両親と小さなシェルターの中で平和に暮らしてきた25歳の青年ジェームス。彼の楽しみは、子どもの頃から毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見ること。ところがある日、警察が来て、両親だと思っていた2人が、赤ちゃんだった彼を誘拐した犯人だと判明する。 何よりもショックだったのは大好きだった「ブリグズビー・ベア」が、偽の両親によってつくられていたため、2人の逮捕によって新作が見られなくなってしまったことだったが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは2017年制作の アメリカ映画 アメリカ です。 (97分)

 

何か不思議な映画であります。 お気軽 B級コメディ映画と思ってレンタルしてみた

 

のですが、意外とヒューマンドラマ仕立てな、ほっこりするような作品でありました

 

 

 

 

 

 

8mm  両親と秘密基地のような場所で暮らす 青年ジェームス。 家の外は有害なガスに

 

覆われて、外界には出られないと教育されています。 そんな彼の楽しみはテレビで

 

放送されている 「ブリグズビー・ベア」 という番組。 宇宙を駆け巡り、悪と戦う 

 

ブリグズビー・ベア  コリラックマ  ジェームスとってブリグズビーは特別な存在でした。 ドキドキ

 

そんな不思議で平穏な生活を過ごしていたある日、警察が連なってやって来ます! 

 

なんとジェームズは赤ちゃんの頃、今の両親に誘拐され育てられていた事を知るので

 

した。 滝汗

 

 

 

 

 

 

実の両親の元へと戻ったジェームズでしたが、当然なかなか馴染めません。 その

 

上、彼の心の友えだった ブリグズビー・ベアは誘拐した両親が作った架空の番組だっ

 

た事を知るのでした。 ガーン ある日誘われたパーティーで、映像家志望のスペンサー

 

と出会った事で、ブリグズビー・ベアの最終話を自分で作る事を決意し、スペンサー

 

と仲間達の協力で製作を始める事にするのでありました。 カチンコ

 

 

 

 

 

 

誘拐した 偽両親 とのおかしな生活、現実世界に戻ってのギャップ、本当の両親との生

 

活、初めての友達との交友、そして映画作りを通じて様々な経験を体験していくジェ

 

ームズ。王道の展開ではありますが、カルチャーギャップの可笑しさと、両親と思っ

 

ていた二人との別れ、ブリグズビー・ベアという架空の友達しか居ない孤独と淋しさ

 

のコメディとシリアスな絶妙なバランスが心地よく感じられる映画です。 とにかく

 

出て来る人間が皆、善良な人ばかり。 特に一緒に映画作りをするスペンサーと、俳

 

優志望だった刑事さん。やさし過ぎです。

 

 

 

 

 

 

誘拐した偽両親ですら、ジェームズを本当に愛していて、ブリグズビー・ベアの中に

 

さりげなく道徳的な事や数学などが差し込まれていて、NHKで放送されているような

 

本当の教育テレビになっていたのでした。 ヘキサゴン そして 「カメラを止めるな」 以上に

 

チープでゆるい撮影風景の楽しそうな事。 いつの間にかジェームズはブリグズビ

 

ー・ベアと一体になって、彼の教えを信念に 「あきらめず、やり遂げる」 姿に、ジェ

 

ームズ自身、そして周りの人間も巻き込んで成長していく姿に共感してしまいます。

 

 

 

 

 

 

そして映画を完成させ、ブリグズビー・ベアを完結させた瞬間に彼は成長し、現実世

 

界を受け入れる事で、「ブリグズビー・ベア」 と決別する事が出来るのでした。

 

監督や主演者は 「サタデーナイトライブ」 等で活躍されている方らしいですが、こち

 

らでは全く存知ない方々であります。 他の出演者には、グレッグ・キニア、クレ

 

ア・デインズそして誘拐した父に マーク・ハミルという微妙な面々でございますが良

 

い味を出してますよ グッ

 

 

 

 

 

 

マーク・ハミル演じる 偽父が ライトサーベル ジェームズに 「我々は夢や想像力で厳しい現実か

 

ら自由になれる お前のその力は決して誰にも奪えない」 というセリフが不思議と胸

 

に響いた私でありました。 あえてチープな子供番組のように作られたセットや特撮

 

キモ可愛いブリグズビー・ベアが最後には好きになってしまうような映画です。 shokopon

 

 

 

 

 

 

見た目がゆるいながらも、なかなかどうして不思議な人間ドラマとしてご覧になれる

 

作品になっておりますので、機会があればご覧になってみて下さいませです。 目

 

 

では、また次回ですよ~! パー