ニューヨーク郊外に住むシングルマザーのブロガー、ステファニーは、ひょんなことから自分とは対照的にエレガントでミステリアスなママ友、エミリーと親しくなる。 ある日、ステファニーはエミリーに頼まれ、彼女の息子を学校に迎えに行く。 ところがその後、いつまでたってもエミリーは現われず、そのまま行方不明になってしまう。 ステファニーはブログでも情報を募るが、エミリーの行方は杳として知れず。 そんな中、彼女をミシガン州で目撃したという情報が入るのだったが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは2018年制作の アメリカアメリカ カナダカナダ の合作映画です。(117分)

 

以前、こちらでもご紹介した 「マイレージ、マイライフ」 や 「エンド・オブ・ウォ

 

ッチ」 等に出演されている アナ・ケンドリック と 「ロスト・バケーション」 「ゴシ

 

ップガール」 等に出演している ブレイク・ライヴリー ( ライアン・レイノルズと結

 

婚されているのですね!) の女優競演によるサスペンススリラー作品です。

 

 

 

 

演劇  大まかなストーリーは  をご覧いただくとして、本作、なかなか楽しめる作品

 

でございました。 女性同士が主人公のサスペンスのイメージとしては、以前ご紹介

 

した「告白小説、その結末」 や、「マルホランド・ドライブ」 といったドロドロとし

 

てエロティックな作品を思い浮かべますが、本作はかなり コメディチックに味付けさ

 

れています。

 

 

 

 

その多くは主演の アナ・ケンドリック演じる ステファニーの個性的なキャラクターに

 

よる所が大きいのでありました。 シングルマザーの彼女は子煩悩で、お世話好き。 

 

まぁその性格によってエミリーという、ママ友に出会う事になるのですが、、。

 

 

 

 

エミリーはステファニーが憧れるような、リッチでエレガントな女性。こんなママ友

 

が欲しい!と思ったかどうかは別にして、エミリーの子供を預かってあげた事で親し

 

くなり、彼女の家へ度々お邪魔する事に。 エミリーのお家は思った通りのお洒落な豪

 

邸、旦那さんも、これまたイケメン?でありました。 キラキラ 

 

 

 

 

そんな折、いつものようにステファニーに子供を預けてエミリーが行方不明になって

 

しまいます。 ステファニーなりに行方を探しますが、ある日遺体で見つかります。

 

悲しみに暮れるステファニーと夫のショーン。 いつしか二人は良い感じの仲に、、

 

 

 

 

その流れのまま、二人は同棲に、となるのですが、死んだはずのエミリーの影が、ス

 

テファニーの周囲で感じるようになります。 こちらも まさか、、? と勘ぐり始めま

 

すが、何と!ステファニーは独断で、亡くなったはずのエミリーの影の正体を探偵ば

 

りに捜索し始めるのでした、、。 あしあと サーチ

 

 

 

 

とにかく、この庶民派とセレブ派の対照的な二人の女性が魅力的です。 ミステリア

 

スでエレガントなエミリーと、その暮らしぶりに憧れるステファニー。 この組み合

 

わせが本筋のミステリー要素をより観客に深読みさせる材料にもなっています。

 

 

 

 

ステファニーという人物が最初から好人物に描かれ、時に若干うっとうしい感じもあ

 

り、逆に怪しい感じもするのですが、途中からエミリーを探し始めるという展開にな

 

り、こちら側の容疑者リストから早目に消去してしまう感じになり、少々残念な演出

 

ですが。 それもミスリードでは?と、なかなか飽きさせないように構成されています

 

 

 

 

多くのコメディ要素は彼女の行動や言動で、場違いなダンスや車中のラップが笑えま

 

す。地味にやっている料理の動画ブログも良いアクセントになっていて、ちゃんとラ

 

ストにも利いてくるあたりは、流石であります。

 

 

 

 

反面、根幹の真相部分は思っていたよりもシリアスなもので、ちゃんとクライムサス

 

ペンスだったりして、ステファニーのコメディ演出とのバランスにちょっと戸惑う所

 

もありますが、細かい部分は気にせずに、ラストのアップテンポなエンディングまで

 

楽しませながら見せてくれます。

 

 

 

 

本作でも、強い女性に挟まれた男性は、やはり情けない存在でございました。 チーン

 

その分、どちらの女性もとても魅力的で、それが本作の一番の見所でもあります。

 

女性のファッションもお洒落で、映像的にも楽しめます。 エンディングはそれぞれ

 

の着地点に落ち着かせる巧みな脚本。 ただ、一番の犠牲者はエミリーの息子ニッキ

 

ーなのですがね、、。 赤ちゃん

 

 

 

 

そんな訳で、ハードルが低かった分。 意外と楽しく鑑賞する事が出来た本作でした

 

もし時間があって、チャチャっと楽しめる作品が観たいという時には丁度良い映画だ

 

と思いますので、機会があればご覧になってみて下さいませ、です。  目

 

PS ・ 道路への飛び出しはハイブリッドカーにご注意をですぞ ビックリマーク

 

では、また次回ですよ~!  パー

 

 

 

 

 

 

 

エンドクレジットに流れるこの曲 「デスプルーフ」 の時とはまた違う良さがあります 音譜