3歳の時に母親に家出され、父親と2人でフロリダ郊外に引っ越してきた10歳の少女オパール。 彼女はある日、スーパーで一匹の野良犬と出会った。その犬を一目で気に入った彼女は、スーパーの店名にちなんでウィン・ディキシーと名付け飼うことに。 ウィン・ディキシーはなんと、笑顔をみせることと人の話に耳を傾けることができた。  そのおかげで、オパールは明るさを取り戻し、周囲の人々、さらに父の心まで解きほぐされていく。 だがある雨の日、ウィン・ディキシーが突然姿を消してしまう

 

 

 

 

 

 

こちらは2005年制作のアメリカ映画 アメリカ です。(107分)

 

児童文学の映画化の本作。本 田舎+少女+動物+片親 という反則のような要素

 

が、ぎっしりと詰まった ミルフィーユ のような作品でございます。  カップケーキ

 

 

 

 

ナゾの人  牧師をしている父親の為、ナオミ という田舎町に引越して来た オパール。 友達

 

が出来ない事に悩んでいたある日、お使いで訪れたスーパーで 野良犬に出会います。

 

犬を救う為、自分の犬だと嘘をつき、とっさにスーパーの名前である ウィン・ディキ

 

シー と名付け家へ連れて帰ります。 

 

 

 

 

父親は反対しますが、引き取り手が見つかるまでという条件で一緒に暮らす事になる

 

のでありました。    犬   ウィン・ディキシーと暮らし始め、オパールの生活

 

はどんどん変化していきます。 そのきっかけのほとんどは、ウィン・ディキシーが

 

作ってくれたものですが、あくまで きっかけ で、その後はオパールが自ら切り開いて

 

行きます。 

 

 

 

 

ペットショップのギター好きの店員、図書館の老婦人、魔女と呼ばれる目の悪いおば

 

さん。 といった人々に出会ってオパールの世界は広がり、オパールに関わった大人

 

の心も変化し、癒されていくのでありました。  キラキラ

 

 

 

 

意味深げな日本タイトルのせいで、勝手に初期の ハルストレムのような作品かと思っ

 

たら、かなりオーバーアクトなアメリカンな作風に、「あちゃ~っ」 と思った前半で

 

したが、徐々に良い感じに世界が染まり始め、最後には ホンワカ とした気分にさせて

 

頂きました。  

 

 

 

 

とにかく オパールを演じる アナソフィア・ロブ ちゃんの可愛さ、それにも増して ウ

 

ィン・ディキシー ( ピカルディー・シェパード )の虜になってしまった私でしたラブラブ

 

 

 

 

子供向けの映画のように思われるかも知れませんが、これがなかなか大人にも訴える

 

所が多くあります。 

 

 

 

 

「 旅立つ者は引き留められない。優しくできるのはそばにいる間だけ、、。」「ママ

 

を思うのは歯の抜けた跡をつい舌で触るのに似てる。どんなに考えても心の空っぽな

 

部分は消えない。そこはきっとママの場所なんだ。​​​​​​」 といった染みる言葉が多数出

 

てきます。

 

 

 

 

劇中に登場する リトマスキャンディー、木にぶら下がり揺れてる空っぽの瓶、10の

 

特徴 等。比喩として様々な意味にとれ、意外と奥深く 味わいのある映画となっていま

 

す。

 

 

 

 

母親を恋しがり、友達が欲しかったオパールが、ウィン・ディキシーと出会った事で 

 

自分も、そして周りも波紋のように癒していく。そんな幸せな気分になる作品です。

 

 

 

 

幼い頃の エル・ファニング も見る事が出来ますぞ! 小品ながら良作でございますの

 

で、わんこ好きや、ホンワカ作品 がお好きな方はこの機会にご覧になってみてはいか

 

がでしょうか はてなマーク です。    目

 

では、また次回ですよ~!  パー