アーサーは運命共同体となったタクミに次第に心を開いていく。やがてアーサーは、自分が死を決意するきっかけとなったある出来事について語りはじめる。

 

 

 

 

 

 

こちらは2015年のアメリカ映画 アメリカ になります

監督さんが、私の好きな ガス・ヴァン・サント という方でして、4年ぶりの新作とい

 

う事でレンタルしてみました 出演が マシュー・マコノヒ―、ナオミ・ワッツ、渡辺

 

謙 というメンバーでして、脂の乗った方々の共演であります そしてほぼこの3人の

 

お話になります

 

 

 


お話は、大きく分けて2パートに分かれていて、アーサー(マシュー)とジョーン

 

(ナオミ)の、壊れかけている夫婦が、ジョーンの急な病気の発見によって、今まで

 

の関係を見つめ直し、新たに夫婦として再生へ向かおうとした矢先に、不幸が訪れて

 

しまいます まさかの、これで!!感過去の自分に対する懺悔の気持ちと、あまりに

 

も大きな損失感、そのため彼は、自分の死に場所を探して富士の樹海へとやってくる

 

のです 

 

 

 

 

日本人には即、理解しやすいのですが、外国人には、この辺が理解しずらいでしょう

 

ね 劇中、彼がパソコンで 「美しい 場所」の後に 「死」と打ち込むと、富士の樹海

 

がまずヒットして、そこを最後の場所として決めるのですが、日本人の私でも、何故

 

わざわざ、飛行機にまで乗って、と疑問に思ってしまう感はあるのですが、、それは

 

何かによって彼が 「導かれた」 と、最後に私は理解していますが ヘ(゚∀゚*)ノ

 

 



で、薬と水と、ある物を持って樹海に入って行くのです、そして樹海の奥で同じよう

 

にさまよっている タクミ(渡辺謙)に出会います、タクミは樹海に入って2日で、死

 

ぬことを諦め、樹海から出るためにさまよっていたのです (英語が普通に話せてし

 

まうのは、、は、後に置いときましょう、ちゃんと説明があるはずですから)

傷つき、フラフラのタクミを見かねたアーサーは、彼を樹海からの出口を見つけてあ

 

げるまで、彼と行動を共にするのですが、、というお話です 映画は、アーサーとタ

 

クミが樹海をさまよいながら、二人の会話の中でアーサーの、ここまでに至った夫婦

 

の生活が回想の形で描かれていきます

 

 



ここまでに観ていて「、、?」と思う細かい箇所が幾つかあるのですが、それは日本

 

人の私だから感じる物なのか、お話自体が説明不足なのか、ちょっと気になったまま

 

観ていたのですが、そのモヤモヤは後半で解決される事になっておりました ホッ

とはいっても少しは残るのですがね  樹海の解釈や、神秘主義の受け止め方とかで

 

すが、、ガスヴァンサントの作品に似たシチュエーションのモノがあって 「ジェリ

 

ー」という映画なのですが、こちらは男2人でふざけて砂漠をウロウロしていたら、

 

元の場所へ戻れなくなって、広大な砂漠を水もなくさまようというような作品でした

 

 



普通に鑑賞すると、なかなか退屈する作品であります この監督さんはそんな作品

 

と、「グッド・ウィル・ハンティング」のような、普通に観ても面白い作品の、2

 

パターンあるような気がします 私はどちらも好きなので、ファンではあるのです

 

が、、さすがに「ラストデイズ」はやや退屈しましたが (カートコバーンのファンじ

 

ゃないし、、)この作品はその中間かもしれません、が、出てる役者さんが役者さん

 

ですので、それだけでも見ていられると思いますです (いつもの、演者の歩く後ろ

 

をゆっくりと追うサントカメラ!?もありますし。)

 

 



ラスト、観終えてそれぞれ、どう感じるか、少しのミステリー感もありますし、ジュ

 

ワ~っとくるものもあります そして日本人の私達の方が理解しやすい映画かもしれ

 

ません 渡辺謙さんも出ている事ですし (それがプラスになる、ならないは個々ある

 

でしょうが)以前ご紹介した 「殯の森」 のようですが、よろしければ一緒に森の中を

 

さまよってみてはいかがでしょうか?です。

では、また次回ですよ~! バイバイ