格調高い私立高校でスクールカーストの頂点に君臨する7人の少女たち。彼女たちが仲間の1人をリンチした日を境に、次々と残酷な殺人事件が起きて……。“7つの大罪”をモチーフにした、衝撃のミステリー・サスペンス

 

 

 

 

 

      

  -  THE SINNERS / THE COLOR ROSE  -   監督 脚本 コートニー・ペイジ

 

 出演  ケイトリン・バーナード、ブレンナ・ルウェリン、ブレンナ・コーツ 他

 

こちらは2020年制作の カナダ映画 カナダ です。(90分)

 

 

 

 

  美しい自然に囲まれた、格式高いカトリックの私立高校。その学校で、スクールカーストのトップに君臨する7人の少女たち。表面上では仲良さそうにしてるが、思春期ならではのマウンティングやいじめは日常茶飯事。グループのリーダーで性的魅力を放つグレース、グレースの側近で実はレズビアン関係にあるトーリ。欲求にいつも忠実なケイティ。嫉妬深いステイシーに、さぼり癖のあるロビン。そして、すこしぽっちゃりなモリーに、誇り高きクリスチャンのオーブリー。

 

 

 

 

ある日、オーブリーの秘密の日記をグレースたちは盗み読みすると、そこにはグレースたちを監視し、罪をあげつらう悪口が書かれていた。優等生ぶったオーブリーを懲らしめるため、グレースたちはオーブリーを拉致してリンチし、湖畔のふもとに置き去りにしてしまう。刑事たちがオーブリーの失踪を捜査するさなか、6人のうちのひとりが不審な死を遂げた・・・口には薔薇の花が押し込められていた、、。

 

 

 

 

レンタル店で目を惹く新作がなかったもので、危険な香りを感じつつも、ここはちょっと冒険しちゃおと思って手を伸ばした本作でありました。 

 

 

 

 

敬謙なカトリックの高校を舞台に、映画「セブン」でも扱われた七つの大罪 嫉妬/傲慢/怠惰/憤怒/強欲/色欲/暴食 をテーマにした残酷な猟奇殺人が起きるものと期待したのですが、それは女子グループ7人に当てはめられたキャラのようなもので、殺人は起きるもののそれになぞらえた殺され方という洒落た演出はありませんでした。 残念。

 

 

 

 

信仰の深い閉塞的な村で、女子生徒の中でのカーストやイジメ、それによって引き起こされた少女の死が発端となって、それに関わった仲間達が殺されていくというスリラーですが、映像はそこそこ美しいものながら肝心の殺人やサスペンスにこれといった見せ場や工夫がなく、グロにもエロにもアートにも突き抜けたものがない為、「ヴァージン・スーサイズ」的な雰囲気は微かにあるもものの、どっちつかずの中途半端な出来栄えになってしまった感があります、、。 

 

 

 

 

もっと何かに振り切ったらもっと面白くなっていたかも知れないのですが、犯人もラストも驚きは少なく、微妙な所に落ち着いてしまってました。 90分という上映時間ながら長く感じてしまったのはやはりそういう事なんでしょうね、、。

 

 

 

 

決してお薦めは出来ませんが、ちょっと時間が空いて無料配信で見かけたら暇つぶしには丁度良い作品かと思いますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか、です

 

では、また次回ですよ~! パー