1950年代のハリウッド。あるメジャースタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中、主演俳優で世界的大スターのウィットロックが何者かに誘拐されてしまう。撮影スタジオは混乱し、事態の収拾を任された何でも屋が、セクシー若手女優やミュージカルスター、演技がヘタなアクション俳優ら個性あふれる俳優たちを巻き込み、事件解決に向けて動いていく。

 

 

 

 

 

 

こちらは2016年公開のアメリカ映画 アメリカ になります

「ノーカントリー」「ファーゴ」 等の話題作を制作してきた コーエン兄弟の新作です

 

からこれは観ねば、と思いレンタルしてみた訳であります

 

 



コーエン兄弟の作品は、ブラックなコメディが多数あるのですが、残念ながら私的に

 

は半分位は理解出来なくて、あまり笑えない事が多いのでありました (T▽T;)

今作も1950年代の映画界を描いたコメディ映画になっておりますが、ブラックな

 

要素を極力抑えた作りになっています

 

 



「君主を称えよ」という意味のこのタイトルですが、劇中で制作されている、超大作

 

の映画のタイトルにもなっておりまして、それはまるで 「ベンハー」そのものなので

 

あります 「ベンハー」はかなり イエスキリスト について描かれた映画であります

 

が、本作でもかなりキリスト教的な事柄が挟み込まれております (主人公の便利屋

 

は、時間があれば教会へ行き神父に懺悔していて、逆に神父に懺悔しすぎだと戒めら

 

れるしまつです)

 

 



映画全体がコーエン兄弟の、映画という神様に対しての懺悔のような告白なのではな

 

いか?と思うわたくしなのであります 映画全体を、クリスチャンでもない私が理解

 

出来ないのは当たり前なのですが、撮影所を舞台にしている為、様々な映画が、撮影

 

中という形で画面に描かれるのです、そこを観ているだけでも内容を100%理解で

 

きなくてもとても楽しめます

 

 



MGMのミュージカル全盛期の再現のような、素敵なミュージカルシーン それだけ

 

で1本観たいな~ (///∇//) と思ってしまうのでありました フィルムノアールの

 

ようなシーンや、まるでヒッチコック作品のような車のシーン、まさにコーエン兄弟

 

の映画の神様に対する懺悔、告白のような作品なのであります

 

 



そして出演している俳優陣たちもこれまでになく豪華な人達ばかり、これも意図的で

 

しょうね コーエン兄弟の映画が苦手な方や、まだご覧になっていない方には観やす

 

い作品かもしれませんので、是非この機会に 「コーエン兄弟のザッツエンターテイン

 

メント」 をご覧になってみてはいかがでしょうか?
 

では、また次回ですよ~! バイバイ