検死官のポールは、運び込まれた女性の遺体の頭部から紙切れを見つける。そこにはポールの娘ハンナの名前と電話番号が書かれていた。ハンナは「指示に従わないと殺される」と話し、エリックという人物から指示を受けるようポールに伝える。しかしエリックに電話を掛けると、電話に出た女性リンダは「エリックは死んだ」と話し、

 

 

 

 

 

 

こちらは2018年制作の ドイツ映画 ドイツ です。(132分)

 

遺体に隠された謎を元に、誘拐された娘の行方を追うサスペンススリラー作品です。

 

 

 

 

  検死官のポールはある日、運ばれてきた女性の遺体の頭部に小さなカプセルが

 

埋め込まれているのを発見します。 薬  そのカプセルから出てきた紙切れには、彼の

 

娘、ハンナの名前と電話番号が記されていました。慌ててハンナに電話をすると「指

 

示に従わないと私は殺される」 と告げるハンナ。「エリック"を待って指示を受け

 

て」 と伝え電話は切れます。 

 

 

 

 

エリックの指示を仰ぐため、電話をかけるポールでしたが、応答したのはエリックで

 

はなく、リンダと名乗る別の女性でした。  携帯 「エリックは死んだ」 と電話の向こ

 

うで語るリンダ。その傍らには、エリックと書かれた服を着た男の遺体が転がってい

 

ました。 リンダは偶然その遺体を発見し、遺体にあった携帯に出ただけの女性でした。 

 

 

 

 

そして現在、彼女の住む島は嵐の影響で孤立状態にありました。 一刻も早く娘を救出

 

したいポールは​​​​​遺体に隠されたヒントを得る為に、何の知識もないリンダに電話を通

 

じて遺体の検視と解剖を依頼します。

 

 

 

 

こうして島へと車で向かうポールと遺体のある現場に居合わせたリンダの二人は離れ

 

た場所で電話の会話を通じて解剖と、遺体に隠された手掛かりを求めて二人三脚の捜

 

索を始める事になるのですが、そこには大きな謎の繋がりが関わっているのでし

 

た、、。

 

 

 

 

大金を掛けたハリウッド映画に比べると前半の吹雪映像等の見劣り感はありますが、

 

お話自体はなかなか面白く飽きさせない作品です。前半のリンダのストーカーの件

 

や、ポールの犬の件等がややゴチャゴチャしてはいますが、事件にお話が集中してか

 

らはドキドキワクワクというこの手の作品に期待するものはちゃんと用意されてい

 

て、中盤ダレるという事もなく最後まで見せてくれます。

 

 

 

 

まぁ、いくら切羽詰まった状況とは言え、偶然電話に出た女性を電話を介して解剖さ

 

せるというあり得ない状況を飲み込んだ上での話ではありますが、、。 ウインク

 

ストーリー上重要なポイントだからでしょうか?数体の解剖シーンがありますが、か

 

なり映像的にリアルに作られていて力が入っている為、苦手な方はご注意して下さい

 

 

 


他のサスペンス作品同様に、怪しげな人物や匂わせも多々あります。 中でもポールに

 

同行する事になるインターンのインゴルフ、やたらと匂わせ匂わせしますが、な~ん

 

だ何でもなかったのか!と思わせての、、、もしや!の匂わせでフェードしますが、

 

彼ってもしや !? と、終わった後からでも頭の中で様々に考察出来るようになってい

 

ます。

 

 

 

 

他にも観ていたものが実は、という時間軸を利用した仕掛けがあったりと、多くのサ

 

スペンス作品を観ている方でも 「こうきたか!」という部分があったりして意外と楽

 

しめる作品に仕上がっております。

 

 

 

 

主人公の一人ポールを演じるのが モーリッツ・ブライプトロイ という役者さんで、​​​​

 

「​​℮S」 等でお顔をご存知の方もおられるかも知れません。 意外や私も「黄金のアデ

 

ーレ」 や「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」「ラン・ローラ・ラン」と観ておりま

 

した。

 

 

 

 

ドイツ映画という事もあってか、他の方は分かりませんでしたが、リンダ役のヤス

 

ナ・フリッツィー・バウアー はじめ皆さん好演されております。

 

という訳で、期待が薄かった分、意外や楽しめた作品でしたので、皆さんも機会があ

 

ればご覧になってみて下さいませ、です。  目

 

ではまた次回ですよ~!  パー