ロサンジェルスの新聞社に勤めるコラムニストのベンジャミン・ミー。 最愛の妻の死から半年たった今も悲しみは癒えず、一方で14歳の息子ディランはたびたび問題を起こし、7歳の娘ロージーも元気がない。 そこで新天地での再スタートを決意したベンジャミンは、郊外の丘で理想的な物件を見つける。 ところがそれには、2年間閉園状態の動物園と個性豊かな飼育員たちも付いていた。 それでも、ロージーの喜ぶ姿を見たベンジャミンは、周囲の反対を押し切り、動物園を購入してしまう。 そんなベンジャミンに対し、飼育員チームのリーダー、ケリーは、素人に動物園のオーナーは務まらないと警告するのだったが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは2011年制作の アメリカ映画 アメリカ です。 (124分)

 

2008年に ベンジャミン・ミー 本人により出版された回顧録を原作に、映画用に脚

 

色された実話ベースの ヒューマンドラマで、「あの頃ペニー・レインと」 の キャメ

 

ロン・クロウ が監督。 

 

 

 

 

マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、エル・ファニング、等の豪華な出演

 

者が顔を揃えています。 キラキラ 少々やっつけ感のある日本タイトルをつけられたのが可

 

哀そうな本作ですが、内容はちゃんとしていますのでご安心下さい。

 

 

 

 

演劇  妻を失いながらも仕事に追われるベンジャミン。 二人の子供の面倒もみていま

 

したが、14歳の長男 ディランは度々学校で問題を起こし退学になってしまう始末。

 

ベンジャミンは新聞社を辞め、新生活を始める為に新居を探す事にします。 7歳の

 

娘ロージーを連れ、新居探しをしていた時、校外に理想的な物件を見つけます

 

 

 

 

しかしその物件は訳あり物件で、2年間閉園状態の動物園で、個性豊かな飼育員達が

 

世話をつづけていました。 以前の持ち主の遺産で維持管理されていましたが、それも

 

残り少ない状況、、。 そして、絶滅危惧種の動物達の世話と管理をする事が購入条件

 

でした。ベンジャミンは諦め帰ろうとしますが、動物と楽しそうに話をするロージー

 

の姿を見て、購入する事を決意しますが、、。 といったお話です。 おうし座 ヘビ オカメインコ

 

 

 

 

あまりにも突飛なストーリーですが、実話ベースという強固な後ろ盾がある為に、そ

 

んな文句は吹き飛んでしまいます。 ただ、もう少しこの訳あり物件を購入する動機

 

に映画的な説得力が欲しかった気もします。 そんな風だから息子も心を開かなくな

 

っちゃったんじゃないのか はてなマーク とも思ってしまった私でした。

 

 

 

 

飼育員達との確執もこれといって無いものの、すぐに辞めるだろうと舐められていた

 

ベンジャミンの、諦めない彼の姿に飼育員達の信頼を勝ち取っていくその姿には、単

 

純ながらも感動してしまいます。

 

 

 

 

とは言え、飼育員のチーフが スカーレット・ヨハンソン。 園内のレストランの手伝い

 

をしている少女に エル・ファニング という配役。そりゃあ男子は頑張るでしょうね。

 

 

 

 

と、話が逸れてしまいましたが、、。 最愛の妻を喪ったベンジャミンと、最愛の母

 

親を喪った子供達が、家族として再び絆を取り戻す過程と、動物園の再建が同時進行

 

で描かれる事で、よりこちらも感情移入してしまうのでした。

 

 

 

 

長男のディランとの確執が、後半で意外とすんなり元どうりになる感じや、動物園の

 

資金の危機に、都合良いお金が出て来たリという面もややしますが。 札束

 

動物を通し、命を預かる責任や、老い、といった問題もちゃんと描かれています。 

 

 

 

 

ただ、ハリウッド的な恋愛要素のぶち込みはちょっと必要だったのか疑問でしたが、

 

飼育員がそれぞれ個性的で、その個性が生かされていたのは見事でした。 そして、

 

娘のロージーちゃんが、お兄ちゃんよりも大人で、所々で気の利いたセリフを言うの

 

が可愛いのでした。 ラブラブ   同じく動物達もなかなかの好演を披露してくれていますよ

 

 

 

 

動物園を再建し、再び 開園しようと奮闘するシンプルなお話で、王道ではあります

 

が、王道の力強さと、魅力にはやはり侮れないものがあり、王道で何が悪い!と言わ

 

れているような気にさえしてきます。

 

 

 

 

そんな訳で、過去に囚われず 「人生は冒険」 という ベンジャミンの前向きな生き方

 

に勇気づけられる映画です。 「20秒の勇気」 大切ですね。 

 

 

 

 

決して重くなく、コメディチックに仕上がっていますので、自然好き、動物好きな方

 

も楽しめる作品ですから、機会があればご覧になってみて下さいませ、です。  目

 

では、また次回ですよ~!  パー