元CIA工作員の父にフィンランドの山奥で人知れず育てられた16歳の少女、ハンナ。幼い頃から格闘技をはじめあらゆる戦闘テクニックを叩き込まれ、ついにその戦闘能力は父をも凌ぐまでになっていた。そして、父のもとから旅立つことを決意したハンナ。父はそんな娘に、かつての同僚であるCIA捜査官マリッサに命を狙われる、“彼女に殺されるか、お前が殺すかだ”と忠告するのだが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは2011年制作の アメリカ映画 アメリカ です (111分)

 

以前ご紹介した 「 ウィンストン・チャーチル 」 の ジョー・ライト監督作を検索して

 

いた時に、たまたま目に止まったのが本作でありまして、作品内容よりも出演者に惹

 

かれたのでした。 aya  今をときめく シアーシャ・ローナン、そして ケイト・ブラ

 

ンシェット、エリック・バナ という豪華メンバー キラキラ これは観るしかありませんで

 

しょ!てな訳でレンタルしてみた次第です  DVD  手

 

 

 

 

 

 

8mm  映画自体はSF要素を絡めた アクション映画のジャンルでございます。 雪深い

 

フィンランドの山奥でサバイバル生活をしている父親とハンナ。 

 

 

 

 

 

 

まるで 「レヴェナント」 の ディカプリオを連想させるような狩猟場面や、 トナカイ ハン

 

ナに格闘技を伝授する父親家の中ではドイツ語やイタリア語を喋らせ、サバイバルだ

 

けではなく、かなりの英才教育も行なわれているのでした。 そんなハンナが唯一大

 

事にしているのが グリム童話の本  本 そこにはずっと昔に亡くなった母親のポート

 

レイトが挟まっているのでした。

 

 

 

 

 

 

 

映画は中盤まで説明的な描写をしない為、こちらで状況を想像する事になります。 

 

どうやら父親は何かから身を隠す為に、17年もの間そこでハンナと暮らしているよ

 

うです。しかし、ハンナに独り立ちの時がやって来ました。父親が隠し持っていたあ

 

るボタン  自爆スイッチ それを押す事でハンナは外の世界に出る事が許されますが、同時に父親

 

の居場所を知らせる装置でもありました。 電波

 

 

 

 

 

 

ハンナは決意し、ボタンを押します。 父親は再会の場所を告げ旅立ちます。 遂に

 

ンナは独りになりますが、そこへ ヘリに乗った武装集団がやって来てハンナは拘束

 

されてしまいます。

 

 

 

 

 

 

武装集団はCIAでした。 要塞のような施設で様々な質問を受けるハンナでしたが、卓

 

した能力を使いそこから脱出します。 父親同様、CIAに追われながら、本当の意

 

味の独り立ちの旅が始まるのでした、、。 

 

 

 

 

 

 

といったように、ストーリー自体はかなりの ぶっ飛び 設定であります。 まぁ、それ

 

が映画の醍醐味でもあります。 お話が進むにつれて何故父親がCIAに追われる身な

 

か? ハンナという少女の生い立ちというものが徐々に明らかになっていく仕掛けに

 

なっていて、飽きる事はありません。 森の生活で鍛えられた能力によって、ハンナ

 

が見せるアクションシーンも中々の見応えで、私の持っていた シアーシャ・ローナン

 

像とのギャップも楽しめます 筋肉

 

 

 

 

 

 

本作の基本は、思春期の少女の成長と、巣立ちの物語です。 鳥の巣  劇中にも登場する

 

グリム童話に代表される、様々な おとぎ話 を映画の中に取り込んで、ハンナという少

 

女を主人公にしたファンタジーとして構成されているという見方も出来ます。 おすましスワン  

 

 

 

 

 

 

ハンナを追うCIAの女性エージェントは正に 姫を狙う 魔女 そのものですし、彼女に

 

われた追手もオオカミ等のキャラであります。  後半に登場する グリムの家 は、

 

もう アリス の世界そのものでラストの舞台は大きなオオカミの口形のアトラクション

 

という確信犯です。 口  

 

 

 

 

 

 

逃げて追ってのアクションメインの映画ではありますが、実は面白いのは、普通の人

 

社会と出会い、様々な体験をする場面です。 特に同じ年齢の娘との友情や、その

 

家族とのエピソードの場面は観ていて和みます。 

 

 

 

 

 

 

監督さんには悪いですが、そちらだけでも十分面白かった私でした 。(シアーシャ好

 

きだからか、、?) ケイト・ブランシェットもかっこいいガンアクションを披露

 

し、怖いエージェントに凄みを持たせています ドンッ 銃

 

 

 

 

 

 

エリック・バナも、改めて素敵でございました。 ウインク  音楽は ケミカル・ブラザ

 

ーズ が担当しています。 WIRE 音譜

 

そんな訳で、多少の はてなマーク もありますが、女性でも そこそこ楽しめる映画になっている

 

と思いますので、機会があればご覧になってみて下さいませ、です。  目

 

では、また次回ですよ~! パー