ゴジラが巨大生物ムートーと死闘を繰り広げ、サンフランシスコに壊滅的な被害をもたらしてから5年。その戦いに巻き込まれ、夫マークと破局を迎えた科学者のエマは、特務機関モナークで怪獣とコミュニケーションがとれる装置の開発に当たっていた。そんなある日、エマと娘のマディソンが、装置を狙う環境テロリストのジョナ一味によってさらわれてしまう。事態を重く見たモナークの芹沢博士とグレアム博士は、マークにも協力を仰ぎ、ジョナたちの行方を追うのだったが、、。
こちらは2019年制作の アメリカ映画 です。 (132分)
以前こちらでもご紹介した 「GODZILLA ゴジラ」 (2014年) 「キングコング:
髑髏島の巨神」( 2017年)のモンスターバースのシリーズ3作目でございます。
主役は前作のコングから再びゴジラに戻っての物語。 ゴジラ2作目にして早くも
キングギドラ、ラドン、モスラ の4体を登場させるという大盤振る舞い。その為か
個々の描写はかなり大ざっぱで、モスラの変身等の見せ場の無さは残念でした。(モ
スラの住み家は日本で良くないですか?)
中国市場への忖度とチャン・ツィイ―の起用に、、。その他、本作オリジナル怪獣が
数体登場しますが、どれも微妙な仕上がりで、日本の怪獣、怪人デザインのバリエー
ションの豊かさを改めて感じました。
この手の作品に無理から差し込んで来るファミリードラマ感と、怪獣のバトル中に邪
魔する人間。 怪獣退治に恐ろしい爆弾を連発しますが、そもそものゴジラのメッセ
ージを無視している本末転倒のアメリカって、、。 ゴジラのお家を爆破(それも核
爆弾?)しておきながら、人間の都合でキングギドラと戦わせようと仕向けるなんて
今回はやっと渡辺謙さんの見せ場があって安心しましたが、日本の特攻隊を思い浮か
べたのは私だけでしょうか それを経て、ラストのゴジラの覚醒にスーパーサイヤ
人になるのかと戸惑いましたが、、。
色々とノイズになる要素が多くありますが、アトラクションエンターテインメント映
画として馴染みのある怪獣達が画面いっぱい暴れまくる姿が楽しめる作品です。
100億円以上かかった映画を自宅で観るという、贅沢さの極みが堪能出来ます。
そうそう、エンドクレジットの後にオマケのエピソードがありますので、お見逃しな
いようお気を付けくださいませませ。
「怪獣よりも恐ろしいのは、やっぱり人間 」 を教えてくれる映画でございました。
お時間と機会があればご覧になってみて下さいませ、です。
では、また次回ですよ~!