悪のヒーローと狂った警視との想像を絶する大バトルを、過激な映像と音楽で見せる
アクション・エンターテインメント
パリの銀行で立て続けに強盗事件が発生した。犯人はドーベルマンと名乗る強盗と
その一味。生まれながらの強盗・ドーベルマンこと、ヤン・ルパントレックは、まる
で遊びのように銀行を襲撃。
鮮やかな手口で現金を盗む一味に、警察は手も足も出ない。もはやなす術がないこと
を知った警察署長クロダレックは、目的のためには手段を選ばない凶暴な警視、クリ
スチーニにすべてを委ねるが・・・。
こちらは1997年のフランス映画になります
公開当時に観てはいたのですが、DVDを整理していたら、ひょっこり出て来たので
再見してみようと思い、今回また観てみました
なんだかんだで、もう20年近く前の作品になってしまうのですね~!そりゃ歳もと
りますわね 一番最初に観た時は、撮影や編集がとても斬新でそれをみているだけで
楽しかったのですが、今回観ると、逆にその辺ばかりが目立ってしまっている感じ
で、良い意味でキワモノ映画としてみる事が出来るかも知れません
内容は、バイオレンス版「ルパン三世」という感じで、強盗側も、追う刑事も、どち
らも悪党なのであります
特に刑事側の、銭形の役割になる警視は、ド―ベルマンを追う事に熱中するあまり、
民間人にまで手を出したり、拷問したりと、こちらの方が権力を盾にしている分、
悪質であります
そんな攻防を、バイオレンス、アクション、音楽ガンガンで突っ走ります
(°Д°;≡°Д°;)
主演の ヴァンサンカッセル を、確かこれで初めて見た記憶なのですが、まぁカッコイ
イのです そしてパートナーに、現在奥さま?の モニカベルッチ も出ているのですが
こちらはかなりエキゾチックな役のため、残念ながら映画 「マレーナ」 のような美貌
は見る事が出来ません
この1997年前後の映画界は「トレインスポッティング」や「ロック、ストック&
トゥー・スモーキング・バレルズ」「ランローララン」「バッファロー66」等々、
さまざまな国の、若い才能の作品が出て来て、今後色々な作品が沢山観れそうでワク
ワクしていたのですが、いつの間にかスローダウンしてしまったようで、あのニュー
シネマのような熱気は何だったんだろう?と、思ってしまう今日この頃です、、、
ダニーボイル監督だけでしょうか?現在フィルムメーカーとして活躍出来ている人
って、ガイリッチー監督は、フィルムメーカーというより雇われ監督という感じです
ものね。 またあの時のような若く、新しいセンスを映画界に吹き込んでくれる事を待
つのみでありました
ややカルト系ではありますが、一風変わった、フランス製のトランスアクション映画
に興味がございましたら、ご覧になってみて下さいね!
では、また次回ですよ~!