過去と決別するためアメリカからイギリスにやって来たグレタは、老夫婦と暮らす8歳の少年のベビーシッターを引き受けることに。 しかし、その少年ブラームスは、人間サイズの人形だった。 ブラームスを溺愛する老夫婦は、世話する際の「10のルール」を徹底して守るようグレタに言いつけ、旅行へと出かけるが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは2016年制作の アメリカ映画 アメリカ です。(97分)

 

予告を観てレンタルした本作は、古いお屋敷に住む老夫婦に雇われたベビーシッタ

 

ー。彼女が世話をする事になった相手は!というサスペンスホラー映画でございま

 

す。

 

 

 

 

  イギリスの校外、お城のようなヒールシャー家の屋敷に女性がやって来ます。

 

彼女の名前はグレタといい、アメリカからイギリスに移り住んだばかりでした。

 

グレタはヒールシャー夫婦が旅行に出かける間、息子の面倒を看るベビーシッターと

 

して雇われたのでした。 一人屋敷に入る彼女でしたが、あまりの豪華さについ靴を

 

脱ぎ(汚したと怒られちゃまずいと) 部屋を散策し始めます。 

 

 

 

 

壁には大きな家族の肖像画が飾られてありました。 そこにはヒールシャー夫妻であろ

 

う老夫婦と、それにそぐわない幼い男の子の姿がありました。(この子か~、しかし

 

高齢出産にも限度がある気が、、)しばらく調度品を見ていたグレタに背後から声が

 

掛けられました。(ビク!) その相手はマルコムという青年で、ヒールシャー家に日

 

用品店​​​​​​や食料を配達していると言います。 

 

 

 

 

親しみ易い彼(ナンパな)に夫妻の事を聞くと「いい人達だよ」と答え、息子の事を

 

聞くと「説明しにくい」と言葉を濁します。(何故に?) そこへヒールシャー夫人が

 

現われ、「靴は?」 と聞かれるグレタ。 (ヤバ) 慌てて荷物と一緒に置いた靴を取り

 

に向かいますが、何故か消えていました。 戸惑うグレタに夫人は 「息子のいたずらよ

 

いずれ出てくるわ」 と言い(面倒臭そうな子)、家族の待つ部屋へと通されます。 

 

 

 

 

そこに家長である老紳士のヒールシャー氏が居ました。 挨拶を済ませると彼は 「息子

 

のブラームスを紹介する」 と告げ、背もたれの椅子を回しました。 そこに居たのは

 

人間の子供ではなく、磁器で出来た等身大の ビスク・ドールでした。 滝汗  ハッ

 

 

 

 

ジョークだと思って笑いだすグレタでしたが、夫妻は真顔のまま、(え、これ?まさ

 

か、、)そこへマルコムも現われ、普通に子供として人形に挨拶する姿を見たグレタ

 

は、この異様な現実を悟り、ブラームスに挨拶をするのでした、、。 (ヤバイ所へ来

 

てしまった~)

 

 

 

 

食事も一緒、読書、音楽も聞かせ、寝る時はパジャマに着替えさせて、お休みのキス

 

もするという徹底ぶりに恐怖を感じますが、人形は老夫婦の亡くなった実の息子の代

 

わりだと教えられた事で、なんとか自分を納得させるグレタ。  翌日、旅行中のブラー

 

ムスに対して、10のルールが書かれたメモを渡され、それを守るように言い渡され

 

ます。

 

 

 

 

老夫婦は何か言いたげに旅行へと出かけ、屋敷はグレタとブラームスだけの生活が

 

始まります。 グレタはアメリカに居る姉に近況報告の電話をかけます。 すると姉か

 

ら別れたグレタの元夫から執拗に居場所を聞く連絡があると教えられます。 実はグレ

 

タはDVの夫から逃げ、新たな生活をする為にイギリスへやって来たのでした。 決し

 

て居場所は教えないように念を押して電話を切ります(居場所がばれたら何される

 

か)

 

 

 

 

大きな屋敷にブラームスと二人、グレタにとってはただの人形でしかないブラームス

 

との約束を遂に彼女は破ってしまいます。ブラームスに布を被せたまま放置するグレ

 

タ、、。マルコムが訪れた時、実際のブラームスがどのような子供だったのか尋ねる

 

と、かなり変わった子で、8歳の時、ある事件がきっかけになり、屋敷の火事で亡く

 

なった事を知らされるのでした、、。 メラメラ

 

 

 

 

ある日、グレタがシャワーを浴び戻ると着替えとネックレスが消えていました。 ブラ

 

ームスに被せた布も落ち、誰も居ないはずの屋敷に誰かいるのでは?と疑いますが、

 

屋敷の窓という窓は釘で塞がれていて、外から人が侵入出来るはずはありません。そ

 

れから度々不気味な現象が起きるようになり、疑心暗鬼になるグレダ。(おかしいの

 

は私?)そして遂に決定的な出来事が起こります。

 

 

 

 

自分の部屋に居たグレダがドアを開けるとそこには消えていた靴が揃えて置いてあり

 

ました。 ブラームスの部屋を覗くと、寝かせていたはずのブラームスはベッドの縁に

 

座っていたのでした。(アカ~ン!です)グレダはブラームスの人形に魂が宿ってい

 

ると思い込むようになります。再びマルコムが配達で訪れた時、グレダは「ブラーム

 

スは生きている、だから確かめてほしい事がある」 と告げ、実験を始めます。  

 

 

 

 

部屋にブラームスを置き、隣の部屋で合図をすると置いてあったブラームスが別の場

 

所に移動しているのでした。 それを一緒に見たマルコムもブラームスの存在を否定出

 

来なくなります。ドクロ それから実際の子供のようにブラームスを扱うようになったグ

 

レダ。 他人から見たら異様な人形との生活が続いたある日、突然の招かれざる客が訪

 

れるのでした、、。 ドア

 

 

 

 

大きなお屋敷で不気味な人形と暮らす事になる女性のお話。 サイコな老夫婦モノか

 

と思いきや、二人は旅行へお出かけしてしまい、可愛くもあり怖くも見える絶妙なル

 

ックスの人形との二人暮らしとなってしまいます。亡くなった子供の身代わりとなっ

 

ているこの人形に、まさかの怨念が憑りついて「死霊館」のアナベルやチヤッキーの

 

ような悪さをするオカルト映画だと安心した私でしたが、な、な、なんと~ ビックリマーク の作品

 

でございました。

 

 

 


ホラー映画ではありますが、わっ!という音だけのビックリ演出もない為、この手の

 

作品が苦手な方でもご覧になれる代物ですし、ちゃんと恋愛もあったりします。

 

しかしこの人形、 ビスク・ドール という独特の質感がなんとも不気味、黙って座って

 

いるだけでも画になるそのお姿は、それだけで十分 GOOD な仕上がりです。

 

人形ホラーが好きな方にはたまらない作品だと思いますので、下手な文章ながら、こ

 

の先が気になるというご理解ある方は、この機会にでもご覧になってみて下さい。

 

では、また次回ですよ~!  パー