今はタクシードライバーとして穏やかな日常を送る元CIAエージェントのロバート・マッコール。しかしひとたび困っている人を見れば、圧倒的戦闘スキルで悪人たちを一瞬で始末する最強の殺人マシンへと変貌する。そんなある日、CIA時代の元上官で、唯一の理解者でもあるスーザンが何者かに惨殺される事件が起きる。怒りに震えるマッコールは自ら真相を突き止めるべく、極秘に捜査を開始。次第に事件の核心へと近づいていくマッコールは、やがて身内であるCIA、しかも自分と同じ特殊訓練を受けたスペシャリストが関与していることを突き止めるのだったが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは2018年制作のアメリカ映画 アメリカ です。 (121分)

 

前作 「イコライザー」 から4年。 デンゼル・ワシントン が、 元CIAのエージェン

 

ト、ロバート・マッコール としてカンバックした続編。 監督も前作と同じ アントワ

 

ーン・フークアが続投した正統派の2作目になります。

 

 

 

 

 


8mm  前作ではホームセンター勤めだったマッコール。 今回はタクシードライバーとし

 

て働いておりました。 オープニングでは娘を連れ去られた女性の為、娘を追って列

 

車の中でちゃちゃっと悪人を懲らしめて娘を奪還、名前も告げず政府機関へと送り届

 

けるマッコール。

 

 

 

 

 

 

007からの伝統的な、本編へ入る前のワンエピソード。 カッコ良すぎであります。

 

本編では、旧友のスーザンが、ある不審な事件を捜査していた時に何者かに殺されて

 

しまいます。 ナイフ  最もマッコールを理解してくれていた旧友の復讐をする為、秘

 

密裏に捜査を始めるマッコール。 そんな彼の住むアパートに気にかかる黒人学生が

 

住んでいました。

 

 

 

 

 

 

マイルズというその青年とひょんな事から親しくなったマッコール。将来に悩んでい

 

る彼に父親のように、何かと気遣うマッコールでありました、、。 モグラ

 

そんな中でもスーザンの捜査を続けていたマッコールに刺客が訪れます。 その刺客を

 

仕留めたマッコールは、刺客の持っていた携帯電話から黒幕の手掛かりを得ます。 

 

 

 

 

 

 

その黒幕に宣戦布告をするマッコール。 しかし相手も殺しのプロ、マッコールの行方

 

を掴み、彼を始末する為に追いかけます。 そればかりか、その殺し屋の車のトランク

 

にはマイルズが拘束されて連れ出されていたのでありました、、。 cypha red DASH!

 

 

 

 

 

 

といった所が大まかなストーリーであります。 前作では クロエ・グレース・モレッ

 

ツ演じ少女とのふれあいが、マッコールのキャラクターを理解する良いエッセンス

 

になっていました。が、本作ではよりキャラクターに深みを持たせる意味も込め、黒

 

人青年とのやり取りが軸になっています。 続編となると、どうしても派手なアクシ

 

ョンになってしまうのは仕方のない試練ですが、本作では冷静なマッコールのスマー

 

トなアクションは健在です。

 

 

 

 

 

 

後半の雨と風が吹きすさぶ、嵐の町での立体的なアクションは、黒澤映画の 「七人の

 

侍」 や 「用心棒」 を彷彿とさせます。 ただ、主人公がかなり最強とこちらが分か

 

っている為、今回は彼の弱みである マイルズという青年を人質にするというアイデア

 

が上手く働いたといます。 アフリカ人

 

 

 

 

 

 

しかし、悟りの世界にまでたどり着いているようなマッコール。 あまりにも人の為の

 

必殺仕事人のような、ある種の善行を行っている彼は懺悔の念もあるのかもしれませんが、

 

彼自身が幸せそうでない事に、哀愁と悲しみを感じてしまう私でありました。  真顔

 

 

 

 

 

 

そして個人的に最も気に入った場面は、アクションシーンではなく、救った少女の実

 

家の本屋さんで、二人だけが理解している事を表現した 「し~っ!」 の仕草をする少

 

女とのアイコンタクト場面でした。  目  他にも本作では人間的なマッコールの微笑

 

ましい場面がいくつか登場しますので、人間ドラマ部分でも楽しめる作品でした。 

 

個人的には、続編て残念な出来になりがちですが、本作はまた違った楽しみも出来る

 

ような作りになっていて、なかなか楽しめた映画となっていました。 

 

 

 

 

 

 

とにかく デンゼル・ワシントンが演じてこそのキャラであり、こういった作品でもち

 

ゃんと魅力を発揮している所は、さすが映画スターでございます。 キラキラ

 

映画観てスカッとしたい方にはお薦めの作品ですので、機会がありましたらご覧に

 

なってみて下さいませ、です。 目

 

 

では、また次回ですよ~! パー