フランケンシュタイン博士の曽孫フレデリックが、博士の遺産を受け継ぐことになった。ルーマニアの古城を訪れた有名な脳外科医であり医大講師のフレデリックは、博士のノートをもとに、モンスターの創造を試みるが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは1974年制作の アメリカ映画 アメリカ です。 (106分)

 

パロディ映画で有名な メル・ブルックス 監督を確立させたコメディ映画で、主役を演

 

じるジーン・ワイルダー が共同で 脚本を書いております。  本

 

 

 

 

ナゾの人  あの有名なフランケンシュタイン博士に子供がいたら? といった発想で展開する

 

本作 「〇曜洋画劇場」 で、ジーン・ワイルダー の声を 広川 太一郎 さんがやってお

 

られたのが印象深いこの映画でありますが、、。 (分かる方が限られますが)

 

 

 

 

「フランケンシュタイン」 の初期映画3本の作品のおいしい所を混ぜ合わせたような

 

内容になっていて、パロディながらちゃんとリスペクトを持って作られております。

 

1931年に公開された作品同様、モノクロで撮影されており、映像はとてもエレガ

 

ント。

 

 

 

 

セットもゴシックを基本にした作りで、ディテールにまで凝っております。 クラシカ

 

ルなメイクのワイルダーの まじめ な熱演。手伝いを務める テリー・ガーのコケティ

 

ッシュな可愛らしさ助手で目が飛び出しそうなせむし男を演じる マーティ・フェルド

 

マン の小ボケぶり。 ポーン

 

 

 

 

純粋なモンスターの不思議な魅力。 後半でのワイルダーとのダンスシーンの可愛らし

 

さは見所の一つです。 そして忘れてましたビックリマーク、モンスターが出会う盲目の男を演じる

 

のが ジーン・ハックマン。 彼の家で振る舞われる食事の場面。盲目な男の為、よそわ

 

れるスープがモンスターの股間に降り注がれたり、乾杯でコップが割られたり、葉巻

 

と間違われて指に火を点けられるという災難に遭うモンスター  あせる ついつい笑って

 

しまうのでした。 メラメラ グッ

 

 

 

 

大きな笑いは無いものの はてなマーク クスッと笑える場面が満載です。 

 

カメラ、照明、衣装と、クラシカルに忠実で綺麗な作品でございます。 そして基本的

 

なメッセージはしっかりと息づいているのが憎い所です。 

 

 

 

 

ラストでの 「この世の天国を見つけたわ~♪」 は、下ネタにもとれますが、これこそ

 

生命誕生の根源に繋がっているようにも感じられ、これまた フランケンシュタイン と

 

いう作品のテーマとも掛かっているようで、そこも見事に笑いにしている上手さがあ

 

りました。

 

 

 

フランケンシュタインではなく、フロンコンスティン!が耳に残る私なのでした。 

 

パロディ映画の 金字塔 的なリスペクトを持った エレガント な作品ですので (チャー

 

リー・シーン の作品とはちょっと違いますね、、ドクロ ) 

 

 

 

 

という訳で機会があればご覧になってみて下さいませ、です。 目

 

では、また次回ですよ~!  パー

 

 

 

 

 

 

 

フランケンシュタインとモンスターのダンスシーンがキュートであります  ラブラブ 音譜