車を運転中に事故を起こした若い女性ミシェル。意識を取り戻した彼女は、見知らぬ地下シェルターの中でベッドに手錠で縛りつけられていた。シェルターには所有者の巨漢男ハワードの他に、腕をケガした若い男エメットもいた。彼女を閉じ込めている理由を、外で恐ろしいことが起きているからと力説するハワード。脚を大ケガしていることもあり、疑いを抱きつつもひとまず彼らと共同生活を送りながら脱出のチャンスをうかがうミシェルだったが…。

 

 

 

 

 

 

こちらは2016年公開のアメリカ映画になります

記憶にあるかと思いますが、2008年公開の 「クローバーフィールド」というSF

 

パニック映画がありましたが、その「2」というわけではない作りにはなっておりま

 

す 監督さえ違ってはおりますが、製作元は同じで、ちょっと変わった作りの作品で

 

ございます 今作はSFというよりも、ほぼ密室劇がメインのお話になっておりまし

 

て、どちらかと言うとサスペンス映画のテイストであります

 

 



恋人との別れを決めた主人公の ミシェルは、部屋を飛び出し、車で何処へともなく走

 

って行きます すると何かに当たり、事故を起こし気絶してしまいます 目覚める

 

と、鍵のかかった部屋で、点滴をされ、足にはコルセットと一緒に鎖がつけられて

いるのです ここで、「おお、監禁物か?」と思っていると、それを行った主人が登

 

場します最初は無愛想に、言葉少なな誘拐犯のような男でしたが、話を聞いてみる

 

と、事故したミシェルを助け、ここ、シェルターに連れて来てやったのだと言います 

 

外の世界は何かの汚染物質によって汚染され、外に出たら、たちまち死んでしまうの

 

だと聞かされます 

 

 

 


このシェルターは前々から危機を感じていた自分が作った物だとも言います(生きも

 

のの記録の三船敏郎か!)にわかに信じられないミシェルでしたが、もう一人、自ら

 

望んでここに入れてもらったというエメットという男もいるのでした、彼は、以前か

 

らここの存在を知っていて、ある日、見た事も無い光が世界を覆うのを見て、ここに

 

逃げ込んで来たというのでした ((((((ノ゚⊿゚)ノ

 

 



疑心暗鬼でありながらも、共同生活をつづけるのですが、ある日半狂乱の女が、シェ

 

ルターに訪ねて来て、入れてくれ!と懇願します、「ガスは少ししか浴びてない」と

 

主張しますが、主人は決して開けるな!と、女を拒絶します この出来事でミシェル

 

は、主人が言っていた事は真実なのではないか?と思い始めるのですが、このハワー

 

ドという男、自分の気に入らない事が起こると、何をしでかすか分からない面ももっ

 

ているのです ある日それがピークに達した時、ミシェルはこのシェルターから脱出

 

することを決意するのでした

 

 



と、ここまでが大筋のストーリーなのですが、このシェルターから脱出できるのか?

 

そして外の世界は本当にどうなってしまっているのか? が、このお話の推進力にな

 

ります このシェルターを作った男は、絶対正義の人物にも見えますし、逆に凄いサ

 

イコ野郎にも見える所が面白いのでありまして、これを演じているのが、私の好きな 

 

ジョン・グッドマン であります 通常は体型からして優しい、ボケ担当の役が多いの

 

ですが、今作ではそれを逆手に取って、不気味な雰囲気をかもしだしています

 

 

 


主人公 ミシェル  を演じている メアリー・エリザベス・ウィンステッド さんは好みの

 

女性でありました 以前ご紹介した 「デスプルーフ」 にも出てらしたなんて、、

制作者側は「クローバーフィールド」との直接の関連した話ではない、と言っておら

 

れるようですが、私は同時期の、別の場所の話として観ました その方が面白く観れ

 

る気がしまして 都会では皆が、右往左往してパニックになっていて、地方の田舎で

 

は、こんな事が、、って感じで、場所が違えば、見え方が変わってくるってのがいい

 

ですね~

 

 

 


てなわけで、密室サスペンスとしても、SFパニックとしても、一粒で二度美味しい

 

ものが味わえる作品となっております 少しハワードという男はいったい何者だった

 

のか?という謎は残るのですが、それも含めたサスペンスも楽しめますので、気にな

 

った方はご覧になってみるのもいいかもしれませんよ~!

では、また次回ですよ~! バイバイ