マイアミで取立屋を行っているチリ・パーマーは無類の映画好き。 ボスが急死したため彼らの組織は悪党レイの傘下に入ることになったが、チリを嫌うレイは彼に取り立ての難しい仕事をまわす。 飛行機事故で死んだ事になっているクリーニング屋レオの足どりを追ってベガスに赴いたチリは、レオの情報と引き換えにハリウッドのB級映画プロデューサー、ハリーからの借金回収を頼まれる。 だが愛人カレンの家に押し入ったチリとハリーは意気投合し、いっしょに映画を作る話で盛り上がる。 だがハリーは、ヤバイ商売で有名な会社から渡されていた映画資金を使い込んでいたのだった
こちらは1995年制作の アメリカ映画 です。 (105分)
「 アダムス・ファミリー 」 「 メン・イン・ブラック 」 といった ヒット作シリーズ
を撮っていた、バリー・ソネンフェルド監督の作品であります。
ビデオ時代に観た映画でしたが、なんとなくしか覚えてなかった為に、再見してみよ
マイアミで取り立て屋をやっている チリ・パーマ 。 彼は無類の映画マニア 取
り立て先の LA で 映画プロデューサー ハリーと意気投合した彼は、本業を忘れてハリ
ーが温めている脚本の実現へ向けて動き出すのでありました、、。といったお話です
主人公の チリ・パーマを演じるのが ジョン・トラヴォルタ 「パルプ・フィクショ
ン」 で再ブレイクした直後で、本作でゴールデングローブ賞の 主演男優賞 を受賞し
ています。 他にも、ジーン・ハックマン、レネ・ルッソ、ダニー・デヴィート、ベ
ット・ミドラー と豪華な顔ぶれ。
映画製作とギャングの取り合わせがなかなか面白い作品ではありますが、前に観た印
象よりは、やはり何か物足りなさを感じてしまった私。 もっと面白かった気がして
たのに、、。 これも あるある でしょうか? 但し、役者の皆さんは好演されております。
特に助演のギャングの二人はパンチが効いていて見事な悪役ぶり。 ジーン・ハックマ
ンもいつもとは違う キナ臭い 監督役を、楽しそうに演じております。 ただ、主人公
の チリ・パーマ のバックグラウンドが全く見えてこないので、なかなか面白いキャラ
クターなのに、感情移入しずらかったのが少々残念でした。
ラストの 爽快感 に至るまでが、ちょっとモゴモゴした感もあって、オフビートとは言
え微妙でした。 ジョン・トラボルタ が、自分の出演作を自虐的に言う場面には苦笑
いしてしまいましたけど、、。
本作で一番美味しかったのは、ギャングにいいように使われていた ジェームズ・ガン
ドルフィーニ でしたね。何故か文句が多い内容になってしまった感がありますが
この 絶妙に微妙 な アンサンブル ( 褒めてない?) がハマる方はハマるか
も、、です。
ジョン・トラボルタ を始め、オジサマが多数出演されていて、オジサマ好きな方には
お薦めでございます。 (なんという薦めかた、、) 90s 感 満々の作品ですの
で、興味が湧きましたら覧になってみて下さいませ、です。
では、また次回ですよ~!